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好き勝手 創作・文章技術の部屋コミュの文章読本 エンターテイメント系

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高校時代から、様々な ”文章読本” を読みました。
役に立ったものあれば、つまらなく、最後まで読まなかったものもあります。
そういうあれやこれやを不定期、気まぐれでご紹介したく思います。 

私のベースはエンターテイメント系ですが、友人のおかげで、多少は純文学やノンフィクションも読んでいます。

表紙は大塚英志氏『キャラクター小説の作り方』 講談社現代新書
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p527590689

コメント(6)

『久美沙織の新人賞の獲り方おしえます』 
https://www.amazon.co.jp/%E4%B9%85%E7%BE%8E%E6%B2%99%E7%B9%94%E3%81%AE%E6%96%B0%E4%BA%BA%E8%B3%9E%E3%81%AE%E7%8D%B2%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%88%E3%81%BE%E3%81%99-%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E5%AE%B6%E5%BF%97%E6%9C%9B%E9%9B%86%E5%9B%A3/dp/4195551242

●「こういう書き方をする人は小説家に向いてない」とはっきりとおっしゃっているところがよい。

これは「作文術」の講座の内容を本にしたものである。定期的なカルチャースクールの講座と違って単発の講座だったせいか、受講生に媚びていない。

つまり通常のカルチャースクールでは受講生に続けてほしいというためにソフトにしたり、レベル差に気を使って話をするものだ。

しかし、ここではこういう書き方はダメとはっきりとおっしゃっているところが気持ち良かった。
文章に対する久美さんの愛情を感じた。小説を書きたいという人は一読しておきたい本だ。

▼正直なところ、これを読むぐらいなら他の本を読んだほうがいいと思う。

採点形式の問題ばかりで、小説の基礎となる話の組み方などの理論がまったく書かれておらず、パラパラとした断片的な知識や、フィーリングでしか感じられないセオリーの教え方など、はっきり言って使いづらい。

小説の形式についても、ライトノベルに偏りすぎており、とても一般の小説では通用しないと思う。

まったく役に立たないわけではないが、これをメインの教科書とするには非常に問題があると思った。

★賛否両論ありますが、いい本です。なにより、読みやすい(黄昏)
『もう一度だけ新人賞の獲り方おしえます』 久美沙織
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%86%E4%B8%80%E5%BA%A6%E3%81%A0%E3%81%91%E6%96%B0%E4%BA%BA%E8%B3%9E%E3%81%AE%E7%8D%B2%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%88%E3%81%BE%E3%81%99-%E5%BE%B3%E9%96%93%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%B9%85%E7%BE%8E-%E6%B2%99%E7%B9%94/dp/4198913374

● 巻末の付録がグッド! 主要新人賞の担当編集者へのアンケートが面白い。全三部作のうち第一弾とこの第二弾までは素晴らしい。第三弾目はいかがなものか。
 小説の書き方ガイドのなかで五本の指に入る傑作かもしれない。久美先生の著作はあいにく趣味じゃないけど、これは面白い。小説ガイドを書くのに才能がある人なのかも。

▼ この本、昔持ってました。
プロの方の仰る事なので、新人賞を獲りたい方にとっては、確かに一度読んでみる価値はあるかと思います。
投稿時にやってはいけない書き方等が主に書かれています。しかし、大分手厳しい言い方で書いてあります。
同じ様な内容を、もっと優しく親切に教えてくれる本もあったので、私はそちらを手元に残し、こちらは手放しました。
また、既にある程度のレベルに達している方(入選までいかずとも、一次選考や二次選考を通過できる人)にとっては必要の無い本だと思われます。
あと気になったのは、作者さんの感想や怒り等の主観的な事に、かなり重点を置いて書いてある点です。
「下読み体験記(&その時の愚痴)」なのか、「実用書」なのか、あやふやだと感じました。
『これがトドメの新人賞の獲り方おしえます』 久美沙織
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8C%E3%83%88%E3%83%89%E3%83%A1%E3%81%AE%E6%96%B0%E4%BA%BA%E8%B3%9E%E3%81%AE%E7%8D%B2%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%88%E3%81%BE%E3%81%99-%E4%B9%85%E7%BE%8E-%E6%B2%99%E7%B9%94/dp/4198608237

● 「身の程を知る」にはいい本(笑。
文章を書く人間は、たいてい自分の書くものを「怖いに違いない」「面白いに違いない」と思って書いているものだが、「ちょっと待て! ホントにそうなのか? 私にとってはそうでも、皆にとってはどうなのだ?」
と、一歩下がって見る癖がつく。
豊富な文例が、自分の思い込みがいかにハズカシイものか思い知らせてくれる。
それだけでも、お金を払って読む価値はあるだろう。

▼ 前2作(?)からの完結編ということで読んだけど、方向性がかなり変わっている。前と同じような講義形式でもよかったのに、今回はRPG方式を取り入れたりして読みやすさは半減。久美さんのファンにはたまらんかもしれんが、ただ単に小説家志望の人が読むにはもう少しどうにかならなかったのかという印象が拭えない。
読む側の根気を要する本。はまる人には逆にはまるかもしれない。
『小説道場』 全三巻
https://bookmeter.com/books/440947

●中島梓(栗本薫)さんが、『小説JUNE』に投稿された小説を読み、指導する、という内容です。漢字の開き方について書かれているとどこかで見たので読んだのですが、あいにく薄くしか触れられていませんでした。連載は1986年頃のようですが、すでに今でいうBL小説があったということが、驚きでした。小説を書く心構えに始まり小手先の技術まで様々に触れられていますが、小説に対する熱い思いが何より多く詰まっていると感じました。指導の対象となった投稿作品が載っていないので、この新版ではなくオリジナルを読んだ方がよさそうです。

★私はホモではなく、ボーイズラブの趣味などもない。しかし、これを読むと、中島梓氏の弟子になりたい気持ちになってくるのである。その手の物語をひねり出して投稿しようと思ったこともありました。

「スケールの大きな物語を書くには、自分が大きな人間になるしかない」
「人が人を好きになるのは、魂の匂いというべきものに惹かれるからだ」

人生の糧になる一冊です。(★は黄昏記述です)

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