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「たしかにそういう指摘はありました。失踪してから1ヵ月後に『友梨ちゃんは生きている』と関西弁の男が公衆電話から電話してきたこともありました。でも、小泉純一郎元首相の訪朝(’02年)の後でしたし、ましてや、大阪は日本海側ではないので・・・・・」
 大阪府熊取町の吉川永明(ながあき)さん(48)が戸惑うのも無理はない。’03年5月20日、愛娘・友梨ちゃん(10・当時)が姿を消してから約6年。捜査関係者によって新たにもたらされたのは、「北朝鮮による拉致の疑いがある」という仰天情報だった。

                             *

 友梨ちゃんの失踪当日の足取りを簡単に振り返っておこう。事件当日、彼女は小学校の遠足に参加した後、同級生の女児3人と下校。自宅から約70mの距離にある交差点で別れ、一人になった。ここから自宅までは一本道。だが、その道半ば、残りあと400mの路上を歩いているところかを少年に目撃されたのを最後に消息を絶った。時刻は午後3時過ぎ。この時間帯に数台の不審車両が目撃されたこと以外、手がかりはなし。警察庁は6月25日、有力情報に最高300万円を払うという公費懸賞金制度の延長を決めている。
「友梨ちゃん事件は22年間の捜査一課人生の中でも、指折りの難事件でした。聞き込みの範囲を広げていっても、有力情報がほとんどない。その情報が入ったは事件翌年、’04年のことでした」(74ページ)
 そう言いながら記者に1冊のノートを差し出したのは、今年3月末で定年退職した元大阪府警捜査一家警部補の小川光正さん(60)。事件発生の1年後から友梨ちゃん事件の捜査本部に配属された元担当刑事である。ノートには彼が自分の足で拾った「友梨ちゃん事件」の手がかりや証言が克明にメモされていた。
<宅急便。新潟港へ。泉南方面の店の人からの情報。送り主は同じ泉南方面の在日の人物>
 小川さんが指差したページには、黒いボールペンでこう書かれていた。
「友梨ちゃんが行方不明になった日、中年の男性が『新潟港まで宅配便を出したい』と段ボールを持ってスーパーにやって来たというんです。送り主は在日朝鮮人。’03年当時、新潟港は北朝鮮の貨客船『万景峰(マンギョンボン)号』の入港で大騒ぎになっていましたから、この情報提供者は『友梨ちゃんの事件居関係があるのでは?拉致では?』と心配していたのです。伝票に書かれていた在日男性の住所を訪ねてみると更地になっていた」(小川さん)
 すぐに文書にして報告し、毎日行われている捜査会議にもかけた。しかし、にわかには信じられない。そんな時、北朝鮮に詳しい警備畑の先輩刑事が小川さんにこんなアドバイスを送ったという。
「私が出した報告書を読んでくれたらしく『泉南市に流れる男里(おのさと)川の河口付近で、北朝鮮籍の不審船が確認されている』と耳打ちしてくれました。泉南市といえば、事件現場から5kmほどの距離。何より、大阪湾に北朝鮮籍の船が入っていることに驚きました」
 海上保安庁関係者が補足する。
「友梨ちゃん事件の前後、(大阪エリアを含む)第5管区で北朝鮮の工作船が確認されたという記録はありません。ただ、ひっかかるのは、事件当日に荷物を送っても万景峰号には積めないということ。’03年はSARSの影響で4月下旬から8月上旬まで運航が止まっていたんです。朝鮮総聯(在日本朝鮮人総聯合会)の支部からでなく、個人的に荷物を送っている点から見ても、港留めにして別の人物に受け取らせた可能性が高い」
 ふるさと、北朝鮮への定期便が止まっている最中、新潟港留めで荷物を発送。そして、差出人は姿を消す。------。「拉致」の二文字が重みを増す中、今度はこんな情報が小川さんに寄せられるのだった。


