ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

絵本を使ったイタリア語教室コミュの絵本・児童書翻訳3:クロウタドリのクチバシ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
翻訳:IL BECCO DEL MERLO

イタロ・カルヴィーノというイタリアでは著名な作家さんのこれまた有名なイタリアの地方の口承伝承をまとめたお話集から一つ。
クロウタドリというヨーロッパに多いツグミの一種である鳥のお話です。土地柄かヨーロッパの童話にはよくこの鳥が出てきます。鳴き声がとてもキレイで有名なのでyoutubeなんかでも聴けますし良かったら視聴してみて下さい(^^)

今回のお話は黄色いクチバシを持つこの鳥のそのクチバシの由来に関する逸話です☆↓


Molti anni or sono il merlo aveva il becco nero.
もう何年も前の古い話、クロウタドリは黒いクチバシを持っていました。

Oggi, invece, è giallo.
でも今ではそのくちばしは黄色くなってしまっています。

Non chiedete al merlo il perché di quello strano colore: a lui non piace, perché gli ricorda una sua vecchia birbonata.
そのおかしな色をしたくちばしの理由をクロウタドリに聞かないで下さいね。クロウタドリはその黄色いクチバシを気に入っているわけではないのです。なぜなら古い悪ふざけの思い出がよみがえってしまいますから。

Una mattina il merlo vide un pentolino sul davanzale di una casetta e si avvicinò subito per curiosare un po'.
ある朝クロウタドリは窓台の上にある鍋をみつけ、少しだけと中を覗き見るためにすぐに近よって行きました。

Dentro al pentolino vide una crema gialla come l'oro e profumata come un fiore.
そうしてお鍋の中にまるで金のように黄色く、花のように香り高いクリームを見つけました。

Quella crema lo tentava e il merlo non ci pensò due volte: vi affondò il becco e cominciò a mangiarla.
そのクリームにクロウタドリは誘惑され、思いとどまることもなくクチバシをつけ食べ始めてしまったのです。

Mentre se ne stava con il becco golosamente immerso nel pentolino, alla finestra si affacciò una vecchietta che, in realtà, era una fata.
鍋の中に深く沈めたクチバシでパクパクとクリームを食べていると、窓際におばあさんがあらわれました。いや、本当はそのおばあさんは妖精だったのですが。

La fata sgridò il merlo, poi battè le mani e pronunciò parole misteriose.
その妖精はクロウタドリを叱りつけ、それから手を叩き不可思議な言葉を発しました。

Il tegamino scomparve, la crema andò in fumo, ma il merlo non riuscì a pulirsi il becco.
すると鍋は消え去りクリームは煙になってしまいました。でもクロウタドリはクチバシをキレイにすることが出来なかったのです。

Da allora tutti i merli hanno il becco giallo.
その時から全てのクリウタドリのクチバシは黄色くなってしまったのです。

I. Calvino, Fiabe e leggende italiane, Einaudi

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

絵本を使ったイタリア語教室 更新情報

絵本を使ったイタリア語教室のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング