市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんの通信】ＡＢＣラジオ　伊藤史隆のラジオノオト（2019/3/15）　谷口真由美　薬物依存症タレント逮捕劇からメディアの病理を斬る、薬物依存症患者を救うためにメディアは機能しているか！

　永岡です、ＡＢＣラジオの、伊藤史隆（しりゅう）のラジオノオト、シーズン2、金曜日のレギュラーは大阪国際大学の谷口真由美さんでした。

　クライストチャーチでの銃乱射事件、谷口さん、日本は移住労働者の受け入れをする体制はあるかと、クライストチャーチでは移民反対でテロと指摘されて、史隆さん、地元住民が職を移民に奪われていると思う面があると説かれて、谷口さん、日本にはヘイトスピーチがあり、ニュージーランドは移民に比較的寛容であり、日本はさらにひどい、同じ事が日本で繰り返される危惧を説かれました。
　ちなみに、8年前はクライストチャーチでの地震の約3週間後に東日本大震災で、クライストチャーチの名前を聞いて、また地震かと思いました。
　昨日夜、官邸前で、望月衣塑子さんを激励する抗議集会があり、報告が赤旗日刊に載っていました。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-03-15/2019031501_04_1.html

　谷口真由美の一言よろしい？？今週のテーマは、何とピエール瀧さんの逮捕、敢えて容疑者と呼ぶかはメディアによるが、報道され方に疑問、薬物は悪いが、なぜやったのかと、背景を探らず、むしろ薬物をメディアが煽っていると説かれて、史隆さん耳が痛い、谷口さん、荻上チキさんがラジオをされて、薬物依存のガイドラインを作るものがあり、史隆さん、ＴＢＳラジオで社としてではなく、リスナーと作ったと説かれて、谷口さん、薬物逮捕は、再発防止が大切であり、しかしそれはマスメディア報道では無視されて、荻上チキさんの指針で、望ましいのは、薬物中毒の方々が報道で大変になる場合があり、そういう人たちが見ていることを指摘して、依存症は逮捕される犯罪だけでなく、医療機関で直るものもあり、史隆さん、病の側面を説かれて、谷口さん、逮捕された人たちの雇用をメディアが奪ってはいけない、ヘリを飛ばすなど大問題、そして薬物報道はスクープではない、常態化して、なぜ使ったか、次はどの大物が捕まるか、など無意味で、谷口さんは国際人権を研究されて、ピエール瀧が逮捕されて、その中で人権があり、彼だけではない、国家がなぜ薬物を禁止しているか、常習性が高く社会に支障、しかし、国が禁止していないと犯罪にならず、皆さん薬物使用には意見があるとしても、報道で町の人のインタビューには意味があるのか、残念などの意見は、再発防止にはならず、有名人にプレッシャーはあり、そして心の病に目を向けるものではなく、町の声には意味がなく、むしろ専門家の意見が大事、依存症の人はいつやめられるか？であり、谷口さんはヒョウ柄依存症（笑）、甘いものを好む、アルコール、コーヒー、甘いもの、薬物だけでなく、依存症はたくさんあり、そして、ガイドラインでは、もう少し言うと、犯罪でも薬物は被害者がなく、谷口さんは、被害者のある犯罪とない犯罪は分けるべき、ピエール瀧さんの出ているものを見たくないではない、彼は強姦などで逮捕されたのではない、史隆さん、性犯罪では心身傷つくものと説かれて、谷口さん、薬物依存症は、また薬物に戻る、社会から排除される危惧があり、彼の作品を全部封印する、違約金はいくらとはおかしく、被害者のあるなしで変わり、全部封印して、批判されないように逃げていると説かれて、最近過剰すぎる、全員が裁判官になるようなジャッジはいるのか？
　依存症は病気で、社会全体で支援をすべきで、薬物に手を出したらアカンとメディアはなっていないと説かれて、史隆さんもメディアの人間として、あんな人間を出していいのかと問うべきと説かれて、谷口さん、薬物依存の人を直す団体にお金を上げるべきで、薬物依存から回復したアーティストもいて、依存症の相談窓口は、各都道府県には精神福祉センターがあり、医療機関など、セルフ支援の情報にアクセスできる、老舗の団体だとダルクがあり、全国に拠点があり、家族に関係者がいても相談できて、ＮＡ、全国薬物依存症家族の団体etcあり、そういう情報こそメディアは出すべきで、史隆さん、面白おかしく報じるのは問題、病なら支援する方向で行くべきと締めくくられました、エリック・クラプトンさんも薬物依存症を克服して、患者を支援しているのです、以上、谷口さんのお話でした。