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コピペの部屋コミュの【不思議・心霊】石じじいの語る怪異譚集【19】

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(転載元)
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1502541708/
【新】海・山にまつわる怖い話・不思議な話 1

(全話まとめ)
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80586888&from=share

コメントにつづきません
でははじまり

ーー

477: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 15:13:14.55 ID:+DG4v9FK0.net(主)

 私の実家の部落(この場合、集落という意味)に、珍しい石を探して拾い、それを売って生計を立てている男性がいました。
 子供の頃、よく話を聞いたものです。

 私は、彼を「石じじい」と読んでいました。
(本人の前では言いませんでしたが)

 彼は、珍しい石を求めて四国の山や海岸を歩きました。
 戦前の生まれで、若いころは朝鮮に住んでいたそうです。
 戦後は、実家にもどり半農半石拾いで生活をしていました。

 彼についての逸話は、以下のリンクをご参照ください。

http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1445320336
うしみつ関連記事:
山から石を持ち帰るとヤバいの??

(このコミュニティでのURL)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80475460

では、話の続きをしましょう。



632 :本当にあった怖い名無し:2018/06/03(日) 20:51:58.52 ID:gLLvxdFu0.net


 『遺書』


山での遭難のニュースは独特の不安感と恐怖をもたらすものですね。
どうやって亡くなったのだろうと考えてしまいます。
一瞬だったのか?じわじわだったのか?
亡くなるまでの記録(遺書のようなものも)があるとこれまた怖い。
航空事故でもそのようなものを残された方がいましたね。

そうだ。じじいの話でそういうのがありました。


633 :本当にあった怖い名無し:2018/06/03(日) 20:52:26.56 ID:gLLvxdFu0.net
石じじいの話です。

じじいは、そのような遺書のような書きつけを山で見つけたことがあるそうです。
目指していた石が露出する尾根近くの岩場に到着して休憩していたじじいは、ちょっと先にひらひらと布のようなものが風にはためいているのに気がつきました。
みてみると、ゴムの雨合羽がぼろぼろになっていました。古いものだったのでしょう。
石をどけてみてみると中に油紙で包まれた手帳が入っていたそうです。
もしやとおもってじじいはそれを読んでみました。
それは登山の時の記録ノートのようなものだったそうです。
万年筆で書かれていました。(昔のインクは耐久性があって消えませんでした)
西日本の幾つかの山を登った時の記録や感想、そこまでの交通の経費のメモがおもでした。
山に登った時にその持ち主が作ったであろう俳句もいくつか書かれていました。
最後のページまでめくってみてじじいはぎょっとしました。
そこには、最後の言葉と思われる文章が記してあったそうです。
つづく


635 :本当にあった怖い名無し:2018/06/03(日) 20:53:13.88 ID:gLLvxdFu0.net
つづき

女性に向けた文章だったとか。

女性へ、幸福な結婚を祝うことば;
楽しかった思い出を得たことへの感謝のことば;
手の届かないところへ彼女がいってしまうことへのさびしさと無念;

と。
文章から察するに、持ち主は、その女性と付き合っていて結ばれなかったのでしょう。
詳しい内容はわかりません。
じじいが話してくれたときには、私が子供だったので、あまり理解できなかったし、じじいもその内容を詳しく私に語ることを避けたのでしょう。
自分の母親への感謝の気持ちをあらわす文章もありました。
その手帳には持ち主の住所氏名が記されていました。紛失した場合の拾得者へ返送の願いも書かれていました。

じじいは、それを読んで大慌てで雨合羽のあった場所の周りをさがしまわりました。
他の残留物を探すためです。
何もありませんでした。もちろん遺体の一部なども。
ただ、その雨合羽の近くに、ピッケルの頭と思われる金属があったそうです。
それにはローマ字と数字が刻印されていましたが、じじいには読めませんでした。
数字のみ1935と読めたそうです。
つづく


636 :本当にあった怖い名無し:2018/06/03(日) 20:53:34.09 ID:gLLvxdFu0.net
>>635
つづき
じじい『その手帳は遺書やったんかのう。気持ちを整理するために書くだけ書いておいていったゆうこともあったかもしれんのう。ぼくにはまだわからんやろうけどのう。』

私『それで、その手帳はどうしたん?』

じじい『手帳も合羽もピッケルも持って帰ったで。ピッケルはその手帳を持っとった人のものかはわからんかったけどな。その住所に手紙を出したんやけどとどかんかったわい。電話もなかったしな。』


 そこに置く 朱の登山帽 雲と行く


639 :本当にあった怖い名無し:2018/06/03(日) 22:01:17.78 ID:y8J1706p0.net
>>636
切ない

638 :本当にあった怖い名無し:2018/06/03(日) 21:04:59.99 ID:QKKFshDB0.net
遭難した時の体験記&その後次の遭難で死んだ人のサイトってどこだっけ?

