半蔵門かきもの倶楽部コミュの第九十八回　　JONY作　「Suicaの入った封書」　（三題話『花火』『スイカ』『鬼ころし』）

　店あてに、1通の封書が届いた。表書きには俺の店の名前だけがあり、差出人は書いていなかったが、成田　空港２ビル内　の消印が押されていた。中には、手紙は入っておらず、無記名の『Suica』（『スイカ』）が1枚入っていて、そのカードには限度額の2万円がチャージされていた。
　心当たりはあった。俺は、その送り主が無事に出国できていることを心の中で祈った。

　その封書の送り主と出くわしたのは、もう今夜は店を閉めようかと思っていた夏の遅い時間だった。客は一人もおらず、俺は、TVで『花火』の映像を観ながら、人からもらった『鬼ころし』の味見をしていた。
　そのとき、突然、一人の美しい女が店に飛び込んできた。
　俺が口を開く前に、女は、必死の形相で、
　「お願いです。匿って下さい」
　と言うなり、洗面所のドアを開けて、中に飛び込み中から鍵をかけた。
　俺は、何が起こったのかわからず、茫然とした。数秒して、洗面所に飛び込んだ女に事情を聞こうと、立ち上がりかけた時、再び、建物入口のセンサーがピンポーンと反応して、店のガラスのドアがノックされた。
　立っていたのは、制服を着た若い警察官2名だった。俺は、ガラスのドアを開けて、2人を店内に入れた。警察官たちは、礼儀正しく、頭をさげ、店内を見回して、
　「失礼します。今、30代の白い服の女性がこちらに来ませんでしたか？」
　まさに、その特徴は、洗面所に隠れた女そのものだった。俺は、洗面所に視線を走らせないように注意しながら、
　「ご苦労さまです。その人なら、今、来ましたけど、『もう閉店しました』と言ったら、急いで出て行きましたよ」
と、わざとのんびりした声で答えた。警察官二人は顔を見合わせ、年かさのほうが、
　「どちらへ行ったかわかりますか？」
と訊いた。
　俺は外を指さして、
　「ええと、左のほうへ行きましたよ」
と言った。
　二人は反射的に敬礼をすると、
　「ありがとうございました」
と言いざま、走って店を出て行った。
　俺は、門のところまで追っていき、警察官の一人が隣の『平河町川澄』の入口の戸を叩き、もう一人がその先に走って行くのを見ながら、門扉を施錠し、『OPEN』の札を裏返して『CLOSED』にし、廊下の電灯を消し、ロールスクリーンを閉め、店の灯が外に漏れないようにした。
　俺は、レジから百円玉を一つ取り、洗面所のドアの鍵穴の上に刻まれた溝に当てて回転させた。かちりと音がして、扉の錠が開いた。扉を開けると、いつもは畳んである小さな丸い椅子を洗面所の鏡の前にだして、身体を小さくして座っている女と目が合った。その女の目はおびえた小動物の目そっくりだった。
　「警官は帰ったよ。店はクローズにして鍵をかけたから、大丈夫だよ。何か飲まない？お腹が空いていたら、パスタならあるよ」
　女は恐る恐る俺の顔色を窺い、何も言わずに、座っていた丸椅子を畳んで置いてあった場所に戻した。
女は俺の案内に従って、カウンターの席に座った。俺はホットのレモネードに蜂蜜を入れたティーカップを女の前に置いた。
　「私、お金を持っていません。カードも」
　「そんなのいいよ。俺の奢りだよ」
　「だって、ご迷惑･･････」
　「そんなの気にするなよ。今からペペロンチーノ作るけど、一緒に食べる？」
　女は、俺の顔を数秒見つめてから、小さな声で、
　「･･････はい」
　と答えた。
　俺はバックバーの棚を開け、オーディオをオスカー・ピーターソン・トリオの軽快なピアノに替え、パスタを取り出して茹ではじめ、コールドテーブルをのぞき込んで、サイド・ディッシュになりそうなラタトゥーユがガラスのタッパーに入っているのを見つけて電子レンジに入れた。
　ニンニク欠片をみじん切りにしたものと鷹の爪をフライパンでオリーブオイルで炒めながら、これで、俺も犯人蔵匿罪を犯したことになるなと思った。これでも俺は大学院で刑事法で学位を取っている。
『刑法　第103条
罰金以上の刑に当たる罪を犯した者又は拘禁中に逃走した者を蔵匿し、又は隠避させた者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する』
　因みに「蔵匿」とは、場所を提供する事で、「隠避」とは、それ以外の方法で捜査機関から免れさせる事を意味する。
　女が、何をやらかして、警察から追われているか知らないが、俺が具体的に何罪かを知らなくても、保護法益が刑事司法作用である以上、犯人蔵匿罪は成立するだろう。しかし、そんな事とは無関係に、俺は女になぜ警察に追われているのかを聞こうとは思わなかった。警官の態度を見れば、科料以下の軽犯罪の捜査じゃないのは明らかだし、何をやらかしていようと、その罪の重さによっては警察に通報するなんてことを考える半端さは持ち合わせていない。
　この女は刑事法を犯して捜査の対象になっているかも知れないが、信用できる人間だと直感していた。
　俺は人を見る目だけで今まで何とかやってきている。人を見る直観が外れたことはまずない。こいつは裏切るだろうなと直感したヤツには裏切られ、恋に落ちるだろうと直感した相手は恋人になった。目の前のこの女は、犯罪者かもしれないが卑劣な人間ではない。どこかで彼女が捕まったとしても、俺に匿ってもらったことをしゃべることは絶対にない確信を持てた。逆にもし俺の目に狂いがあれば、俺が咎を負う覚悟くらいはあった。

