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意味がわかると怖い話。コミュのラピ〇タ的な (自作、アレンジ)

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(^^)
どうも、俺です。


アレンジシリーズです。
名作ですよねw


★★★★★★★★★★★★★★★



『空に浮かぶ島に父さんはいつか行ってみせる。空に浮かぶ島があることを、最初にお前に証明してやるからな。』



あの頃、父さんはいつもそんな事を言っていた。



ある日、父さんは


『空に浮かぶ島に行って来る』


と言って家を出て行った。



それっきり、父さんは家に帰って来なかった…。



俺が10歳の頃の話だ。


それは父さんの家を出る為の口実であり、俺を見捨てたんだと思っていた。

父さんの書斎で、あれを目にするまでは……。



俺はあの日以来久しぶりに父さんの書斎へと足を踏み入れた。


10歳の俺の目線には届かなかった机の上に、それは、その当時のまま埃を被っていた。


人力飛行機の設計図と、空に浮かぶ島の位置が記された紙だった。


気になった俺は、机に広げられた紙に書かれていた内容を隅々まで読んだ。



空に浮かぶ島…か。


そんなアニメや漫画に出てきそうなモノが、このご時世、日本に存在してたら誰だって気付くはずだろ。

気付かない方が逆におかしい。


でも、俺は無性に

[空に浮かぶ島]

のことが気になって仕方が無かった。


父さんの遺伝を軽く恨んだ。



3年後、俺は父さんの残した人力飛行機の設計図を元に、バイトで働いて稼いだ金を注ぎ込み人力飛行機を作成した。

試しに飛行実験を行ったら、思いの外成功した。
あとは燃料を増やすだけ。
人力飛行機の完成は時間の問題だった。



1年後、
父さんの残した紙を頼りに

[空に浮かぶ島]

へ行くことを決意した。



そして今、俺はこうして空を飛んでいる。

父さんの書いた人力飛行機の設計図に少しアレンジを加えて作成した。

自らの足で漕ぎ続けるという芸当は、競輪選手だった父さんだから成せる技であり、運動音痴な俺には真似出来るモノでは無かった。


足で漕ぐのでは無く、ジェットエンジンを点火させ、その威力を利用し長時間のフライトを可能とすることに成功したのだ。
高度を上げる為の機能も取り付けた。


あとは

[空に浮かぶ島]

の位置だけ。


父さんの考えが合っているとすると、

[空に浮かぶ島]

は、あの巨大な雲の中にあるはず。


幸い、本日は晴天。
しかし、大きな雲の中の天候はいかがなものか…


不安と期待に押し潰されそうになりながらも、俺は大きな雲の中へと突入した。


凄まじい強風と、雷鳴の轟く雲の中…。

握っていたハンドルが外れ、飛ばされた。

死ぬ…かも……



俺は意識を失った。








……う、…ん……




そして、俺は目を覚ました。


のんびりと目を開けた先には、この世の物とは思えない世界が広がっていた。


よほど高い位置に存在するのか、眩しすぎる位日差しを照り付けさせる太陽、
一面が緑の芝、
流れる小川、
爽やかな森林、
小鳥の舞う空。


嘘…、あったんだ、本当に…


なるほど…、父さんが言ってたことは本当だったんだ!!


もしも本当に

[空に浮かぶ島]

があったらいいな、という想いしか抱いていなかった俺にとって、未だに実感が湧かないでいた。


伸びをすると、俺はその場から駆け出し、辺りを探索することにした。


原っぱの真ん中を流れる小川を覗き込むと、水の中に造られた大都市が広がっていた。


その様子を見て、俺は思った。
以前、この下に街があったとでも言うのだろうか…、と。
そして、近くに建造されたピラミッドは一体誰が作ったというのだろう。


ん〜…、もしかして、今の世界を軽く上回る高度な文明がここには広がっていたのか…。


残念なことに、この島には空を飛ぶ鳥以外に、動物と呼べる生物が一匹としていなかった。


いや、むしろ、俺だけしか居ない。


自然……。造られた自然。


何もかもが想像を凌駕した世界だった。
なるべく多くの情報を仕入れる為、島の隅々を散策して回った。
島の先端から下を見下ろすと、辺り一面青い海だった。
その海も、途中で途切れている。
その先は空になっていて、この島と島の下の海が浮いているという、訳が分からない状態だった。


いやはや、浮力は一体何なのか……




そんな科学的なことは、この

[空に浮かぶ島]

には必要の無いことなのかもしれない。



ん、あれは…なんだ?

