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旅の歩き方【現地の最新情報】コミュの東南アジア方面

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 東南アジア方面については、こちらにお願いします。

コメント(3)

 3月にタイへ行ってきます。
 
 2004年9月以来ですね。前回は途中、タイ流ネットワークの代表さんとマーケットで偶然会って名詞を頂きました。代表さんとは住んでいるところが近いので、近いうちに足つぼマッサージ&ラーメンを食べに行きたいものです。

 今回はバンコク周辺部の観光は前回やったので、ラオス(友好橋から陸路で国境越え)へ行き、北部を観光後、タイへはファンサーイ/チェンコーンからチェンマイに行きバンコクに戻るか、ラオスの南部を観光し、ワンタオ/チェーンメックからバンコクに戻るか時間があれば、カンボジア(ポイペト)に行き、前回行ったバッタンバンに行こうと考えています。
カンボジア

 先週の新聞でカンボジア・アンコールワットは観光地化が進み環境問題が深刻になっていると書いてあった。ホテル建設が急ピッチで進んでいるが、ゴミ処理施設・下水施設が完成していないらしく、捨て放題・垂れ流し状態らしい。

 しかし、僕が見たカンボジア・プノンペンは違った。世界最強のゴミ分別国家である。

 ドイツではジュースのペットボトルを20回以上もリサイクルして使い、スーパーの買い物の時には親子で仲良く、くそ重たいビンを店まで汗まみれで返しに行くという。いくらドイツの必死に分別をしても中華民族15億人、インド人10億人、合わせて25億人プラスαの人々が列車の窓から発砲スチロールの弁当箱やらプラスチックボトルなど、1日当たり何百万個も捨てまくっている限り、焼け石に水なんだけどね。でも、小さな努力は必要なんです。

 では、プノンペン市はどうかというと、一般家庭は毎月1ドルのゴミ収集料金を自転車に乗った男から徴収される。すると毎月一回、フランス寄付された年代物のゴミ収集車がグゴゴゴゴとやってきて路上に放置されたゴミを、何も考えずガンガンと車の荷台に放り投げてゆくのだ。 分別など一切せず、ガラスも空き缶も古新聞古雑誌も、プラスチックボトルも大の死体も残飯も・・・。ひっくるめてどこかに処理される。収集人もあまり気にしておらず、危険なゴミも素手でガンガン扱っているし、おまけに裸足の奴もいる。大丈夫なのでしょうか。そんな無頓着な収集人たちも、ウジが1万匹ほどわいている安レストランのゴミを放り投げる時などには、怒っている。

 試しに、家のゴミを観察してみよう。近くにはNGOや怪しい商人とか謎の外国人が住む、妙にでかい家が多い。しかし、ホワイトハウスのような美しい大豪邸に住んでいる家庭でも、ゴミの出し方については日本の小学生以下。なかには袋に入れず、カゴか何かで運んできた生ゴミを路上にそのままぶちまけて帰る、とんでもない野郎もいる。まさに、「俺は金持ちだからなにしてもいいんだよ」という、成金特有の奢り高ぶりが放置されたゴミに表れているといってよいだろう。

 さて、こうして収集されたゴミは一体どこへ行くのだろうか。前々から気にはなっていたが、必ず旅行の最後の日は何もせずにゆっくりしようとしているので、その暇な時間を使い通りがかったゴミ収集車を延々と尾行してみたことがある。
 収集車はプノンペン中心部を離れ、スラムの広がる郊外某地区へと走る。ここまで来ると、他の場所を回ってきた別の収集車や、集めたゴミを捨ててカラで戻ってくる収集車ともすれ違い、気分の高ぶりはレッドゾーンヘ。
 
 と、目の前を走っていた収集車が、いきなり大通りを左折した。その路地からは、慢性鼻炎の人でもはっきり嗅ぎ分けられるほど、強烈な生ゴミの匂いがプンプン漂っている。果たしてその呪われた路地は、この世のものとは思えないほど凄まじかった。路地の一番奥は埃でかすんで何も見えず、道の両脇に並ぶ家々の前には、それぞれ空き缶、プラスチックボトル、空きビンなど(若干でも)カネになりそうなブツがキレイに分別され、うず高く積まれている。その家の前を、轟音を響かせながら収集車がノロノロ行き来するわけで、それぞれの分別ハウス別に所属している分別専門の真っ黒い少年たちは、路地に収集車が入ってきた瞬間、一応それでも時速二〇キロくらいで走っている収集車に、まるで忍者のような素早さで次々と飛び乗り、そして荷台ヘスルスル移動するや、自分の縄張りを主張するかのように、早い者勝ちルールで獲物を持参のズダ袋にバシバシ放り込んでゆく。まさにサバイバルだ!
 