　俺は出来上がったペペロンチーノを二つの皿に盛り、二つの小さなボウルに温めたラタトゥーユを入れて、二つの小皿にレタスをちぎりトマトを切って乗せドレッシングをかけた。それらをカウンターに並べながら、
　「冷えた白が合うんだけど飲めるよね？」
　と訊いた。
　彼女は
　「はい」
　と今度は明るく答えた。
　カウンターに並んで座り、冷えたシャルドネのコルクを開けた。俺も、今夜は地下鉄で帰るので、二つのグラスに満たして、空中でカチンと合わせた。彼女は空腹だったようで、おいしそうにパスタをたいらげた。
　食事中は、敢て、当たり障りのない話、読書会という集まりは何をするものなのかと言う話や、都内の各美術館の常設収蔵品の中での好きな絵などの話をした。女はただ軽く相槌を打って聞いているだけだったが、食事が終わるころにはだいぶ警戒が解けたようで、店に飛び込んできたときの緊張感はだいぶ薄れていた。
　食事を終え食器を片付けてしまうと、手持ち無沙汰な感じになったが、女のまだ出て行きたくない気持ちは何となく伝わってきた。俺が、
　「よかったら、タロット占いをしてあげようか」
と言うと、女は目を輝かせて
　「占いできるんですか」
と言った。
　カウンターは狭いので、テーブルに移り、大判のハンカチを広げて、その上にカードを裏返しに出した。バラバラになるように円を描くようにかき回しながら訊いた。
　「タロットは前にしたことある？」
　「いいえ。初めてです」
　「出たカードによって占うので、カードの順番や上下が大事なんだ。だから、君がこんな感じでカードを良く混ぜて」
　と、俺はハンカチの上のカードを混ぜるように女を促し、女はカードの上に手を伸ばした。カードを混ぜる女の細い長く指は美しかった。しなやかな第一関節は、ピアニストなのかも、と思ったが、口にしなかった。彼女のことは何も聞くまいと決めていたからだ。
　「自分で心が静かになったと思ったら、カードを一つに纏めて俺に渡してくれる？」
　彼女は言われた通りカードを束にして俺に手渡した。
カードをハンカチの上に並べながら、俺は、普段はあまり持たない緊張感でピリピリしていた。普段の占いは占いという名前を冠した実質カウンセリングだ。客は占い師の俺に話を聞いてもらいたいし、すでに自分で進むべき方向性を潜在的に決めていながら、それを明示してもらい、背中を押してもらいたがっている。俺は初対面の客とはいろいろな話をしながらそれを探りカードの意味に関連付けて、客の潜在意識を顕在化していく。それなので、俺の占いはよく当たるという評判を得ている。
　しかし、今日の相手のことは、警察に追われているということ以外何も知らないし、そういう事情なので、彼女のことを一切聞く気はなかった。顔の表情以外は何も情報が無い中で行う占いは、ほとんど初めての経験だった。
　「君の未来の運命を見る前に、君の過去や現在を見てみようか」
　と言いながら、ハンカチの上に、カードを裏側にして、六芒星の形に大過去、過去、直近、現在、内心、障害と並べ、右肩に近未来、左肩に遠い未来と置いた。
　『大過去』は　Strengthのカードが正位置で出た。純白の衣に身を包んだ女性が、凶暴な獅子の口を力で閉ざそうとしている図柄のカードだった。
　「君は、きちんとした教育を受けて、（カードの女性の頭上の無限大の記号を指さして）真面目な努力を続けてきたね。良い子供時代だった」
　彼女は、黙って俺の言葉を聞いていたが、その表情からは特に何も伺うことはできなかった。俺は続けて、『過去』のカードをめくった。The Loversのカードが正位置で出てきた。
　「君の過去は、恋愛が支配している。いつも、君を思う相手が絶えることは無かったんじゃないかな。女としては幸せな人生を歩んできたんじゃないかな」
　彼女はやはり黙っていた。自分のことは言うまいと決めているようだった。俺は続けて、『直近』をめくる。Wheel of Fortuneが正位置で出た。
