象眼３ｒｄコミュの１４３＃想定外／岸田退陣

岸田が次期総裁選の不出馬を公式表明とのこと。

以前に述べが小生は
　・岸田の党内基盤は盤石
　・なので再選は可能、解散総選挙もせず、次期任期満了まで引っ張る

としていたので意外だった。支持率３０％以下になっても世論を無視して
突っ走り、最後にレガシー的な首相案件をブチ上げ（例えば尖閣に監視塔など
建設、海保を常駐化させる等）批判を一発逆転させることもある、と・・・。

また、
　・岸田と対峙できるとすれば、影のフィクサーとして「菅の支援を受けた者」
　　が有力だ。
としていた。

現在、自民党の中堅に実務能力の高い政治家がチラチラ存在するとは思うが、
「安倍〜菅〜岸田に匹敵する格」の政治家は存在せず、日本統治という点では
小者ばかりだ。なので、都議選のように「小者同士の立候補合戦＝乱立」になる
可能性も高い。
現に、８／２３時点、まだ立候補者は出揃っていないが、マスで名前が挙がって
いるだけで７〜８人の大人数。まあ、最終的には３〜４名に収れんされるとは思う。
（８／２８現在、立候補を表明したのは数名だが、マスでは約１０名の候補者名が
挙がっており、動向はまったく読めない）

菅は以前から小泉進次郎の後見として親密で、今回、立候補すれば支えるだろう、
とされている。

ポイントは、
　・安倍チルドレンとして激戦を知らずに選挙に勝利してきた自民党の若手が
　・安倍という強力な後ろ盾を失い、
　・次期国政選挙で己が勝てる「党の顔」を激しく求めている
つまり、
　・「この首相なら国民の知名度／高感度が最も高く、己も当選できる」
　・自民党議員は、それは誰だと思っているか？

この点で言えば、圧勝は小泉進次郎だろう。小生はまったく同意しないが、
総裁選は政治家が決める選挙だから、我々とは視点／思考が違う。

党員票も、地方を大事にする中央議員が減っており、最近の地方選挙連敗から
みても、中央の思惑通りには集票できないだろう。地方党員に支持が厚いと
言われた石破も昔の勢いは無いと言われている。党員票は読めない。波乱要因だ。

石破／河野は考えたくもないのでｗ、それ以外の有力候補？を評する。
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＜小泉進次郎＞

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まだまだ成長過程
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首相としては外相／財務省／防衛相などの要職が経験値として求められる。
小泉進次郎は環境大臣＝あのコンビニ・レジ袋の有料化ｗ以外は党内政務経験
しか無く、それはソレで議員の成長には良い経験だが、首相の器としては未熟、
首相には若過ぎる、と言うしかない。
他方、スキャンダルがほぼ無く、カネにはクリーンである。つまり、それだけ
政財界の力学の外での存在感しか無い、ということだ。

政治の世界では「クリーンな政治家」は誉め言葉ではなく、非力／無能を指す

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国家観を公言しない
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政治思想を問われる新聞社アンケートでは、立場を明らかにしない無回答が
目立つ。これが彼の最大の問題点で首相の器としても不適格だ。何を考えて
いるのか、日本をどこに向かわせたいのか？がハッキリしない政治家は危険、
と言うか単純に判断材料が無い。過去の総裁選では「河野太郎が出馬するなら
応援したい」と公言しており、こういう点も、小泉の政治思想がよく解らない
ところだ。

恐らく彼は、自論を意図的に封印してウィングを広く持つことで将来のことを
考えての沈黙で、思想信条やビジョンは持っている・・・とは思う。しかし、
一国の首相の座は打算では得られない。若い頃から確固たる意志＝国家観を示し
ブレない姿勢をつらぬく、その先に周囲の賛同もある。己の思想信条を封印する
のが戦略だとすれば結果として失敗、或いは強固なバックの傀儡に終わるだろう。

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人寄せパンダ・・・にはならない
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しかし、知名度は圧倒的に強い。「人寄せパンダ」で言うなら最強だろう。
政治にうとい、八百屋や魚屋のオバちゃんでも、女子高生でも、小泉進次郎の
存在は知っている。若くてルックスもある。（コレは女性蔑視だなｗ）。
自民党若手議員が、
・とにかく小泉進次郎であれば、注目されて当選できる
と思うか、
・「人寄せパンダ感」が露骨過ぎて、逆にマイナス・イメージになる
と読むか、で支持が別れるだろう。

小生は「人寄せパンダ」になるのはオバちゃん界隈だけで、自民党議員らが
思う程、集票には結び付かないと思っている。小泉進次郎はスピーチ上手だと
言われるが、若者〜中年はネットで「雄弁な演説＝口先」には慣れており、
彼の最大の武器である「雄弁」も通用しないだろう。中途半端なスピーチを
すれば「中身無し＝意味不明」とのネガが即レスで付いて逆効果（ネットでは
今もそうなっている）。ＳＮＳ世代の有権者は甘くない。

