市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】ＴＢＳラジオ　荻上チキセッション（2022/9/1）

【永岡浩一さんからの通信】
ＴＢＳラジオ　荻上チキセッション（2022/9/1）　加藤直樹　関東大震災の際の朝鮮人虐殺を語る、大災害の際に外国人、マイノリティを標的としたデマ・流言は今も残り、差別で人権を否定、行政、メディアが率先して差別否定、流言防止をすべきことに主張する

　永岡です、本日は防災の日、ＴＢＳラジオの、荻上チキセッション、99年前の関東大震災の際に、朝鮮人、マイノリティ虐殺があり、犠牲者追悼式典があり、それを取材されたノンフィクションライターの加藤直樹さんがお電話で報告されました。パートナーは南部広美さんでした。タイムフリーで聞きました。

　加藤さんは朝鮮人虐殺を描いた本「9月、東京の路上で」も書かれて、墨田区で朝鮮人慰霊式典、しかし小池知事、慰霊の文章を送らず、小池氏は日本人の遺族へのメッセージを出したのみ、虐殺から目を背ける日本人、加藤さん、関東大震災の式典のお手伝いをされて、詳細の話などフォローできないが200人参加、式典をした。そして虐殺否定のクズも集まり、裏手の東屋に、毎年やり、今年は終わった後に、当時の永田市長の碑を見学して、それを東京都がガード、物々しい。

　チキさん、関東大震災追悼はヘイト式典だと説かれて、小池氏の追悼文なしについて加藤さん、都知事は9月1日の、虐殺により殺された犠牲者を繰り返さないメッセージなしは問題。その、関東大震災の虐殺、1923年、大正12年、昼前に大地震、台風のような暴風雨、火災が大変、東京は4割、横浜は8割消失、その怒りを発散するための流言があり、その標的が朝鮮人、井戸に毒など、その流言を警察が拡散、警察なら正しいで虐殺。行政、報道機関も虐殺を後押し、当時の新聞に流言記事があふれて、朝鮮人敵視、そして朝鮮人は日本にて貧困生活、1910年に韓国を日本は植民地支配、日本の進める土地開発は日本の都合、朝鮮の農民は貧困化して、日本に働き口を求めて貧困でやってきて、そして大災害＋流言。

　そして、否定論、過大評価などのレイシズムは今も生きていて、虐殺否定は工藤美代子氏の、2008年の否定本がルーツ、しかし中身は素人騙し、新聞は避難民の流言をそのまま載せて新聞は1週間無茶苦茶、朝鮮人が1000人行進など見た人はなく、今は否定本が研究対象、虚報だと工藤氏のくず本は認められている。

　そして、流言は災害時、あるいは火山噴火、水害時にあり、加藤さん、これは非常に危険、災害のたびに外国人差別デマは必ず出て、東日本大震災の時に、石巻市に外国人窃盗団とデマがあり、それを信じた右翼団体が武装して石巻に来て、これは外国でも報じられて、そして差別デマは暴力になり、否定しないと社会は破壊されて、行政の姿勢も問われる。

　関東大震災から99年、何かあるたびに、外国人、マイノリティが悪さという空想を否定する意識が必要、そして行政の役目も大きく、関東大震災の際には流言を行政が広めて、これは帝国議会でも審議されたもの。行政、社会が差別に基づくデマ、流言を否定するシステムを確保しないと、人権否定、破滅だと締めくくられました、以上、加藤直樹さんのお話でした。