サクラ大戦 de PBWコミュのサクラ大戦PBW　第二話オープニング

　セントラルパークの戦いから数日。
　檜希は再び、セントラルパークにいた。
　戦闘後の掃除で、セントラルパークは元の姿を取り戻している。
　何事もなかったかのように、親子連れはピクニックを楽しみ、カップルは愛を語り、バトミントンの羽根の音が鳴る隣で、ダンサーの少女がダンスレッスンに励んでいる。
　本当に、夢のようだ。
　今まで何度も予知を見た。そのことごとくは的中し、檜希の目の前で悲劇は繰り返される。
　起こる悲劇に、何もできない自分。この力は、護れなかったかつての仲間の呪いだろうか。
　もう全てを諦めていたのだが、今度は違う。
　檜希の目が役に立った。ここにいる人々を守れた。
　細い目をさらに細めた檜希は、吹き抜ける風に花びらを見た。
　冬が去り、春が来た。
　咲き誇る淡い色の花に、檜希は駆け出した。

●
「花見の準備をしよう！」
　集まった森組に、檜希はワクワクしながら提案した。
「結芽さんの故郷・日本には、ハナミという風習があるそうだね。要は桜の花を見ながらピクニックよう！　ということなんだけど、素敵だと思わないかい？」
　桜の花は今が見ごろ。咲き誇る花は美しく、春の風は心地よく吹いている。
　青い空の下、お弁当を広げるのもいい。
　プラムに作ってもらうのもいいし、手作りならばなおのこと良し。
　バーベキューもしゃれている。
　お菓子もお茶も、成人にはアルコールもいいだろう。
　宴会芸を披露してもいいし、声を掛ければ星組やリトルリップシアターの人々も来てくれる。
　他に呼びたい人がいれば、招待するのもいい。
　宴会に芸はつきもの。歌って良し踊ってよしお芝居も良し。
　満開の桜の下で、楽しいひとときを過ごすのも、たまにはいいだろう。
「場所は僕が取っておくよ。必要な品は手配するから、どんな風に過ごしたいのか案を出してね！」
　檜希はいそいそと、ホワイトボードに大きく「花見」と書き付けた。

メタ発言コーナー
　リアル季節は冬に向かうけど、PBMでは春真っ盛り！

　という訳で、結芽さん＠せいるさんのリクエストで、大きい事件の起こらない長い一日話をしましょう。
　テーマはお花見。
　サクラ大戦といえば、花見でしょう！
　ご飯系は、たいていのものは揃えられます。
　呼びたい人がいれば、呼んじゃってください。
　プチミントさんを呼ぶのもアリですよ～。
　こんな内容を話したいよ！　こんな風に過ごしたいよ！
　こんなセリフを言うよ！
　こんなハプニングが起きて、こんな風に落ちがつくよ！
　などなど。
　書き方も書式も自由で。そのキャラらしい休日を過ごしてください。
　拾って繋げて、楽しい休日にします。プレイング次第ですが。
　森組のメンバーが花見でしたいことを、書いてメールください。
　こないだ聞きそびれた、皆さんの普段着も教えてくださいまし。
　締め切りは１２月１５日。私は１７日までに仕上がらなかったら２４日以降になります。たぶん。
「こんな話をしたい！」等リクエストありましたら、書いてやってください。
　結構な確率で拾います。
　
　ちなみに、第一話後半で出てきた連中に設定はまだない。
　宿敵指定するもよし、スルーするもよしです。