　「直近に、君には運命の変化があった。大きな出来事だ。それが、良い出来事か悪い出来事かは俺には判らない。ていうか、それが、良い出来事か悪い出来事かは君にも、誰にもわからないんじゃないかな」
　彼女はびっくりした顔で俺を見た。
　「そうなんですか」
と、はじめて、占いに口をはさんだ。
　「人生万事塞翁が馬っていうだろ。俺にしても、脳梗塞になって100日入院して、それが原因で部下に会社を奪われて、でもそのおかげで金以外に大事な事がある事に気づき、貧乏だけど幸福な後半生を送っている。病気前と病気後は、後遺症で麻痺が残っているけどそれでも今のほうがはるかに良い」
　彼女は俺の顔を探るように見続けて、もっとこのカードについての言葉を待っていたが、俺は先を続けた。
　「そして、これが、『現在』だ」
　と言ってめくったカードはThe Towerが逆位置ででてきた。
　「『塔』のカードは、災害、事故、受難を意味する。逆位置ででているので、崩れるかどうかの瀬戸際の意味だね」
　彼女が息を飲むのがわかったが、俺は、先を続けた。
　「そして、君の『内心』がこれだ」
　出てきたのは、正位置の　Judgment　のカードだった。
　「『審判』のカードだ。この審判は人間界の裁判という意味ではない。神の審判、言葉を変えれば、君自身による自己審判だね。その結果まではこのカードは語っていない」
　俺は、次のカードをめくる
　「これは、『障害』だ」
　Justice　が正位置で出ていた。俺は、瞬間、言葉を失い、何を言おうか迷った。
　「見ての通り、女神テミスだ。法と正義の女神。右手に剣、左手に天秤を持っている。剣は法の厳格さ、天秤は法の公平さを表している」
　と、無意味な解説をしながら、彼女に与える言葉を考えていた。普通に、解釈すれば、正義が障害という事は、悪を行っていると言う事になるが、俺はそう言うことは言いたくなかった。何を言うべきか。取り敢えず、先行きを決めずに俺はゆっくり話しだしてみた。
　「君の『障害』になるのが、『正義』というのは、たぶん、カギカッコつきのいわゆる「正義」、法制度とか社会規範とかに決められたいわゆる「正義」のことじゃないかな。ニーチェは　良心の呵責は下品なことであると言っているけど、君の障害になるのが「社会正義」という意味は、どんな人にも、人が決めた倫理に反することは起こりうるけど、そう言うときにも「正論」っていうか、いわゆる「正しい」とされている社会規範に盲従するだけになるなって意味だと思う。とにかく何があっても自分を見捨ててはいけない、自分がやったことの意味を、人の決めた規範ではなくて、自分で考えろってことだね」
　自分の言葉に自信があったわけではないけど、彼女をみると深く考え込んでいる様子だった。何かしら、彼女の心の琴線に触れるものがあったのかもしれない。これ以上、説得力のある事を言えそうもなかったので、次に行った。
　「さあ、そして、これが君の『近未来』だ」
　出てきたのは、正位置の　Death　死神だった。黒い甲冑を身に付けた死神が、白馬に乗って屍の上を進んでいる図柄だった。彼女が表情をこわばらせた。
　「この『死』のカードが出てきても、悪い意味とは限らないよ。「死」は必要なことなんだ。死は、終了という意味だろ。つまり、新しい現実がスタートするということだ。何にしても大きな転換がはかられる。従前とは全く違った、次元が異なった世界へ転換するってことだよ」
　彼女のこわばった表情は、俺の説明を聞くにしたがって、だんだんとほぐれて、しまいには穏やかな顔に変わった。俺は最後のカードをめくった。
　「そして、これが、君の『遠い未来』だ」
　そう言いながら、最後のカードをめくれば、The Hanged Man 吊るされた男が正位置で出てきた。彼女の顔色は、再び、曇った。
　「このカードはこれで正位置なんだ。足から木に吊るされている。でも、表情は、穏やかで満足そうだろう。頭の後ろには後光が差している。この人は自分の試練を受け入れているんだ。キリストのような人だ。君の遠い未来は、こういう高い精神性を持つようになるってことだと思う」