うわっ、骨!?


まるで人間が倒れてそのまま白骨化してしまったかのように、生前の面影を残したままの状態で白骨死体が転がっていた。



まぁいい。

[空に浮かぶ島]

は、本当に存在したんだ。


このことを報道局に知らせれば、俺は世界から注目を集めるだろう。


そんなことを考えながら、俺は眼下に広がる神秘的な風景の余韻に浸っていたのだった。



コメント(42)

>>[2]

名作アレンジきたー(^∇^)

帰りの電車で読ませていただくので、一旦栞を…m(__)m
まず、戻り方がないですね…(^_^;)

地道に大自然の木を伐採して飛行機を作ろうにも道具がなければ不可能ですし…(笑)

もはや、下界の海めがけてスカイダイビングですね(笑)
>>[003]

(^^)
アレンジしました。
決してネタ切れという訳ではありませんよw

>>[004] ☆.+'feat.Sayaさん

(^^)
とりあえず、正解です。

どうやって帰るんでしょうねw

本当の正解は、別にあります。

>>[005] たけさん

(^^)
おお、なるほど、帰る手段が無い、ですか。

いい線ついてますねw

しかし、それは表向きの正解ですねw

(^^)
本当の正解は、別に潜んでいます。

たけさんなら、すぐに分かってしまうと思いますが……
(汗)
>>[6]

ん〜(^_^;)

他に感じる違和感は、小川の下に見える大都市くらいかなぁ…(^_^;)

あとは、結果的に生き物がいない以上、父と同じく餓死する運命になるのかな(^_^;)?

父が死んだって事は果物や木のみもなかったんですよねm(__)m
>>[007]

(^^)
おっ、さすがですね。
全然違いますw

それは、注意力をそちらに向ける為のフェイクですw


単なる情景描写に過ぎません。

ヒントは、俺が

[空に浮かぶ島]

に到着した所から、です。
>>[8]

んぢゃ、他に死体やら生物が住んでいた痕跡がないのに、どうやって自然が作られ、ピラミッドや大都市があったのか…ですかね(^_^;)?

わからないですよ_| ̄|○
>>[009]

(^^)
正解です。
俺、白骨死体のことを薄々誰の物か感づいてますw

それよりも、絶景と神秘的な光景に心が奪われてますね。

まだ、ありますよw
とっておきの意味怖要素が…w

>>[010] たけさん

(;^^)
たけさんらしく無いですよw
それも、情景描写ですw

もっと頭を柔らかくして下さい。

ラストヒントは、


意味怖にありきたりな要素ですw
>>[11]

最近ダメぽ(^_^;)

んぢゃあ、意識を失っている時点で死亡していて、あの世の風景だから「この世のものとは〜…」なのかな(^_^;)

って事で、主人公は既に死んでいる!

…限界なう(^_^;)
>>[012]

(^^)
それでも良かったのですが、それだとつじつまが合わないと思いますので、残念ながら違います。


意味怖の原点、といえば?

