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コピペの部屋コミュの【不思議・心霊】石じじいの語る怪異譚集【15】

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(転載元)
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/occult/1445320336/
山から石を持ち帰るとヤバいの??

(全話まとめ)
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80586888&from=share


コメントにつづきません
でははじまり

ーー

477: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 15:13:14.55 ID:+DG4v9FK0.net(主)

 私の実家の部落(この場合、集落という意味)に、珍しい石を探して拾い、それを売って生計を立てている男性がいました。
 子供の頃、よく話を聞いたものです。

 私は、彼を「石じじい」と読んでいました。
(本人の前では言いませんでしたが)

 彼は、珍しい石を求めて四国の山や海岸を歩きました。
 戦前の生まれで、若いころは朝鮮に住んでいたそうです。
 戦後は、実家にもどり半農半石拾いで生活をしていました。

 彼についての逸話は、以下のリンクをご参照ください。

http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/occult/1445320336/
うしみつ関連記事:
山から石を持ち帰るとヤバいの??

(このコミュニティでのURL)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6168454&id=80475460

では、話の続きをしましょう。




138 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/11/21(土) 19:42:21.71 ID:qUCSg07L0.net


 『石生み』


石じじいの話です。

じじいは、兵隊に行って、衛生兵として訓練を受け戦闘に参加しました。
瀬戸内海に面した大きな町の連隊で訓練を受けましたが,そのときの話とか。

その町に、「身体から石が出る」人間がいたそうです。
町医者に診せても原因がわからず、珍しい症例だということで軍医に連れられて
患者を検分したそうです。
最初は、尻の部分が3寸ほど腫れた。触ると痛みがあって硬い。
だんだんと痛みが強くなってきたので、我慢できずカミソリで切開したら、
小さな丸い石が出たとのこと。表面が黄色だったそうです。
その後、その傷は癒えたそうですが、
一月ほどすると、別のところにまた腫れ物が。
それが晴れてまた石がでる。尻や太ももあたりから出たと。

身体の中に「石」(沈着物)が形成されるのは、尿管結石などの例があります。
これは、シュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムの結晶が、尿路系に沈着する現象です。また、筋肉の腱が石灰化する病気(石灰沈着性腱炎、アキレス腱骨化症)
もあります。進行性だと深刻な重篤な状態となります。
また、皮膚から異物が出る例としては、「虱瘤」というのがあります。
(浅井了意『伽婢子』巻之十三)
(つづく)


139 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/11/21(土) 19:44:38.45 ID:qUCSg07L0.net
>>138
(つづき)
じじいを指導する軍医は、これはどういうものだとおもうか?とじじいたち新兵に尋ねたそうです。
じじいは、かつて外傷を負うようなケガをしてそのときに、複数できた傷口に石が入ったあと治癒して、それが今になって
体外に出てくるのでは?と模範的な回答をしたそうです。
「石生みの患者」は、そのようなケガはしたことがない、と言ったそうですが。

石は複数あったので、そのうちの一つを金槌で叩いて割ってみたそうです。
かなり硬く、何度か叩いて粉々に割れたそうです。
外側の黄色に対して、中は、黒い詰まった石でした。(モースの硬度7ですね)
結局、その石を分析するわけでもなく、家をあとにしたとか。



140 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/11/23(月) 20:12:53.06 ID:7wdxicin0.net


 『石積み』


石じじいの話です。

じじいは、石探しをしたときに、山で不思議なものをいろいろ見たとのこと。そのなかの
一つです。
それは、遠くの山を訪れたときに見たもので、山の上の空き地(平地)に石が小山のように積み上げてあったとのこと。まるでピラミッドのようだったそうです。
高さは3メートル以上はあり、一抱えもある石が積み上げてあったそうです。その石は、
そのあたりに普通にある石でしたが、全部、角を丸く加工してあったように見えました。
側面の一部は崩れていましたが、中も石がびっしりと積まれていました。
昔のだれか豪勢な人の墓だったのか?と思ったそうです。近くの村人にはその存在を
告げず、その山を後にしたそうです。