640 :本当にあった怖い名無し:2018/06/03(日) 22:04:02.28 ID:y8J1706p0.net
>>638
ヤマレコとかそんなような名前じゃなかったっけ
亡くなった方難病にかかってから登山初めて
登山歴まだ浅い方だったんだな
病気の質的にも単独は避けた方がよかったんじゃと思ってしまう

641 :本当にあった怖い名無し:2018/06/03(日) 22:39:35.25 ID:QKKFshDB0.net
>>640
サンクス とりあえず探してみるわ
とはいえ、単独はよっぽど準備しないと怖いよな

このスレに出てきた、風もないのに一本だけ揺れて音を立てる針葉樹(なぜか広葉樹では見たことない)とか、
この先危険という意味のテープとここが登山路という意味のテープの色が一緒の道とか、山奥で登山路から
少し離れているのになぜか生活感がある場所とか、どきっとする場所に時々遭遇するしな

あと幻覚なのか、子どもの頃に良く沢蟹採りに行っていた道が、今の地図やグーグルアースだと舗装された
はずなのに、自分で歩きに行くとなぜか記憶通りの土の道だったことがある
この時は流石に怖くなって一旦帰って、妻を連れて再度来たら舗装道路に戻っていた・・・

644 :本当にあった怖い名無し:2018/06/04(月) 19:08:49.26 ID:1KSi8NJB0.net
>>641
沢蟹の話めっちゃ怖いな

642 :本当にあった怖い名無し:2018/06/03(日) 22:57:34.74 ID:g+tXOB100.net
これね。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-210149.html



645 :本当にあった怖い名無し:2018/06/04(月) 19:30:11.45 ID:4YT9SpKW0.net


 『見つけると死ぬ石』


石じじいの話です。

見つけると死ぬ石があったそうです。
どういうものか?
山林作業などで山に入った大人や遊びにいった子供が死んでいる。
その死体は例外なく、赤茶色の珪石を握っているのだそうです。
あるいは近くにそれが落ちている。
当然、現場検証が行われるので、その石もほとんどの場合、警察によって発見され回収されます。
ある刑事が、その共通性に気がついて、警察にも知己の多かったじじいに尋ねたそうです。
じじいは、
「石は、上記の通り赤茶色の珪石であり、そのあたり一帯ではまず見つからない石だ」、ということを教えました。
石は、4個ほど警察に保管されていたそうですが、どれも同じような石でピンポン球くらい。

『その石ひろた警察の人はだいじょうぶやったん?』と私

じじい曰く:
『そうよ、そのことよ。警察の人や死体見つけた人らは皆、死ななんだ。あれは、最初に山で見つけて手に持ったら死ぬんかもしれん、ちゅうことやったね。』

事件性は認められず、そのような珪石に関わる死亡事案はいつのまにか起こらなくなりました。
死亡と石は偶然だったのかもしれませんが、偶然がそれほど重なるものでしょうか?

『なあ、気いつけんさいよ。その赤い石は、なにも山にだけあるとはかぎりゃせんので。学校へいく道端に落ちとるかもしれんし、泳ぎにいった浜におちとるかもしれんが。』

 おどかすなよ、じじい!と怯えたものです。

でも、いま、こう書いて考えてみると、その石は、死んだ人たちだけがあらかじめ持っていて、その石の効力で皆死んだ、とも考えられるのではないでしょうか?
その人たちが、その石を入手した時期が同じくらいであれば、それによって死ぬ時期も似通ったものになるのでは?しかし、そうなると、なぜ彼らが同時期に石をどうやって入手したのか?どうして、同じような時間経過で死ぬのか?がわからない。


646 :本当にあった怖い名無し:2018/06/04(月) 21:02:24.86 ID:LsGJbVFI0.net
犯人はじじい
ムシャクシャしてっやった
反省はしてない

647 :本当にあった怖い名無し:2018/06/05(火) 11:09:27.59 ID:oHBae9c50.net
逆に死んだ後、石が手の中に...じゃね?



