EdスノーデンSnowden！海賊たちコミュの「ホイッスルブロウワー」として有名なジュリアンア・サンジが英国刑務所で生命の危機に瀕しています

「ホイッスルブロウワー」として有名なジュリアンア・サンジが生命の危機に瀕しています

ウィキペディアはいまや生活の必需品となっていますが、この「暴露版」というか、『告発版」とも言うべき「ウィキリークス」という機密情報の暴露・公開サイトを始めた功労者、ジュリアン・アサンジについては、ご存じのことと思います。

　ジュリアン・アサンジは日本の南の巨大な大陸オセアニアのオーストラリア人です。
そして、エドワード・スノーデンに先行する形で、アメリカのイラク侵略での不正や残虐行為を暴露し、世界の平和に貢献した英雄です。
　枯れに続いて、マニングも軍人としての良心の呵責に耐えかねて、同じように機密文書を暴露して、米軍が暴走していることを各国に訴えた人物で、現在、アメリカの刑務所に閉じ込められています。
　もっとも新しい事例ではエドワード・スノーデン事件がありました。
　これらに先駆けて情報公開に先鞭を付けたアサンジですが、彼は各国でいろいろな罪状で何度も告発されたり告発が取り下げられたりと大変な人生を送っています。
　このようにいわゆる「ホイッスルブロウワー」として有名なジュリアンア・サンジですが、各国で逃亡の旅をして最後は、英国ロンドンのエクアドル大使館に逃げ込み、大使館の保護を受けてここに閉じこもる生活を続けていました。しかし、その後、国際環境や、エクアドルの政変があり、５月１日にエクアドル大使館が保護を打ち切ったため、とうとう英国警察に捕らわれてしまい、現在「逃亡の恐れあり」として英国の裁判所は５０週（ほぼ一年）の禁固刑を受けて牢獄に投獄されています。
　こうして英国で拘留の身となったジュリアンア・サンジですが、先だって法廷に連れられてきたときの様子があまりに衰弱していたことが国際的なニュースにもなりました。
　これをきっかけに、英国では60人以上もの医師達が、アサンジを緊急に入院させないと生命の危機があると訴える声明を発表しています。
　アサンジの父親も同様の趣旨で、アサンジの生命を救ってくれるようにとドイツ首相アンゲラ・メルケル女史に訴えをしています。

　ヨーロッパ議会でも議員達がこの問題を採り上げて広く国際世論に人道的な支援を訴えています。
　さらには議員たちが自国の政治かたちと共同名義で抗議の書簡も公表し、各地の英国大使館、領事館にも抗議の声が届いています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私たち日本人は、これまで日本で最大のホイッスルブロウワーとも言われている金子さん（東大助手）を見殺しにしてついには死に至らしめたり、今回の香港やウイグル族の命をかけた告発についても国会も含め、冷淡な態度をとり続けています。
　あのアメリカでさえ、香港やウイグル人の生命が脅かされていること、自由が脅かされていることに対しては、大統領府も議会も実効性のある抗議をしています。
　それが今回、アメリカの上下両院で圧倒的多数で可決された香港人権法です。
　これに対して、日本政府も日本の国会も、香港人の命をかけた自由と民主主義を守る闘いに対して全く支援の動きを見せていませんし、国民も興味本位、あるいは傍観者、評論家のような態度でしか意見を表明しない、それが、現在の日本の現状です。

　こういう自国民の冷酷なあり方に反対していこうではありませんか。