 再び余談だが、少年(少女もいる)たちが苦労してウジと生ゴミの中から探し出したプラスチックボトルや空き缶は、二束三文の値段で業者が買い上げ、業者はそれをベトナムなどにけっこうまともな値段で売り払う。一時期、この少年少女たちを援助するという名目で、インド系のNGOが再生物買い上げを仕切っていた頃は、今よりさらに安い値段にしかならなかったというから搾取される者たちの悲劇の縮図みたいな場所です。
 
 かろうじてカネになるものがキレイに取り除かれ、もはやウジとビニールの切れ端と残飯と蛍光灯の破片だけになったリアルなゴミは、路地の突き当たりからゴミの地平線が見えるほど、異常に広々とした集積場に(投げやりに)捨てられる。地中のゴミが反応して自然発火するらしく、あちこちから白い煙が噴き出し、地表一帯はもの凄い悪臭に包み込まれ、ハエの大群がブンブンと7000万匹ほど空中散歩している。
 
 そこにもまた、残りの中から、(300キロほど集めたら)なんとかお金になりそうなものを探すため、100人単位の村人たちが、鉄の棒でゴミの山をちょこちょこほじくり返している。
 なぜ村人と書いたのかというと、ズバリ、彼らはこのゴミ集積場の中に家を建て、住んでいるからにほかならない。
 まあ、家といっても壁はゴミ、屋根は拾ったトタン板、ドアもない三畳間の凄い建物です。

 ・・・と、一体何を書きたかったかというと、一見すると分別もまともにできない発展途上国のようなイメージを持つプノンペン市だが、実情は、人間分別マシーンたちが二四時間、目を真っ赤にしながら執拗にこれでもか! と分別できるものを極限まで分別する、言うなればスーパー最強分別社会。これで生きるしかないないので必死に集めています。そこで出会った少年は栄養失調のため金髪でした。

 いつも海外に行くときは、子供達がお金をせがんできてもただでは渡しません。その場所の案内役として雇って観光・案内が終わったら少ないですがお金を渡しています。ただで渡すのは何か嫌なんですよね。
 カンボジア プノンペン・セントラルマーケット

 首都の中心部に堂々と鎮座する、黄色いドーム型の巨大な建築物、その名も「セントラル・マーケット (中央市場)」。プノンペンきってのショッピング・スポットということもあって、連日、外国人観光客が大勢買い物に訪れ、うさん臭い金の宝飾品や電化製品など、比較的高価な商品を扱う店が軒を連ねている。
 
 しかしながら、新品と称するテレビは薄汚れた中古品を15時間ほど必死に磨きあげただけのイカサマ品だったり、宝飾品を扱う店の中にも、故意にニセモノや三級品を騙して売りつける悪徳店が多く、なかば観光地化されているだけあって、カンボジア人でも田舎から出てきたお上りさんなど、外国人以上にぼったくられるという、あまり評判のよくない場所でもある。
 そんでもって、物乞いの数も他の市場とは比較にならないほど多い。というか、物乞いだらけ。色の白いモロ外国人の我々が30秒も市場の中を散策すれば、物乞いを2,3人踏んづけそうになってウーウ一言われた挙げ句、他の物乞い4,5人に追い回されることになるだろう。
 