650 :本当にあった怖い名無し:2018/06/06(水) 20:16:49.41 ID:fW71Uw8e0.net


 『死にたくなる場所』


石じじいの話です。

山中に、「死にたくなる場所」があったそうです。
春先の清々しい晴れの日に山を歩いていたじじいは急に死にたくなったそうです。
地面から風が吹いた様に感じたそうですが、そのあと急に気分がふさぎ込んで、いろいろと過去の嫌な思い出が浮かび、絶望感が湧き上がったそうです。

『いい年をした自分は、こんな石探しのようなバカなことをして世間様に顔向けができない恥ずかしい人間で、死んだ親もこんな息子では成仏できない・・・・ほらほら、あの時に、朝鮮人に言った言葉が、あとであんなことを・・・・』

ロープを持っていたので、それで首をくくろうとしたようでした。

急に、「きぃっーっ!」という鳴き声(?)が聞こえて、真っ黒な鳥が近くを飛び去りました。
それで、我にかえったそうです。気づいた時に、その鳥が鳴いたのだと思った、と。
その時、ロープを、アノ輪っかの形にして持って立っていました。
すると、再び気分がふさぎ込みはじめたそうです。

じじいは、慌てて、山中を走りました。走れば大丈夫だろうと思ったそうです。
大汗をかいて、じじいは何かにつまずいて倒れました。
もう、死にたい気持ちは全く無くなっていて、かえって、強い幸福感につつまれていたそうです。

村に降りて話をきいたら、その山のなかでは、昔から何人も自殺した人がいたということでした。

『じぶんの本当のこころのなかが出たんかのう?別に悲観しとったわけじゃないけんどな。
そういう場所やったんかねえ。そうよ、そのあとにな、がいにお腹が空いてな、ようけ飯食うたで。』


651 :本当にあった怖い名無し:2018/06/06(水) 20:40:54.71 ID:PZvAg22i0.net
>>650
死にたくはならないがヒダル神に似てるな

652 :本当にあった怖い名無し:2018/06/06(水) 23:50:34.83 ID:O1070NdC0.net
>>651
ひだる神

石じじいのホームグランドは、まさにその妖怪?の本場でした。
調べてみると、水木しげるの本にも出ています。
山中を歩いていると、急に激しい空腹感をおぼえて動けなくなる、という。
私にも何度か経験があります。
石じじいも私も同じところの出身なので、ある種の「風土病」ではないか?と疑ったりもしました。
(そんなことはないのですが)
自覚症状としては、脳貧血、低血糖症のような感じです。
なにか食べ物を持っていると、それを食べると回復します。
ほうっておいても、時間がたつと回復します。

このような魔物?に憑かれた時には、山の神さまに木の枝などを手向けると助かる、ということがじじいの故郷あたりでは伝わっていました。今はもうないでしょう。
山中に祀られている石仏です。
この石仏が祀られていると、まあ、心強いのですが、 普通の場所に祀られているわけではない、と石じじいが言ってましたね。
『気いつけんさいよ。長居は無用で』と。



654 :本当にあった怖い名無し:2018/06/07(木) 12:08:44.46 ID:wx4eXMzE0.net


 『淵で泳ぐもの』


滝壺が綺麗な色過ぎてつい飛び込みたくなるのは子供の頃からあるな
間違いなく死ぬんだけど本当に綺麗でさ
怖いほど美しい色
エメラルドグリーンだったり瑠璃色だったり


656 :本当にあった怖い名無し:2018/06/08(金) 19:47:47.33 ID:+o2KHUL50.net
>>654
川の青黒い淵なども飛び込んでみたくなりますね。
いや、これは、じっさいに子供の頃に飛び込んでみる(みた)わけですが。
淵になった部分は流れが早く、そこに砂もたまらなくなっていることが多いですね。

石じじいの話です。

じじいは、山奥の川で淵の中を泳ぎ回る人間を見たことがあったそうです。
水面から高い崖から川面を見おろすと、その淵を人が長い手足を動かして、すいすいと泳ぎ回っていたそうです。
白い裸体(?)で、緑黒い淵から浮き出るようだったと。
ずっと見ていても、息継ぎのために睡眠に顔をだす気配がありません。
気持ちよさそうに手足を動かして泳ぎつづけていたそうです。

そのうち、その白いスイマーは、ふっと泳ぐのをやめて、気をつけの姿勢をとって淵の中に停止しました。
水は流れているのにそのスイマーは流されませんでした。

それを見ていたじじいは、なにか、それが自分を見つめているのではないか?と思い、恐ろしくなってその場を立ち去りました。
それに顔らしきものはなかったのですが。
そのあと、川の近くで野営するのがためらわれたそうです。魚が跳ねたりして大きな水音がすると、ぎくっとしたと。

『頭はあったが顔は見えんかったなあ。髪の毛もなかったような気がするが。おなごやったらxoffsdfasasooとったかもしれんなあw』
 

  (了)

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