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市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】J−WAVE SPIENAR from JAM THE WORLD(2021/6/25更新)

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 安田菜津紀&橋本淳司 水資源の危機を語る、新自由主義で企業が欲望のままに水を浪費、人間は膨大な水を使い、日本で浪費したら水資源の乏しい国がさらにしんどくなることを市民は知るべきことを説く


 永岡です、J−WAVEの音声配信サービススピナーでJAMTHE WORLDの特集コーナーUP CLOSEを配信するもの、今週の担当はフォトジャーナリストの安田菜津紀さん、ゲストは水ジャーナリストの橋本淳司さん、テーマは水資源の危機でした(https://spinear.com/shows/up-close-jam-the-world/episodes/up-close-jam-the-world-natsuki-yasuda-55/ )。概略追跡します。

 水の枯渇、ミネラルウォーターのヴォルビィックが危機、日本も世界も他人事ではなく、橋本さん、水ジャーナリスト、90年代に20代でバングラデシュに行き、水道なし、井戸が赤く塗られて、ヒ素汚染された地下水、住民はヒ素の怖さを知らないのではなく、住民は毒でも水を飲むしかなく、人間は水を飲まざるを得ず、ヒ素は慢性毒でも、このような格差、人権にも関心で追跡。橋本さんは世界の水を取材、フランスのヴォルビィック、地下水脈が枯れた=地域全体の水がなくなる=農業、魚養殖、飲み水と、企業の資源だけの問題ではない。原因は気候変動か、ヴォルぴぃっくの井戸は100mと深く雨の影響は少なく、しかし使っている水は数十年前のもの、しかしもちろん気候変動は関係して、雪が降り、しかし温暖化で早く流れてしまい地下水が枯れるもの。

 安田さんは、原因を問われて、橋本さん、地下水がたまるより汲み上げたらダメ、企業は地下水の資源量を知るべき、フランス政府の調べだとボトル28億本くみ上げを許可、これは地元で大問題、農業、漁業からくみ過ぎと批判、そして農業、漁業への悪影響は、この地域、企業と地元の対立は、企業は雇用もしてよくない+地下水がなくなり農業、地域の水がなくなったら長期的に人が住めない。さらに砂漠化などもあり、最悪は人間が住めなくなり、地下水がなくなり、環境難民にもつながり、深い地下水は枯れたら復活数十年かかる=枯渇したら実質再生は困難。

 他にも、フランスではダノン社、ネスレ社も問題、アメリカでも地下水のくみ上げすぎ問題、土地の所有者が水を勝手に売ってしまい地域住民の生活破綻、そして地下水は1点で吸い上げたら地盤沈下、下流で水がくみ上げられなくなり、住民は抗議しても地下水の枯渇との因果関係を証明しないとならず裁判で負ける。企業だけでなく、国も責任があり、水の枯渇の際にメーカーはどうしているのかについて、橋本さんの解説、90年代には水を石油のように扱い、なくなると移動、しかし21世紀、メーカーも住民とのトラブルを避けるためにサステナビリティレポートを作り、水資源保全を企業もしていたが、今回のダノンではそれでは十分ではない。もちろん日本も無関係でなく、日本だと富士山のふもとが当たり、日本の模様は、水は土地に付属する動産、土地を持つと水をくみ上げていいが、土地の所有と水のくみ上げは別にすべき。

 日本の水資源、国内のメーカーだけでなく、海外の資本も日本で水くみ、この場合土地の所有、農水省は2010年から規制、しかし面積はそれ以来急増、しかし日本人、法人をダミーにした海外資本があり、氷山の一角。過去に、自治体で水の採掘の際に、海外の企業に、あくまで余った水を使っていると詐称されたと橋本さんの報告があり、自治体の許可していないものを企業が使用して、そこでは海外資本のやりたい放題。そして今、水を取り過ぎないための法整備は、2010年に海外の資本が北海道の水を買ったことで、自治体は水が公と主張して、自治体の条例と、土地を持つ外国資本が対立、そして裁判だと自治体は大変、行政訴訟を起こされるのを恐れて、改正水循環法、今月成立だが、この法律は2014年に制定、水=公共性の高い資源と規定してもほとんどの国民は知らず地下水の細かい規定はなく、それで地下水のことを自治体が条例で定める法律が出来たもの、条例を後押しだが、国レベルで積極的な規制は、70年代から法規制の話があっても、地下水を利用するものの反対で頓挫。しかし地下水は地域により扱いは異なり、地域で保全する、国が財政面で支援ということが必要。

 地下水の資源の問題、他国でいい例はないかと安田さん問われて、法整備の進んだ国について、橋本さん、なかなか難しい、地下水を私のものと、公のものと考える国があり、そして地下水は国境を超えるので法整備はまだまだ、国境を超える、国際河川の権利関係はうまく行かず、中国が川の水を使いタイ、ベトナムが困り、しかし地下水は可視化されず、川の水より地下水の権利は難しい。

 日本は、レストランで水はただというレアな国ではあり、しかし橋本さんは日本がそれほど水で豊かではない、輸入食品で水を入れて、一人1700リットル!も日本で水は使い、個人宅では200リットルだが、工業生産、農業を入れてこれほどになり、食べ物として、カレー、豚肉、野菜を育ているのに、カレー1食に750リットル要り、3食だと2250リットル>一人の使用量1700リットルより多く、海外の資源でこれだけ水を使っている。

 そして、服、日用品にももちろん水は必要で、Tシャツと水の旅、綿花を育てるのに3000リットル要り、染色だと川を汚染、Tシャツは他国に迷惑をかけている可能性がある。安田さんも他国の水を日本で大量に使用すると、他国の水資源を汚染して日本が成り立つのは深刻だと説かれて、そして日本は水が豊かではないのに安田さんビックリ、そして日本で深刻な水不足は起きるかと問われて、橋本さん、雪の降り方が変わると問題、ゴールデンウイークに雪解け水が地下水になるのに、温暖化で雪が降らないと降水量は同じでも使いやすい水は減る+夏に集中豪雨、これも大変、どちらも温暖化の悪影響、水の保全は待ったなし。人工的な水の過剰使用も問題、近年は雪がなくスキー場ができないと、夏は渇水の恐れを市民は知るべき。

 人間に欠かせない水を保全するのに必要な取り組みは何か、大量の水を日本で消費、一人一人に求められることは、まず食べ残しをしない、一人1700リットル、しかし食べ残し、これが全部米なら10万リットル/一人ミスの浪費、豚肉だとさらに多い。そして地下水、見えない水を可視化すべき、チリでアボガドを作るのに1kg1300リットル要り、しかしチリの方は一人50リットルしか使えず、企業がアボガドを買い上げて、搾取の構造、もともと水の少ない地域から、水の多い先進国への水の移動は問題、水の汚染をしない企業から買うべき。

 安田さんも、水の危機、食料廃棄の問題に驚かれて、この問題を考えてほしいと締めくくられました、次回は青木理さん+武田砂鉄さん!です。こういうテーマはテレビでは決して放送されず、貴重です(テレビと全国紙の、クロスオーナーシップでの情報寡占が日本の民主主義を阻害しています)以上、安田さん、橋本さんのお話でした。



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