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西岡の図書館(基礎医学)コミュの大山ハルミ・山田武『細胞の自殺−アポトーシス』(丸善株式会社・1995年)

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 細胞分裂を顕微鏡で観察した人は誰でも、その自然のショウの見事さに感嘆します。多くの人がその神秘ともいえる働きに魅了され、その仕組みを明らかにしようと志しました。これまでほぼ2世紀にわたっる歴史をもつ細胞学は、その見事な細胞分裂の仕組みの研究であったとも言えましょう。
 その一見華やかな細胞分裂の陰に隠れて、一瞬のうちに進行し、自らを消滅させる“死”の過程が細胞にも起こることに、これまでほとんどの研究者は気付きませんでした。しかも、その死の過程は、遺伝子にプログラムされ、細胞分裂の機構に匹敵するというよりは、細胞分裂機構と共通し、あるいは表裏一体となった細胞死過程こそが、実は本書の主題であるプログラムされた細胞死−−ポトーシスです。
 アポトーシスは、スコットランドの病理学者、カー、ワイリー、キュリーらによって、1972年に初めて提唱されたものです。しかし、その後十数年間は、その重要性に気付かなかった多くの生物学者・医学者に無視されていました。ところがこの2、3年になって、突然、脚光を浴び、爆発的に研究が進んだのです。今世紀に残された細胞生物学最大のトピックスとまで、言われるようになり、世界で鎬(しのぎ)を削る、殲烈(せんれつ)な研究競争が行われるようになりました。

(大山ハルミ・山田武『細胞の自殺−アポトーシス』(丸善株式会社・1995年初版)2ページ)
http://www.amazon.co.jp/%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%AE%E8%87%AA%E6%AE%BA%E2%80%95%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%B9-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF-%E5%A4%A7%E5%B1%B1-%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%9F/dp/4621041312/ref=sr_1_25?s=books&ie=UTF8&qid=1359186616&sr=1-25


大山ハルミ 科学技術庁放射線医学総合研究所障害基盤研究部室長
山田武 東邦大学医学部教授

(同上書巻末の著者略歴)

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コメント(1)

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 細胞分裂を顕微鏡で観察した人は誰でも、その自然のショウの見事さに感嘆します。多くの人がその神秘ともいえる働きに魅了され、その仕組みを明らかにしようと志しました。これまでほぼ2世紀にわたっる歴史をもつ細胞学は、その見事な細胞分裂の仕組みの研究であったとも言えましょう。
 その一見華やかな細胞分裂の陰に隠れて、一瞬のうちに進行し、自らを消滅させる“死”の過程が細胞にも起こることに、これまでほとんどの研究者は気付きませんでした。しかも、その死の過程は、遺伝子にプログラムされ、細胞分裂の機構に匹敵するというよりは、細胞分裂機構と共通し、あるいは表裏一体となった細胞死過程こそが、実は本書の主題であるプログラムされた細胞死−−ポトーシスです。
 アポトーシスは、スコットランドの病理学者、カー、ワイリー、キュリーらによって、1972年に初めて提唱されたものです。しかし、その後十数年間は、その重要性に気付かなかった多くの生物学者・医学者に無視されていました。ところがこの2、3年になって、突然、脚光を浴び、爆発的に研究が進んだのです。今世紀に残された細胞生物学最大のトピックスとまで、言われるようになり、世界で鎬(しのぎ)を削る、殲烈(せんれつ)な研究競争が行われるようになりました。

(大山ハルミ・山田武『細胞の自殺−アポトーシス』(丸善株式会社・1995年初版)2ページ)
http://www.amazon.co.jp/%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%AE%E8%87%AA%E6%AE%BA%E2%80%95%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%B9-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF-%E5%A4%A7%E5%B1%B1-%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%9F/dp/4621041312/ref=sr_1_25?s=books&ie=UTF8&qid=1359186616&sr=1-25


大山ハルミ 科学技術庁放射線医学総合研究所障害基盤研究部室長
山田武 東邦大学医学部教授

(同上書巻末の著者略歴)

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