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ありがとうございます。ではもう少し書かせてください。南米のほかの国はわかりませんが、ボリビアのカトリックは3つに分かれていると思います。先住民、移民、教会です。
かつて強制的にカトリック信者にさせられた先住民の人々は土着の信仰と混ざり合い、日本では見たことも聞いたこともない聖母マリアのご出現で溢れています。深い信仰がありますがすでに形が変わっています。教会もそれを受け入れています。この国でパパさまの写真を手に入れるのは苦労します。巷に溢れるのは聖母とイエズスと聖人でバチカンは重要視されていません。聖書も同様です。彼らのカトリックを教会側が受け入れた形です。
私の住むサンタクルス市は日本からの移民のコロニアがあります。多くは沖縄の人たちです。ここのカトリックは信仰ではなく慈善活動として定着しています。沖縄の土着信仰、仏教と混ざっています。お墓をみるとよくわかります。十字架をのせた屋根の下には位牌が飾られお線香が立てられています。今でもお葬式のことを考え死ぬときになったら洗礼を受ける人たちがいます。彼らの子孫は幼児洗礼をうけているものの多くの日本人がそうであるよう本来の信仰を持っていません。新興宗教の信者も多いです。
そして教会は幹は変わらないものの多くの接木をされ成長しています。
ボリビアのカトリックはエボ・モラレス大統領になり揺れています。サンタクルスは亜熱帯で土地が肥沃なため経済的にはまだ恵まれた地域ですので山岳民族の人たちもたくさん来ています。かつて自由を奪われ強制的に信者にさせられた人たちの子孫はカトリックの自由を守ろうと声をあげています。皮肉なことです。国民の60%近くが先住民ですが豊かな地方に住むわずかな人とそうでない多くの人の間で信仰に差ができてしまいました。自分たちのカトリックを信じつつ社会主義を歓迎しそれに従おうという人々と自由を守りイエズスに従おうという人々です。教会は当然後者の立場をとりますので、より混迷を深めています。
毎朝のミサは信者で満席ですし、ロザリオや御絵のない車はありません。一日が祈りの中にあり、生活の全てです。たしかにここはカトリック国です。しかしボリビアのカトリックです。かつてボリビアにまかれた種は本来の花とは違う花を咲かせました。しかし既に国中に花が咲き次々と種をつけています。絶やすことも元の花に戻すことも難しいです。
長々とすみませんでした。それでは又。

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