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寺子屋小山台〜第7期コミュの第四回 経済

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寺子屋小山台第4回講座「混迷する世界経済とこれからの日本」でした。講師の大澤佳雄先生は、ロンドン興銀社長、日本興業銀行常務取締役、みずほ証券社長、日本証券業協会理事などを歴任された経済人です。日本の高度成長時代から中成長時代、そして低成長時代への変遷を概観しながら、アジア高成長時代の終わり(中成長時代の始まり)と今後の行く末についてご講義いただきました。その後は、塾生と先生を交えての議論です。議論の中では特に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)がトピックに上りましたが、つまるところTPPは象徴にすぎず、自由貿易そのものについてどう考えるかが議論の中心になりました。とりもなおさず、農業など日本の第1次産業をどうするかの議論です。先生は金融界におけるご経歴とは別に、農業や漁業の現場に造詣が深いこともあって、大変勉強になりました(そのためか、ニッスイの社外取締役もされておられます)。
 以下は私見ですが、日本はこれまでも外圧を利用して国の仕組みを変えてきましたが、TPPについては制度疲労した日本を変えるための手段として活用できることは間違いないと思います。しかし問題はそれだけではなく、これは農業や医療云々の国内事情を超えた非常に戦略的な問題でもあるのだと思います。時間が許せば、TPPは中国との対立軸となるのか、中国をアメリカの価値体系の中に封じ込めるアメリカの戦略としての色彩がどの程度強いのか議論したかったのですが、時間が足りませんでした。中国は実力を伴った大国として、中国の価値体系とルールに基づき国際関係を動かしたがるでしょう。いずれにせよ、これは島国日本があまり経験してこなかった国際社会の手合わせの一環であり、国内の事情だけで考えれば頓珍漢な結末を迎えるパワーゲームとしての側面も忘れてはならないのだと思います。一方とのアライアンスが揺らげば他方から直ちにツケが回ってくるのであって、好むと好まざるとに関わらず、どのような国際関係(二国間ではなく多国間)の中に身を置くのか、そしてその中でいかに有利に立ち振る舞うのかは、非常に重要なことと思います。

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