 仕事もしないで昼間からこんなところでウロウロとタカリ歩いているロクでなしに、カネを施す人がいるのかと思いきや、地元のカンボジア人ですら小銭を握らせているほどで、時折、高価な宝石を買っている横で、老婆がウェーウェー泣いていたりすると、お人好しの観光客ならボンと5ドル札一枚施すことも珍しくない。公務員の給料が1カ月20〜20ドルの国でポッともらえる5ドルは、暑いさなか、一日中ガムや新聞を売り歩く人々の2,3日分の稼ぎに等しい。それを物乞いが一瞬にして稼ぎ出してしまうわけで、これでは真面目に働くのが馬鹿馬鹿しいと思うのも無理はない。
 一見、無秩序なセントラル・マーケットの物乞いたちだが、これだけ美味しい場所だというのに、いつも同じ面子しか見かけないというところをみると、キッチリと縄張り管理がされているのだろう。

 さて、市場の周囲は、買い物客などを見込んだ両替商が、円形の建物を囲むように連なっているが、その中に二2、3軒、歯の抜けたように空き店舗が続いている場所があり、そこではいつも子供の物乞いが10名弱、とぐろを巻いている。中央市場の物乞い少年たちが、いつも日中からビニール袋のようなものを口に当て、クソ暑くて死にそうな気候の中、涼しげに踊ったり笑ったりしている。
 10名近くの汚らしい子供たちがダラリと横になっていた……というより、意識を失ったようにブッ倒れていた……と形容したほうが正しいだろうか。彼らの輪の中に近づいていくと、そのうちの一人が、突如としてガバリと起きあがり、そのまま近くの電柱に向かってヨロヨロはってゆくなり、意味不明のダンスを始めた。その意味不明ダンスを合図に、それまで死んだように倒れていた連中が、スイッチでも入ったかのように、全員一気にスタタと走りよってくるなり、垢と汗まみれで異臭を漂わせながら、開口一番・・・。
「ミスター、ソムローイ (だんな、カネください)」
「ソムローイ、ソムローイ (カネください、カネください)」
「ワンダラー、ワンダラー、サー(1ドルでいいんだよ、だんな)」こんな感じ。
 ちなみに物乞いキッズたちが近寄ってくるや、異臭とともに、猛烈な刺激臭が鼻を突く。ウワッ、シンナー臭え。刺激臭のもとは、彼らの手にしっかりと握られたスーパーのビニール袋。その中には薄茶色のトルエンがスプーン小さじ一〇杯分ほど入っている。少年の一人は、顔面の皮膚が半分はがれ落ち、まるでミニお岩さんといった感じ。そして後ろの方で、壊れたラジカセみたいに騒いでいるガキは、よく見ると、シンナーの入ったビニール袋を口に当てたまま、白目をむいてカンボジア語でカネーカネーとうめいている。正直言って、地獄のような光景である。
 
 グループの年長者らしき男を発見。この男、年長者といっても年齢16歳ほどだろうか? ニコニコしていて身なりも比較的よい。最初はこのグループのボスかと思っていたが、聞いてみるとまったく関係なく、シンナーで満足できなくなったガキが彼にカネを渡すと、怪しげな薬を消毒していない注射器でブスッと静脈に入れてくれるという、注射屋兼ヤクのプッシャーということが判明。こんな、何も持っていないような物乞いグループにまで、小判鮫のようにこびりつく16歳。
「君たちこのシンナー、どこから買ってくるの?」
「あっちの市場で!1缶1500(35円)だぜ。カネくれよ」
「フーン。ところでおいしい?」
「ウヒヒヒヒ、ウヒヒヒヒ、マネーマネー」
 彼らは中央市場の近所にある、孤児を援助している某NGO団体の施設で食事をもらい、あとは日がな一日、空き缶を拾ったり、気が向くと物乞いをしてみたりして、少しばかりカネができると、市場でトルエンを買って皆でハッピーになるという
ところで、こんな話をしている間にも、周りの商店の店主などが、怖い顔をしながら遠巻きにこちらをジロジロ見つめているのに気がついた。それでなくとも、こんなところに10名近くも変なガキがいついてたまらないというのに、また外国人がカネでもやっているのかと、どうやら我々を牽制しにきたようだ
 
 もう二度とここに来ることもあるまい……と決意するが、狭い町なので顔を合わさないわけにもいかず、今でも1日1回は街角で手を振られる始末。ああ、知りたくもない世界をまた一つ、のぞいてしまった。

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