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 東電の事故調査書は、「事故想定については結果的に甘さがあったと言わざるを得ず、津波に対する備えが不十分であったことが今回の事故の根本的な原因」と結論づけています。「想定外の津波だった」という東電に無責任さを感じるとしても、「津波で電源を喪失し、冷却機能を失って重大事故が発生した」というのは、多くの人の理解でしょう。
 しかし、メルトダウンのような事故を検証するには、「炉心の状態」を示すデータが不可欠となるのに、四つの事故調は、いずれもこうしたデータにもとすいた検証を行っていないのです。
 ただ、それもそのはず。そもそも東電が調査委員会に、そうしたデータを開示していなかったからです。
 そこで私は東電にデータの開示を求めました。これを分析して驚きました。実は、「津波」が来る前からすでに、「地震動」により福島第一原発の原子炉は危機的状況に陥っていたことが分かったのです。メルトダウンの第一の原因は、「津波」ではなく「地震動」だった可能性が極めて高い、ということです。「津波が原因」なら、「津波対策を施せば、安全に再稼働できる」ことになりますが、そうではないのです。


(木村俊雄「福島第一原発は津波の前に壊れた」(文芸春秋2019年9月号170〜177ぺージ)171ページ)
https://www.amazon.co.jp/%E6%96%87%E8%97%9D%E6%98%A5%E7%A7%8B2019%E5%B9%B49%E6%9C%88%E5%8F%B7/dp/B07VSJGYV3/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E6%96%87%E8%97%9D%E6%98%A5%E7%A7%8B&qid=1566147303&s=gateway&sr=8-1


木村俊雄:元東京電力・原子炉設計監理担当


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コメント(1)

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 東電の事故調査書は、「事故想定については結果的に甘さがあったと言わざるを得ず、津波に対する備えが不十分であったことが今回の事故の根本的な原因」と結論づけています。「想定外の津波だった」という東電に無責任さを感じるとしても、「津波で電源を喪失し、冷却機能を失って重大事故が発生した」というのは、多くの人の理解でしょう。
 しかし、メルトダウンのような事故を検証するには、「炉心の状態」を示すデータが不可欠となるのに、四つの事故調は、いずれもこうしたデータにもとすいた検証を行っていないのです。
 ただ、それもそのはず。そもそも東電が調査委員会に、そうしたデータを開示していなかったからです。
 そこで私は東電にデータの開示を求めました。これを分析して驚きました。実は、「津波」が来る前からすでに、「地震動」により福島第一原発の原子炉は危機的状況に陥っていたことが分かったのです。メルトダウンの第一の原因は、「津波」ではなく「地震動」だった可能性が極めて高い、ということです。「津波が原因」なら、「津波対策を施せば、安全に再稼働できる」ことになりmすが、そうではないのです。


(木村俊雄「福島第一原発は津波の前に壊れた」(文芸春秋2019年9月号170〜177ぺージ)171ページ)
https://www.amazon.co.jp/%E6%96%87%E8%97%9D%E6%98%A5%E7%A7%8B2019%E5%B9%B49%E6%9C%88%E5%8F%B7/dp/B07VSJGYV3/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E6%96%87%E8%97%9D%E6%98%A5%E7%A7%8B&qid=1566147303&s=gateway&sr=8-1


木村俊雄:元東京電力・原子炉設計監理担当


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