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西岡の雑誌図書館コミュの(論考)金子つとむ「CO2温暖化説は本当ですか」(週刊金曜日・2022年12月2日号)61ページ

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 古気候学の治験によれb、過去1000年の地球の気候のあらましは、1000〜1400年ごろに中世温暖期と呼ばれる時期があり、その後の1400年からのおよそ450年は小氷河期だったと言います。そして1900年以降現在までは、小氷河期からの回復期だというのです。
 これは史実にも残されており、1677年には、凍結した英国・テムズ川の絵が描かれ、江戸時代には冷害による飢饉(ききん)が何度も起こりました。さらに遡(さかのぼ)れば縄文時代は、とても温暖だったと言われています。「縄文海進」といって、海水が関東平野の奥深くまで入り込んでいました。これはCO2温暖化説では到底説明できないことでしょう。青森県や北海道に縄文遺跡が残っているのは、温暖で住みやすかったからだと言われています。
 地球温暖化の話になると、私たちはとても近視眼的になってしまうようです。私たちの寿命はせいぜい100年。そんなスパンで地球の気候を議論しても、始まらないのではないでしょうか。古気候学は教えています。過去34万年の間に最大10度の変動が、10万年サイクルで4回あったと・・・・・。そこに数百年・数十年位の変動が加わります。つまり人の営みとは無関係に、地球自体が気候変動しているのです。
 この自然変動に対し、CO2温暖化説は、1946年以降の人類によるCO2排出量の急増を問題にしています。地球物理学者の赤祖父俊一(あかそふしゅんいち)あんは、人為変動を問題にするなら、まず自然変動分を取り除くべきだと述べています。まさに科学的態度と言えましょう。それでなくても1000年前から、地球は一貫して温暖化の途上にあるのですから・・・・。
 地球46億年の歴史を1日に置き換えてみると、私たちの寿命の100年は、たった2ミリ秒(0.002秒)足らずです。総合的・俯瞰(ふかん)的思考が得意なはずの政府が、この問題に関しては早々にCO2温暖化説を採用し、法律でその削減に努めようとしているのは、いったいなぜでしょうか。抗(あがな)えないほどの強力な権力が背後にあるのでしょうか。
 鶏と卵ではありませんが、CO2増加による温暖化説とはは裏腹に、温暖化によって海中のCO2排出が促進される側面もあるのです。脱炭素社会という合言葉は、社会の構造変革を意味しています。これまでのエネルギー基盤を、一気に入れ替えようというのです。脱炭素は世界経済フォーラムが牽引(けんいん)するグレート・リセットのための、一戦略に過ぎないのではないでしょうか。
 今すべきことは、一本釣りのCO2削減ではありません。観測体制を強化し、自然変動レベルを見極め、必要なら海面上昇のレベルに合わせた対策を粛々(しゆくしゆく)と進めることではないでしょうか。政治家や資本家ではなく、科学者こそが主体となるべきだと思うのです。

((論考)金子つとむ「CO2温暖化説は本当ですか」(週刊金曜日・2022年12月2日号)61ページ)
https://www.amazon.co.jp/%E9%80%B1%E5%88%8A%E9%87%91%E6%9B%9C%E6%97%A5-2022%E5%B9%B412-2%E5%8F%B7-%E9%9B%91%E8%AA%8C-%E9%87%91%E6%9B%9C%E6%97%A5/dp/B0BN3S6HGG/ref=sr_1_1?crid=3G89FST9CKJ3X&keywords=%E9%80%B1%E5%88%8A%E9%87%91%E6%9B%9C%E6%97%A52022%E5%B9%B412%2F2%E5%8F%B7&qid=1673618255&s=books&sprefix=%E9%80%B1%E5%88%8A%E9%87%91%E6%9B%9C%E6%97%A5%2Cstripbooks%2C218&sr=1-1

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