市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】和歌山放送ラジオ　伊藤宏の脳に効くニュース（2021/6/19）

　コロナ禍で火事場泥棒のインケツ菅政権とヨイショする末期的なテレビの破綻を警告、相次ぐ事件報道の狂乱状態はメディアの自殺行為、関係者の的確なフォローの必要があることを語る



　永岡です、和歌山放送ラジオの、ボックス金曜レギュラー、和歌山信愛女子短期大学教授、新聞うずみ火編集委員の伊藤宏さんのスピンオフ企画が第3土曜日にありました。聞き手は寺門秀介さんでした。

　ジャーナリストの平野幸夫さん、菅政権の五輪突入を太平洋戦争と重ねて菅政権を批判されています、https://ameblo.jp/hirano-yukio/entry-12681317594.html?frm_src=favoritemail　デモクラシータイムスを出だしのみ見て、青木理さん、感染拡大、自宅療養ならぬ自宅放置、菅氏は博打でインケツを引かされるのは国民だと説かれて、イギリスはデルタ株にワクチンは効かず、ワクチンはリスクを下げるのみ、青木さん、コロナ禍で政治が初めて無我夢中になったのがワクチン、補償しない、自粛しろ、アベノマスクetc、ところが菅氏の天領の総務省がハッパをかけて、しかし青木さんは政治が機能したら官僚機能が動くが、1日100万件でも2回やらないとならないので1ヶ月で1500万件、五輪までにワクチン完了は幻想、中野晃一さん、コーツ氏来日、菅氏は感染爆発を想定して、それが明示できないと五輪の影響ではないというもの、五輪は会場、選手団のみ対策、小池氏はＰＶ中止も自粛しなかった人に責任転嫁、緊急事態→国民がひきこもるのを菅氏想定、五輪で感染拡大の証拠がないと逃げる、そしてやってよかったと感動のグランドフィナーレが不安、しかし感染爆発でも、テレビはスポーツのメダルラッシュを伝えておしまい…と説かれて絶望的です。



　伊藤さんのお話、6月も下旬、梅雨が複雑、天気が晴れてもコロナで悶々と説かれて、やはりネタはコロナ、しかし国会閉会、伊藤さん、関心の高いのはコロナ、五輪のみテレビに出るが、政府の出した法律61が成立してそのことは庶民は詳細を知らず、委員会の中で小出しに報じられるのみ、いい法案もあるが、土地規制法が火事場泥棒、法案は、重要施設はいくらでも拡大解釈できる憲法改悪なしの緊急事態条項、伊藤さん原発の取材で反対の市民を取材されて、そういう市民が弾圧される、法案のことは、反対意見のことも国民には知らされず、入管法ははリランカの方が殺されてそれを期に見送り、放送法もそうだが、世の中で大きな動きにならない、土地規制法、国民投票法も成立、後者は審議がされてきたが、ベストではなく、憲法改悪に関してＣＭ規制なし、法律が出来て、その後国民弾圧に悪用されるもの。国会で審議されている法律を国民が全て知るのは困難だが、メディアはその危険性を国民に知らせるべきであり、国会も閉会は問題、野党が不信任案を出して、しかしテレビのコメンテイターはほとんど野党批判、解散できず、今年中の選挙に言及したものだが、不信任は嫌がらせではなく、議員内閣制、国会は内閣と連帯責任があり、とても責任を負えないと出すべき、松井氏は三文芝居というのは問題、不信任は国会を延長しない、党首討論で菅氏は国民の知りたいことに何一つ答えず、不信任は政治の道具ではなく、野党が出さざるを得なくなった意味をメディアは知らせるべき。

　そして、7月に都議選、五輪、そして自民党の総裁選、自民がコロナ対応でお手上げで後ろに伸ばしたいと寺門さん説かれて、伊藤さん、今選挙をやり与党が打撃で、数か月で許す国民にも問題はあり、五輪成功、ワクチン普及で菅政権を許してはならないと説かれました。



　ここで1曲、松原みきさんの真夜中のドア（https://www.youtube.com/watch?v=EkxslFq558g　）、シティポップ、海外でも最近評価されているもの、79年のもの、42年後に評価、伊藤さんは70年代、問題もあったがよかったと説かれました。



　後半のお話、和歌山の方にとってつらい話、毒物入りカレー事件、98年に発生、死刑確定のＨさんの再審請求、この事件は寺門さん入社の年の事件、最高裁の取材もあり、様々なものがあり、伊藤さん、事件というと紀州のドン・ファンのこともあり、保険金殺人？しかし逮捕された容疑者の様子は市民にはわからず、本人が認めない、証拠も物証なしでカレー事件と似ていて、カレー事件の際にはＨさん逮捕されて、当時狂乱報道、テレビカメラが常軌を逸して、しかし物証なし、状況証拠のみ、そしてドン・ファンの件も同じ。

　伊藤さん、その中で報道すべきことか、関空の連絡橋から母子が飛び降りて、Ｈさんの子供との話もネットにあり、カレー事件は和歌山に深刻、犯罪は、被害者と遺族に注目、加害者バッシングの構図は、当時加害者家族を伊藤さん取材されて、人殺しの子供と叩かれて、伊藤さん、名張毒ブドウ事件を想起されて、伊藤さん記者になりたての頃、被告は死刑判決、獄中で執行されず亡くなり、名張市と言うが奈良の近く、物証なし、外部から来た人の犯行はあり得ず、あのことは現地の方はもう言いたくない、放っておいてくれ、になり、和歌山だと通りがかりの犯行もあり得るが、事件の当事者は大変、ドン・ファン事件も周囲の方は奇異な目で見られて、容疑者逮捕、そして出入りした人たちも疑惑の目を向けられて、今回Ｈさんの子供がなくなり、取材は行き過ぎたらダメ、事件報道は見直すべき。

　寺門さん、メディアスクラムはカレー事件でメディアも問われたもの、報道被害のことも深刻、事件が終わっても、判決が出て解決ではなく、類似した事件が別のところで起きて蒸し返されると説かれて、伊藤さん、ことあるごとに引き合いに出される。寺門さん、メディアの人間として自制は必要と説かれて、伊藤さん、どう伝えるか、それでどういう影響になり、フォローできる取材をメディアは続けるべきと説かれました、次回は7月17日です、7月は夏の高校野球、そして五輪がどうか、次回は明るい話を伝えたいと締めくくられました、以上、伊藤さんのお話でした。