　不安げな表情の彼女に俺は続けて言った。
　「君の選んだカード、つまり君の運命はどれも非凡なものと言えるかもしれない。神は君に波乱に満ちた人生を与えた。他人にはない大きな荒波が次々に来て、呑まれてしまえば、君はそれまでの人ってことだけど、君はそう簡単には終わらないよ。神は乗り越えられない試練を与えないっていうけど、君はその大波を乗り越えられるってことなんだろうね、そして、最後には、君はキリストのような高みに至る。それは、幸福なのか、不幸なのか簡単には言えないけど、価値があることは間違いないんじゃないかな」
　彼女は、黙っていた。俺は続けた。
　「占いなんて、根拠はない。おみくじみたいなものだ。でも、せっかく君が出したカードなのだから、信じたほうが、君のためになるってこともあるかも知れないよ」
　そう言いながら、俺はもう一度、ハンカチの上の表になったカードを示した。彼女は改めて一枚、一枚のカードを見て、俺に向かって
　「ありがとうございました」
　と礼を言った。壁の時計をみれば、すでに、23時を回っていた。俺は
　「そろそろ店を閉めなきゃ、でも、駅は警官が張っていると思うから、タクシーで移動したほうがいいな」
　「でも、私、お金を本当に全く持っていないんです」
　「あ、そうだった。行く当てはあるの？」
　「渋谷駅のコインロッカーに荷物を預けてあります。渋谷駅まで歩いていけば、その荷物にお金やカードも入っているので、その先はビジネスホテルとか、ネットカフェに入ります。実家や友人のところは警察がチェックしていると思うので」
　俺は、自分のカードケースから、オートチャージではない普段使っていない古いSuicaの無記名のプラスチックカードを引っ張り出して、カウンターの上に置いた。
　「これは普段使っていないSuicaなんだ。残額が5000円くらいは入っているから、これをあげるよ。まだ警官がうろうろしていると思うので、こんな夜遅くに歩くのは無謀だよ。今、アプリでSuicaで払えるタクシー呼ぶから店の前から乗って行けばいいよ」
　彼女は俺の話を聞いているうちに泣きそうな顔になった。
　「なんで、そこまでしてくれるんですか。ぜんぜん他人なのに」
　「理由は特に無いな。気まぐれなんだよ」
　「必ず、お返します。本当にありがとうございます」
　　俺がスマホをポケットから取り出し、タクシーのアプリの操作を始めようとしたとき、彼女が俺の手を止めた。
　「私とここでしますか」
　「えっ？」
　俺の聞き間違えと思った。
　「だって、できるお礼がほかにないから」
　彼女の表情は思い詰めている様子だった。
　「そう言ってくれるだけで十分だよ」
　彼女は引き下がらなかった。
　「私に魅力がないから？」
　「バカなこと言うなよ。君は綺麗だよ。俺は、お礼とかでなくて、君が純粋に何の利害損得なく俺としたいと思わなきゃできない」
　　彼女は沈黙して、しばらくして、小さな声で詫びた。
　「わかりました。失礼なこと言っちゃってごめんなさい」
　俺は、
　「気にするなよ。それより、ちょっと待ってて」
　と言って、洗面所にあるストレージに押し込んである布袋を探し出して、テーブルの上に置いた。
　「俺のやっているコインランドリーの客の古い忘れものの衣類だよ。この中で使えるものがあれば着替えたら？どうせ燃えるゴミの日に出すつもりだったものだから」
　彼女は
　「良いのですか」と言い、
　グレーのフード付きのパーカーを手に取り羽織った。街の全ての監視カメラをフードで顔を隠したからと言って切り抜けられるとは思わないが、目立つ白い服装を隠すだけでも役に立つだろう。
　俺はアプリでタクシーを呼んだ。
　タクシーが店の前に止まり、俺がまず道路に誰もいないかを確認し、彼女を手招きしてスライド式ドアの後部座席に乗せるとき、彼女が車に乗る前に振り向きざま俺の首に手を回して、驚く俺の唇を、自分の唇でふさいだ。彼女の髪の良い匂いがし、押し付けられた唇は信じられない程柔らかかった。