                     失踪前年に頻発した怪事件


 証言者は失踪現場近くの住民だった。
「自宅近くの池のほとりに小屋があるんですが、そこで朝と夜だけ姿を現す、不審な二人組の男がおったんです。時期は友梨ちゃん事件の1年前。身長は170cm前(75ページ)後で、二人ともほっそりした体型でした。で、彼らは私の家の水道水を勝手に飲むことがあったので注意したら、訛りのある日本語で『水ヲクレ』という。どこから来たのかと聞いても答えない。では警察に通報する、と言うとようやく『北朝鮮』だと。昼間は何をやってるんやと聞いたら、パチンコ屋に行っているという。そんなカネがあるなら、ホテルに泊まれと怒ったら、首を振ってこういうたんです。『身分証明書がない』と。
 この小屋は、友梨ちゃんが最後に目撃された場所から300mほどの距離にある。ノート20冊分にも及ぶ捜査資料をめくりながら、小川さんが語気を強める。
「すぐに小屋を張り込みましたが、もぬけの殻でした。ただ、収穫はあった。友梨ちゃん失踪の日の午前中、現場付近で不審な二人組が目撃されているんですが、それが、背格好、雰囲気とも小屋の二人と酷似していたのです」
 小川さんはこの二人が通っていたパチンコ屋を突き止めた。そして、その荷物を出した在日の男性と彼らがその店で顔を合わせていたことも/----。
「小屋の二人と宅配便の男性を引っ張れなかった(事情聴取できなかった)のは、非常に残念です。ただ、この件は捜査本部も確認済み。現在も調べは続いています。直接関与した証拠こそありませんが、私は拉致の疑いは極めて高いと思っています」(小川さん)
 前出の父・永明さんが言葉を継ぐ。
「やはり友梨の失踪の1年前なのですが、空き巣に入られたことがありました。科学捜査研究所が部屋に残された指紋を調べたところ、登録されているとの日本人犯罪者の指紋ともマッチしなかったそうです。おそらく外国人のものでしょう、ということでした・・・・・」
「特定失踪者問題調査会」荒木和博代表はこうコメントした。
「北朝鮮が工作活動自体をやめたわけではないですし、小泉訪朝後に特定失踪者リスト入りしたケースもある。ましてや、刑事警察から話が出たのは初めて。失踪者リストに入って然るべきでしょう」
 元担当刑事の爆弾証言で、局面は一気に変わろうとしている。


取材・文/佐村多賀雄(本誌)
 


(週刊フライデー2009年7月31日号「スクープ・特定失踪者リスト入りへ!元担当刑事が爆弾証言した大阪小4女児行方不明事件「吉川友梨ちゃんは北朝鮮に拉致された!」(同誌同号74〜76ページ))
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コメント(1)

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「たしかにそういう指摘はありました。失踪してから1ヵ月後に『友梨ちゃんは生きている』と関西弁の男が公衆電話から電話してきたこともありました。でも、小泉純一郎元首相の訪朝(’02年)の後でしたし、ましてや、大阪は日本海側ではないので・・・・・」
 大阪府熊取町の吉川永明(ながあき)さん(48)が戸惑うのも無理はない。’03年5月20日、愛娘・友梨ちゃん(10・当時)が姿を消してから約6年。捜査関係者によって新たにもたらされたのは、「北朝鮮による拉致の疑いがある」という仰天情報だった。

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 友梨ちゃんの失踪当日の足取りを簡単に振り返っておこう。事件当日、彼女は小学校の遠足に参加した後、同級生の女児3人と下校。自宅から約70mの距離にある交差点で別れ、一人になった。ここから自宅までは一本道。だが、その道半ば、残りあと400mの路上を歩いているところかを少年に目撃されたのを最後に消息を絶った。時刻は午後3時過ぎ。この時間帯に数台の不審車両が目撃されたこと以外、手がかりはなし。警察庁は6月25日、有力情報に最高300万円を払うという公費懸賞金制度の延長を決めている。
「友梨ちゃん事件は22年間の捜査一課人生の中でも、指折りの難事件でした。聞き込みの範囲を広げていっても、有力情報がほとんどない。その情報が入ったは事件翌年、’04年のことでした」(74ページ)
 そう言いながら記者に1冊のノートを差し出したのは、今年3月末で定年退職した元大阪府警捜査一家警部補の小川光正さん(60)。事件発生の1年後から友梨ちゃん事件の捜査本部に配属された元担当刑事である。ノートには彼が自分の足で拾った「友梨ちゃん事件」の手がかりや証言が克明にメモされていた。
<宅急便。新潟港へ。泉南方面の店の人からの情報。送り主は同じ泉南方面の在日の人物>
 小川さんが指差したページには、黒いボールペンでこう書かれていた。
「友梨ちゃんが行方不明になった日、中年の男性が『新潟港まで宅配便を出したい』と段ボールを持ってスーパーにやって来たというんです。送り主は在日朝鮮人。’03年当時、新潟港は北朝鮮の貨客船『万景峰(マンギョンボン)号』の入港で大騒ぎになっていましたから、この情報提供者は『友梨ちゃんの事件居関係があるのでは?拉致では?』と心配していたのです。伝票に書かれていた在日男性の住所を訪ねてみると更地になっていた」(小川さん)
 すぐに文書にして報告し、毎日行われている捜査会議にもかけた。しかし、にわかには信じられない。そんな時、北朝鮮に詳しい警備畑の先輩刑事が小川さんにこんなアドバイスを送ったという。
「私が出した報告書を読んでくれたらしく『泉南市に流れる男里(おのさと)川の河口付近で、北朝鮮籍の不審船が確認されている』と耳打ちしてくれました。泉南市といえば、事件現場から5kmほどの距離。何より、大阪湾に北朝鮮籍の船が入っていることに驚きました」
 








(週刊フライデー2009年7月31日号「スクープ・特定失踪者リスト入りへ!元担当刑事が爆弾証言した大阪小4女児行方不明事件「吉川友梨ちゃんは北朝鮮に拉致された!」(同誌同号74〜76ページ))
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