小泉進次郎首相で言うなら「滝川クリステルがファーストレディーになる」
という方が話題性は大きいだろうｗｗｗ。

小泉進次郎は４３歳。首相は１０年、否、２０年先でもまったく遅くは無い、
というか、４３歳・・・やはり早過ぎる。まずは、大臣や政府要職を歴任して
実力をつけるべきだ。その意味で「将来的な小泉進次郎」については肯定的に
みているが、やはり、前述のとおり、思想信条を打ち出さない点を早々に改善
しないと、あっという間に還暦＝小粒のまま一丁上がりになる可能性もある。

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＜高市早苗＞

憲法改正と共に、ず〜〜〜〜〜〜〜〜と述べてきたが、小生的には高市早苗の
一択である。「高市首相なら、そのことだけで投票する」と言いたい程だｗ。
現自民党のネガ・イメージを払拭して、２期（場合によっては３期まで？）
つまり、むこう１０年余、自民党が政権与党を続ける為には、

★日本初の女性首相誕生★

このインパクトしかない。自民党議員（特に若手）に少しでも常識と思考力が
あれば、選択肢は一択しかないと解るハズだ。

高市は６３歳。年齢的にも最適だ。２期続けても７１歳、３期でも行ける。
今を逃すと自民党にとって「高市の使いどころ」が減る一方である。

多くの大臣／政府要職を歴任しており、経験値的には申し分ない。実務派で
多くの法案を自ら策定して通している（法案が作れる数少ない議員である）。
外交面の実務経験が不足している点は残念だが、まあ問題ないだろう。後述の
ように海外に対しても肯定的な好材料を持っている。

政治思想も明確に打ち出しておりブレがない＝首尾一貫している。安倍一派の
ガチ保守とみなされ、アベガー的左翼から辛辣な攻撃／批判を受けているが、
メンタルは相当に強い。そしてヘビメタ好きなドラマーであるｗｗｗ。安倍政権
は、若い有権者の支持が厚かったが「安倍政権の後継者」を前面に押し出せば、
それだけで国政の武器になる。

＜＜＜＜訂正＞＞＞＞
２０２１年に離婚した元夫と再婚しているので、以下「シングル女性首相」は無しｗ。
代わりに「離婚した元夫と再婚、元夫は高市姓に変更した」という複雑な経緯も、
これまた「男女同権」の欧米価値観としては肯定的に報じられると思う。

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シングル女性首相は世界的にも好感
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不妊症で子供を持てない。連れ子で結婚、孫もいるが現在は離婚して独身である。
こういう経緯は以前ならネガになるところ、「女性権利／ジェンダー」の現在、
逆に強い武器になる。
・離婚して独身だが、元夫、連れ子、その孫とも良好関係にある
　実務能力が高く安倍の後継としてシングル女性が日本初の首相になった

これは欧州であれば、相当な好意／関心を持って歓迎されるだろう。
同じく国家初の女性首相だった独メルケルのイメージが重なる。

高市は戦略として「シングル女性」をもっと強くアピールすべきだ。

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高市早苗は保守ではない
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小生が彼女を推すのは「リベラルでありながら、靖国参拝を続ける」など、
保守／リベラルの垣根が無い点である。

「リベラルでありつつ靖国参拝する政治家」

これは、よくよく考えると、現在の日本政治家では非常に稀有な存在だ。

ずっと述べてきたが、高市を保守政治家だとする評は完全な間違いである。
彼女は真のリベラルだ。多くの法案を自ら策定して通して行政改革してきた。
・真のリベラルは靖国参拝を否定しない
・真の保守は改革を否定しない
彼女はコインの裏表である正しい保守／リベラル感を持っている。

紋付き袴で靖国参拝した「小泉純一郎のエセ保守」とはまったく異なる。

あらゆる面を考慮をして、今の自民党の政権与党継続に最適な解は
「日本初の女性首相」であり、その器に最適なのは高市早苗しか無い。

※
高市早苗のウィキには、ネガや発言の矛盾が指摘されているが、小生は
それらエピソードの内容を知っており「切り取り」である（言動の経緯や
言動の前後＝論旨が考察されていない）。
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ＰＳ）

小生の「当然」は、まったく実現しないｗｗｗ。
・憲法改正を軸とした日本全政党の解体／再編
　自衛隊を現実どおり国軍とする

こんな当然ですら実現しない。なので、「日本初の高市女性総理」という当然も
実現しないかも知れない。それならそれで仕方ないことだ。日本は民主主義だ。
小生の望むようにできる独裁国家ではない。

国民は小泉を望んでいるだろう、
国民は石破を望んでいるだろう、
国民は河野を望んでいるだろう、

と自民党議員が思うなら仕方ない。小生はベストよりベターとして自民一択
だったが、さすがに・・・小泉自民、石破自民、河野自民なら、やけくそで
共産党に捨て票する。

自民党議員が１０年先まで安泰だ！と高市女性首相の世界的なインパクトに
気付いて欲しいと願うばかりだ。逆に言うと、それくらいの衝撃が無ければ
自民党の雑魚議員は生き残れない、そこまで自民党は厳しくなっている、
という現実をしっかり直視してほしい。

小泉自民、石破自民、河野自民は、自殺行為とまで酷評したい。ヘタをすると
ホントに自民党が壊れて終わってしまう。決して大袈裟ではない。

★人間の正気（しょうき）★

に期待したい。そんなモノがあるのなら・・・。