市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】文化放送ラジオ　くにまるジャパン極（2020/9/3）　伊藤惇夫　自民党総裁選を語る、

安倍総理の健康問題浮上、なぜ一気に菅氏優勢となったか、なぜ石破氏は嫌われているか？選挙とポストのみの自民の惨状を語る
　永岡です、文化放送ラジオの、くにまるジャパン極、木曜日のコメンテイターは政治アナリストの伊藤惇夫さんでした。野村邦丸さんの司会、水谷加奈さんがパートナーでした。
　深読みジャパン、安倍総理辞任表明による自民党総裁選、菅氏になりそうだが、これはどうしてか、という謎めいたものがあると伊藤さん説かれます。
　その自民党総裁選、菅氏が立候補を表明、安倍政権を継承して前に進めるというもので、ＤＰＲＫ拉致問題解決、地方分権などもするものの、安倍政権を継承ばかりで独自のものはない、ドアホノミクスの反省点はなく、後は岸田氏、石破氏、「謎だらけ　気づけばすでに　菅政権」と伊藤さん詠まれて、菅氏の支持は圧倒的、伊藤さんはジャーナリストとして菅氏に接して、この番組にも菅氏は来てパンケーキを食べて、伊藤さん、一寸先は闇、岸田氏はその言葉通り。少し前は安倍総理持ち、来年の通常国会まで行くと見られていたが、そうなると次期総裁選は岸田氏vs石破氏になるのに、安倍氏辞任とともにあっという間に菅氏が一気に上がり、なぜか、現時点ではその過程で何があったか不明。伊藤さんは流れの中で謎と思うものを挙げて、(1)なぜ安倍総理はこの時期に辞任か、安倍総理の体調は悪く、国会を6月に閉じて表に出ず記者会見もなし、ぶら下がり会見もほとんどなく、自民党内から安倍氏の体調が悪いと言われていたが、疲れているというが、国会を閉じても緊張を強いられることはなく、２カ月疲れているのはおかしい。安倍氏は持病の潰瘍性大腸炎があるものの、悪化はストレスによるもので、コロナ禍でストレスはたまり、安倍氏のストレス解消法は外遊とゴルフ、どちらもダメ。従来の薬は安倍氏に合うもの、治療法も変えられて、医師に聞くと安倍氏は対処できる＋安倍政権は最長政権だが、目に見えるレガシーなし、安倍氏にとって最後のレガシーは東京オリンピック、安倍氏もオリンピックに執着して、オリンピック来年できるかの判断は１１月なのに、辞任、一部で、持病以外に問題があり逃げたと報じられて、分からないが、なぜこの時期に辞任表明かは不明、具体的な中身は分からない。
　邦丸さん、安倍氏の健康不安説が流された時に、伊藤さんが健康不安を語られたと説かれて、伊藤さんは専門家の医師と話して、病気はストレスにより再発だが、謎(2)なぜ一気に菅政権になったのか、本命は岸田氏、対抗馬石破氏、しかし安倍氏の辞任直後から後継者は菅氏と一気になり、岸田氏は影が薄い、世論調査では人気なし、コロナ対策の30万失敗で恥を書いて、6月に安倍氏と麻生氏が会談して、後継者は岸田氏ではダメとなり、安倍氏は岸田氏離れになり、しかしなぜ一気に菅氏に流れが来たのか？7月上旬に菅氏に変化、菅氏は総裁選に出ないの一本槍から、7月に総裁選を菅氏否定せず、勘繰りだが、菅氏は安倍総理の体調不良を感じて考えを変えたか？そして岸田氏でダメなら、では誰か？今の権力構造を維持するためには菅氏のみ、特に危機管理、菅氏の出馬を流したのは二階氏らしく、しかし二階氏だけか？複数の他の人間は介在していないか、菅氏は情報収集能力が高く、菅氏が出馬を決めたのはいつか、何が最後の一押しをしたかまだわかっていない。
　謎(3)なぜ多くの派閥が菅氏の支援を一気に決めたか、伊藤さんは勝ち馬に乗る形、二階氏の先行＋政権出来たらポストよろしく、しかし党内抗争ならともかく、二階派が先行して、しかし細田派、麻生派からも出たい人がいたのに、菅氏を推して、今の派閥は金が集まらず、かつての派閥は公認争いだがそれもなく、唯一残っているのはポスト、安倍政権は派閥人事、派閥でうまく立ち回るとポストが手に入り、菅氏を支持しておけば菅政権でポストがＧＥＴになるが、なぜ菅氏が勝ち馬にあっという間になったのか？背景は何か、石破氏に勝たせられない？そして伊藤さんの気になるのは、ポストもだが、外から見たら大臣ポスト以外はそれほど重要ではなく、みんな派閥の決定に文句を言わず、自民党議員はどうしてこんなに従順になったか、自民党は羊の群れ、自民党はかつて中で喧々諤々、殴り合いのけんかもして活力になったが、自民党の活力低下、これだけ長期政権、野党も弱いのに、なぜ党内でこんなにおとなしいのか？
　二木さんは、竹下派が武闘派で、しかし前回石破氏を支持して冷や飯を食らわせられたと言われて、伊藤さん、竹下派は小泉政権時代から冷や飯、小泉氏は竹下派に怨念、自民党をぶっ壊す＝経世会を壊す。
　謎(4)、なぜ石破氏でないのか、1年以内に総選挙で、国民に人気の高い石破氏にしない、二階氏が主導権、地方票を軽視、若手が党員投票をしろというのに、両院議員総会にして、党員投票にしたら石破氏が勝つかも知れず、安倍氏は今も総理、政治空白にはならず、党員投票したくないのは石破氏に勝たせたくない、安倍氏も石破氏を総理にさせたくない、一強の安倍総理に石破氏は文句を言う、選挙6連勝の安倍政権だが、正規の選挙で菅氏が勝てばいいのに、石破氏はなぜ嫌われているか、モリカケ、桜、河井夫妻と安倍政権は解明されていないスキャンダルの塊、もし石破氏が総理になり再調査になると困る人が出る。石破氏はこれらの再調査を口にして、これをされたら困る人間が多数ある。田中角栄氏が辞任後、椎名裁定で三木氏が総理になって、翌年にロッキード事件発覚、三木氏はロッキード事件を積極的に解明して、角栄氏は逮捕されて、様々な謎が残り、これらは解明されるのか？総裁選をそうしてみる。
　邦丸さん、菅氏はモリカケ、桜をもう終わったこととしているか、自民党では直接関わっていない人が多く、クリーンのイメージのためには調査すべきと説かれて、伊藤さん、そういう考えを持つ人間は自民党にいない、蓋をした方が自民党のため、野党も弱い。政治家は選挙とポスト争いが好物、しかし菅氏は無派閥であり、派閥に人事はどうなるか？菅氏は短命か、本格化するのかと締めくくられました。14日が総裁選で、人事も問題なのです、以上、伊藤さんのお話でした。
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