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アメツチの言霊現象学コミュの初発(はじめ)の時

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初発(はじめ)の時
初発(はじめ)の はじめは端(はし)眼・芽(め)、私の意識の生まれでようとする端緒の意識
 時 私の意識の芽にあらわれる吾の眼・私の意識の内容である時間で、十の気が時と成ってあらわれること(父韻の項目参照)

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 普通「天地(あめつち)」と言えば、常識的に誰もが「天と地」または宇宙天体とか、太陽系宇宙とかを指すものと思います。古事記の神話の冒頭の文章である「天地」も当然そのようなものの事と思うことでしょう。現在の古事記研究の国文学者もその様に解釈して少しも疑いません。その証拠は古事記の本の頁毎に見える字句の訳注に明らかに読みとれます。古事記の編纂者である太安万侶も神話を書き始めて、その初めに「天地の初発の時」と書いた時の第一の願望は「天地」をその様にとって貰う事であったであろうと推察されます。「そんな当り前の事を何故言うんだ」と思われる方が多い事でしょう。けれどそれから後に奇想天外な、誰もが夢にも思わない事が秘められているのです。それは何か。古事記編纂後千年乃至二千年(兎も角、一千年単位で数える長い年月)の将来、神倭朝十代崇神天皇によって世の表面から隠されてしまった言霊布斗麻邇の原理の存在に日本人が気付く時、古事記の神話の初めの言葉「天地の初発の時」が、その常識と誰でも考える「天と地」または「この太陽系宇宙」、即ち今日の天文学や宇宙物理学等で謂う外界の宇宙空間の事ではなく、それら外界の宇宙空間を見ている私達人間の内なる心の広がり(宇宙)の事なのだ、という事に気付いて欲しいという奥なる願望が秘められているのです。
 「天地」が人の心の内なる広大な宇宙、そこに人間の数限りない大小の出来事が去来する心の広がりであることに気付きました。ではその「初発の時」とはどんな時なのでしょうか。外界に見える宇宙の広がりの「初め」といえば、何百億年か、もっと前の宇宙の巨大なエネルギー変動によって種々の天体が形成され始めた時という事になりましょう。けれど人の心の宇宙の初発とはそんな昔の事を言っているのではないでしょう。人間の内面に何かの現象が始まろうとする時、という事です。それは主体的な心に何かが始まろうとする時、そうです。それは「今」です。時を客観的に見て、新しい二十一世紀が始まった時は、と言えば、それは西暦二〇〇一年一月一日午前零時です。しかし心の出来事を内に見て、その心の「初まり」と言えば、それは常に「今」であります。厳密に言えば、人は常に今、今、今に生きています。今・此処が常に「天地」の初めであり、場所です。この今を永遠の今と言います。そしてその場所が宇宙の中心です(この事は後程詳しくお話ししたいと思います)。今・此処を古神道は中今と呼びます(続日本紀)。

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