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西岡の雑誌図書館コミュの月刊日本の部屋

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----環境大臣として初入閣した小泉進次郎氏をどう見ていますか。

菊地 小泉進次郎氏はアメリカの代弁者だと思います。彼の発言は、在日米国商工会議所(ACCJ)やアメリカのシンクタンクの方針に沿ったものばかりです。
 最も象徴的だったのは、自民党農林部会時代の発言です。ACCJは2014年に、日本政府に対して「JAバンクとJA共済を現在の農水省の管轄下から金融庁の監督下に移し、他の金融機関と平等な競争環境(民間と同じ法人税を課すなど)を確立すべきである」とする意見書を突き付けてきました。彼らの狙いは、JAバンクとJA共済を民営化させ、「農協マネー」で米国債を購入させることです。
 このACCJの要求に呼応するように、進次郎氏は2016年1月に「農林中金(嚢中)の融資のうち農業に回っている金額は0.1%にしかない。農家のためにならない」と述べ、「嚢中不要論」をぶちあげたのです。
 嚢中は、地域のJAバンクや各都道府県にあるJA信連から資金を預かり、その運用益を組合員に還元しています。また、農中は農協の事業の赤字を補って日本の農業を支えています。フランスのクレディ・アグリコルやアメリカのクレジット・ユニオンなど、どの主要国にも農中のような農業金融の中核機関が存在しています。農家に直接投資するのはJAバンクの役割であり、農中の融資が少ないのは当然のことです。
 ACCJが狙っていた農協マネー380兆円の略奪は、進次郎氏の父・純一郎氏が年次改革要望書の指令に沿って郵政民営化を断行し、郵政マネーを略奪しようとした構図と同じです。
 また、「日本の農業は過保護だ」という進次郎氏の主張も事実に反するものです。日本の農業は過少保護なのです。欧米主要国は、食糧安全保障の観点から、農業に多額の国家予算を投じています。農業所得に占める直接支払い(財政負担)の割合を見ると、日本はわずか15.6%です。フランス、イギリス、スイスはいずれも90%を超えています。農業算出額に対する農業予算の割合を見ても、日本が27%なのに対し、アメリカは65%、スイスが62%、フランスは44%となっています。

----進次郎氏は、日本をコントロールするジャパン・ハンドラーから直接手ほどきを受けました。

菊池 彼は2004年3月に関東学院大学を卒業した後、コロンビア大学に留学しています。そこで指導を受けたのが、ジャパン・ハンドラーの代表的人物であるジェラルド・カーティス氏です。カーティス氏はコロンビア大学東アジア研究所所長などを歴任した日本政治研究者ですが、CIAの情報提供者(インフォーマント)として名前が上がっています。現在も竹中平蔵氏が所長を務めるパソナ総合研究所のアドバイザーに名を連ねています。ジャパン・ハンドラーたちは、日本の留学生たちを手懐け、アメリカの代弁者として育成しているのです。その尖兵が進次郎氏です。
 進次郎氏はCSIS(戦略国際問題研究所)の研究員も務めていました。まさに、CSISは、日本に対する司令塔の一つであり、ジョゼフ・ナイ、リチャード・アーミテージ、マイケル・グリーンといったジャパン・ハンドラーの巣窟です。

----進次郎氏は菅義偉官房長官と歩調を合わせています。

菊池 二人はともに神奈川県選出であり、規制改革論者として知られています。もともと菅氏は、小泉純一郎政権時代に竹中平蔵総務大臣の下で副大臣を務め、小泉流の規制改革路線を信奉してきました。
 2009年の民主党政権誕生後、一旦郵政民営化路線は修正されました。2012年4月には郵政民営化法改正法案が衆院を通過しました。民営化法は「ゆうちょ銀行」と「かんぽ生命保険」の金融2子会社の株式について、完全売却を義務付けていましたが、それが努力目標に改められたのです。この法案に中川秀直氏とともに反対したのが、進次郎氏と菅氏でした。
 8月7日、進次郎氏は滝川クリステルさんとともに菅氏を訪ねて結婚を報告し、そのまま首相官邸で記者たちを前に結婚を公表しました。今回の進次郎氏入閣を推進したのも菅氏だったと見られています。8月10日に発売された『文藝春秋』9月号に掲載された菅氏と進次郎氏との対談でも、司会者から「進次郎氏はもう閣僚になっていいか」と振られて、菅氏は「私はいいと思います」と発言していました。菅氏は、安倍総理が9月6日にウラジオストックから帰国すると、「今回、進次郎は入閣を受けるのでは。言ってみたらどうですか」と進言したとも報じられています。今後、進次郎氏は菅氏と連携しながら、アメリカの要求に呼応した規制改革路線を推進していくことになるでしょう。

(後略)



菊池博英:日本金融財政研究所所長・金融財政学者


常井健一(つねいけんいち) 1979年生まれ。ライブドア、朝日新聞出版、オーストラリア国立大学客員研究員を経て、2012年に独立。著書に「決断のとき トモダチ作戦と涙の基金」(小泉純一郎氏との共著)、「小泉純一郎独白」など多数。


(常井健一「アメリカの代弁者 小泉信次郎」(月刊日本・2019年11月号 40〜47ページ)41〜43ページ)
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