　今、手元に届いた　成田　空港２ビル内　の消印　の封筒の　綺麗な筆跡の　俺の店名のあて名を見ながら、あのときのキスが、世話をしてくれた事へのお礼の意味だったのか、それとは無関係な純粋な好意があふれ出したものだったのか、どちらなのかと俺はぼんやり考える。しかし、おそらく、名前も知らない彼女は、今ころ、海外にいる気がした。そして、帰国することはおそらく無いのだ。だから、それを確かめる手段は永久に無いのだろうなと思った。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり

コメント(9)

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[2] mixiユーザー 08月06日 15:51

3題噺難しいですよね。スイカにポイント置かれたんですね。
満額チャージのスイカ。。。。だったら物語になるかもと思いました

彼女の都合が気になりますがタロット占いでなんとなくほのめかすのがうまいと思います
刺激的なカードが多いので面白いのかもしれません

唇ふさぐくらいで止まってないと小説にならなくなってしまうかもですが
彼女大胆＾＾・・・・

P.S.花火と鬼殺し同じ１行で軽くうっちゃってるのでとても参考になります。
（一番インパクトあるのにどっぷりはまってこういう処理ができなかった＾＾）

[3] mixiユーザー 08月06日 19:08

>>[2]
コメントありがとうございます。
>唇ふさぐくらいで止まってないと小説にならなくなってしまう
⇒まさにその通りです。短歌会ではもっぱら放送禁止用語ばかり使った短歌を詠んでいましたが、文芸部では小説なのでそうもいかず、今後も、節度ある小説を書くように自制しますので、やり過ぎがあれば、ご遠慮なくご叱責ください。

[4] mixiユーザー 08月06日 20:28

>>[3]
叱責なんてとんでもないです　
ネタに詰まったら僕の方こそエロエロ路線ぶっちぎりそうですーー＾＾

[5] mixiユーザー 08月06日 21:43

ＪＯＮＹさんのお店に訪れて来た女シリースは抜群の安定感で、しかもマンネリがなく、毎回惹きつけられるネタでいいですね。
結局、女が何をして追われていたのか最後までわからないのもいいです。警察が追っているからと言って必ずしも犯罪を犯したとも限らず、自殺のおそれがあったり、重要な証人で消されるおそれがあり、警察が保護しようとしてるかもしれません。例えば濡れ衣で犯人に仕立て上げられて本人は逃亡しても、警察は真犯人をわかっていて、逆に真犯人に自殺を装い殺される可能性があるので保護しようとしているかもしれませんしね。
ロマンティックで、ミステリアスなサスペンスで、真夏の夜にピッタリです。

[6] mixiユーザー 08月06日 22:12

>>[5]
お読みいただき過分なコメントをありがとうございます。流石に実務家の見方は良く警察をご存じで、そんな可能性もあったとは、私にはまったく考えつきませんでした。文武両道のやさぐれた主人公の酒場のロイヤーシリーズをぜひ読ませて頂きたいものです。

[7] mixiユーザー 08月14日 17:22

サスペンス映画の導入のような展開で、新しい切り口ですね。
紳士的で女性に迫られても泰然としているJさんに、ニヤニヤが止まりません(笑)

しかし、突然かくまってくれと言われて、冷静に対応するJさんのキャパ（女性が隠れている洗面所を見ないようにとか！）もすごいですが、思いつめたとはいえ、この女性もなかなかなセリフが出てくるもんだなと感心してしまいました。
それ相応の世界に生きていたということでしょうか。妄想が膨らんで止まらないです。

[8] mixiユーザー 08月14日 19:04

>>[7]
暖かなコメントありがとうございます。
ワンパターンに陥らないように、これからも、ビックリするような展開を心がけたいと思います。

[9] mixiユーザー 08月14日 22:06

JONYさんの「安定のA子シリーズ」かと思いきや、斬新な導入部分に思わず一気読みしちゃいました！
とても面白かったです！
そして、この女性の身に一体何があったのか、気になって仕方ありません。

刑事法の専門家であるJONYさんの犯人隠匿に関する解説も分かりやすかったです。

ロイヤーさんのコメントも併せて読ませていただくと、この女性は何か重大事案に巻き込まれて、第三国に亡命せざるを得なくなってしまったとか！？等と想像を膨らませてしまいます