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なつみ館(仮)コミュの結

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   アリサとユキホの声だけの会話


アリサ「私、アイドルになる」



   アリサの独白。


アリサ
 「衝撃だった。
  私はいったい、どこまで独善的だったんだ。
  私たちはミューズにはなれない。ミューズにはならない。
  そう、結論を出したはずだった。
  私自身、そう決めたはずだった。
  だというのに、私はまだ、あの人たちの幻想を追いかけていたのだ。
  ユキホに言われてはっきりした。
  私は、あの人たちのようになりたいんじゃない。
  私は、あの人たちに憧れるあまりに、あの人たちになりたいと、思ってしまっていた」



【ハナヨとウミの会話】

ハナヨ「二人とも、今日も練習に来ないね。本番まであと一週間しかないのに」
ウミ 「・・・・・・

ウミ 「私は間違って


ウミ 「ハナヨ

ハナヨ「去年は、部活とてではなく、チームとしての団結を高めたじゃない?
    だけど今年からは、部活としての側面を強くしてみようかと思って」
ウミ 「それは、どうして? 私、思ったんですよね。
コンテンツを持続させる、
表現活動を継続させるためには次の世代を生み出し続けなくちゃいけない。
だったら、後輩を育てて、その技術を継承していく
一から初めた私たちだから、タイヘンだったけど、そのぶん思い入れも大きくて。
すごく大切な場所だったし、大切な思い出になってる。
だから、そういう経験や想いをみんなにもして欲しいと思う。
でも、それだけじゃ、そこだけで終わってしまうと思ったの。
それは確かに綺麗な思い出かも知れないけど、私は、もっともっと、
発展していきたい、成長していきたいと思ったの」
ウミ 「だから、部活として活動を強める、と」
ハナヨ「そうです。ちょっと、浅はかかも知れないんですけどね」
ウミ 「ハナヨがそこまで考えていただなんて・・・」
ハナヨ「だって、卒業していったみんなが帰ってこれる、そんな場所を作りたいから」
ウミ 「ハナヨ・・・」

   考え込むウミ。そして、結論が出る。

ウミ 「ハナヨ」
ハナヨ「は、はいっ」
ウミ 「ここはやはり、先輩の私たちがなんとかするしかありませんね」



   ウミがアリサを、ハナヨがユキホを説得する。


ウミ 「アリサ、ごめんなさい」
アリサ「謝らないで下さい。ウミさんは、悪くないですから。
    悪いのは全部、私なんです。私が、自分のことしか考えてなかったから」









ユキホ
「だって、怖かったんだよ。アリサ、才能あるから、ダンスもうまいし、歌声もきれいだから
私たち、始めたばかりなのに。差がつくのが嫌で。

私、焦っちゃって。だって、二人で始めたユニットなのに、私が足を引っ張ったらと思うと──怖くて
アリサのステージかける想い、私が一番よくわかってるから。
私──アリサに失望されたくなかったの。」












ハナヨ「そういえば、聴いてなかったね」
アリサ「え・・・」

ハナヨ「わかった? アリサちゃんとユキホちゃんがアイドルをやりたい理由」
アリサ「・・・私は、初めはただの憧れでした。
    ウミさんのようになりたい。
ハナヨ「うん」
アリサ「でも、今は違います。私、わかったんです。
    ウミさんや、部長たちの歌に、どれだけ励まされたか。
    感動するんです。その懸命に頑張ってる姿を見ると。
    私もがんばらなきゃ、まだがんばれるって、そういう風に思えるんです」
    だから私も、そんな風に、誰かを元気をあげられたら、それが一番うれしいです」
    それが、私がアイドルをやる理由です。






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