そのような石を積んだ構築物があるというのは、著者不詳の古文書「伊予雑記」
(江戸時代初期以前に成立か?)に記されているということです(三十七条:
山中に石積みのありたること)。「清良記」(江戸時代初期の軍記物)にも引用
されています。ただし、『清良記』については、歴史資料としては、信憑性が低いとする
意見も多いのですが。




159 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/11/27(金) 17:48:45.01 ID:58Hcge600.net


 『一反木綿』


石じじいの話です。

石には関係ない話ですが。
じじいが、石を求めてある山に分け入った時に会った怪異です。

その山は、山頂部は平場になっていて、地元の人は、千畳敷とよんでいたそうです。
真っ昼間、そこを歩いていたとき、
急に、あたりに陰がさして暗くなりました。

大きな鳥が頭上を飛翔した!と思って見上げたら、大きな四角形の黒い布のようなもの
が飛んでいたそうです。それは、ゆらゆらと少しはためくような感じで、大木を超えて飛び去ったそうです。風もないのに。

その大きさは、超えていった樹木と比べると、八畳の部屋ほどもあったとのこと。山里の人にそのことを尋ねると、ここいらでは
そのようなものが飛ぶことがたまにある、と教えられました。

一反木綿の眷属みたいですね。



163 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/11/28(土) 21:09:24.04 ID:JEUZ1IMi0.net


 『鍾乳石』


石じじいの話です。

じじいは、鍾乳洞にもぐったことがあるそうです。
四国には、カルスト地形があり、鍾乳洞も多いのです。
鍾乳石を割りとるのは悪いことですが、興味があったので
その道のプロと一緒に入ったそうです。素人だけで入ると危険です。
人がやっと這って通れるような穴を何十メートルも進まねばならない場所もあって、このまま出られなくなったらどうすればええんか?!と怖かったそうです。

鍾乳石の林立する広間のようなところに出たときには安心したのですが、電気カンテラであちこち照らしていると、

そこに、人間が突っ立ていたそうです。

じじい、腰が抜けるほど驚いたそうですが、よくみると、鍾乳石でした。
人間の彫刻といってもいいほど似ていたとのこと。

人の上に石が固まったのでは、と案内者に尋ねたら、
「鍾乳石ができるまでに長い年月がかかるので、それは絶対に無い!自然の造形だね。」と言われたそうです。

現在存在する石関係のモノ、たとえば、巨石文化の遺物と
誤認される自然石や鍾乳石、海砂などは、とおい昔に長い年月をへて自然に形成されたもので、失われてしまうと、
人間の数世代の間には復活、再形成されないものですね。
石油石炭などの化石資源と同様に。
 


165 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/11/29(日) 11:48:14.97 ID:i5PelAxy0.net


 『文字の書かれた石』


石じじいの話です。

石拾いの仕事は、基本的に採って出し(売り)で、加工は自分でやらないのだそうです。そうしてると儲からないので。
ただ、加工を前提に、特定の石を採ってくることを請け負うことはあったそうです。このときは石灰岩だったそうです。
それを石材屋(墓石を作る)でカットしてもらって、切断面を研きます。石のカットはダイヤモンド粉が埋め込んである金属円盤ソーを使うので、高いのだそうです。
石を切ると、カッターのほうも摩滅するので、その高額なカッター刃を交換する必要が
あるからです。
石灰岩をじじいから買って切った人が、じじいに言うには、

「切って研いたら、そこに字が書いてあったんよ!」

でました!文字が浮き出る石 パート2!
見せてもらうと、まあ、文字に見えないことも無い。

『美、哲、慈』

と読めると持ち主は主張したそうです。

「あんまり、そうは読めんかったけどのう、むげに否定してものう、おとくいさまがおらんなるけんねぇ」

金に弱いじじいでした。


古い記録(江戸中期)によると、薪にするために樹皮付きの
木ぎれを割ったら、その断面に、
「良、哲、言」の文字が
両断面に現れた、というのがありますね。
(大田南畝全集〈第11巻〉随筆 2)



  (了)

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