ここまで言ってしまえば、もう正解まであと一息ですw
>>[13]

…うがぁぁぁぁあ((((;゚Д゚)))))))わからん


まさかの伝家の宝刀、ゆめ◯ち((((;゚Д゚)?
>>[014]

(^^)
〇めオチ、ではありません。

大分、モヤモヤしてらっしゃるみたいですねw

俺も、たけさんの作品を読ませて頂いた時、いつも感じてますよw

モヤっとw
>>[15]

IQサプリはクソ簡単なのに_| ̄|○

だめじゃー_| ̄|○

頭硬くなったかなσ(^_^;)

俺の作品を読む皆の気持ちがわかりました(笑)
>>[016]

(;^^)はははw

そうですねw


最後の正解が出るまでは、解説はしません。


はたして、管理人のたけさんより早く正解を出す方は現れるのでしょうかw
てんで的はずれかもしれないけど(°□°;)人力ってもしかしてヒトを…………?
面影あるのに「まあいい。」なんですね(>_<)
>>[17]

全然わかんないやσ(^_^;)

誰かー正解出してくださいm(__)m
そのようなものは そんざいしない でしょうか|ω・`)
水の中に大都市って…めだかの学校みたいw
てか「よほど高い位置」なのに普通に呼吸できるだけの酸素濃度があるのかな…?
な、
ん、
た、
る、
こ、
と、
ネ!!
(^◇^;)
>>[27]

あ、やっと気付いたのか(σ^∀^)σ
>>[28]

昨日、みまふぃる。さんのコメントで気付いたよ_| ̄|○(笑)

>>[29]


たけが気付かないなんて珍しいね( ̄∇ ̄)

深読みしすぎた??
>>[30]

いや、俺基本スペックはただのバカだからね( ̄▽ ̄)
仕方ないさ( ̄▽ ̄)
>>[31]

またまた〜、そんな謙遜しなくていいのに( ̄∇ ̄)
>>[018]

(^^)
人の遺体を利用した物ではありません。

自力ゆえの、人力ですw

>>[019] мая|さん

(^^)
まぁいい、とスルーしてしまうのも、このお話の意味怖要素の一つです。

>>[020] たけさん

(^^)
たけさんの推理力に勝てましたw
それだけで、満足ですw
>>[021]

(^^)
そのようなものはそんざいしない、ですよねw

現実にあったら大騒ぎですw

>>[022] RxZ@ひいさん

(^^)
はい。
正解です。
俺、死んでます。

捉え方により、様々な答えが見つかるようにしたつもりですw

>>[023] 颯英or岩三郎さん

(^^)
それも正解です。
雲の中でハンドル飛ばされてますからねw
二度と帰ることは出来ないでしょうねw
>>[024]

(^^)
はい。
それがこのお話の根本的な、正解です。

それ以外に用意した正解が、ストーリーとしての意味怖要素でした。

>>[025] ゆたん。さん

(^^)
たしかにw
人間ならまず勉強に集中出来ませんねw

>>[026] ゆたん。さん

(^^)
そもそも、酸素はあっても無くてもいいんですw

何故なら…

>>[027]

(;^^)
陳さん(笑)

どうかされましたか?

>>[028] *あずにゃ*さん

(^^)
気付いて頂けて良かったですw

>>[031] たけさん

(^^)
馬鹿に見えない所が、たけさんの凄い所だと思いますw
>>[038]

(^^)
これから解説させて頂きます。
お待たせさせてしまい、すみません。

解説。


(^^)
今回のお話は、アレンジシリーズとして、某ジ〇リ作品をパク…アレンジさせて頂きました。


ストーリーとしての意味怖要素の解説をさせて頂きます。

父さんの残した紙を頼りに、[空に浮かぶ島]へと向かった俺でしたが、巨大な雲の中で人力飛行機のハンドルが飛ばされる、というアクシデントに見舞われます。
気が付くと、[空に浮かぶ島]に到着していました。


それでは、意味怖箇所の正解を箇条書させて頂きます。


1.人力飛行機のハンドルが壊れてしまった為、元の場所には帰れない。

2.[空に浮かぶ島]は、造られた自然の為、食べる物が無い。つまり、ゆくゆくは餓死する運命である。

3.白骨死体は、居なくなった父さんの物だと察知。『生前の面影を残し』、で父さんであると気付いた的なニュアンス…。

4.そんな父さんのことよりも、神秘的な世界に心を奪われている俺への無慈悲さに対する恐怖…。


(^^)
上記をストーリーとして読んだ時の、意味怖要素として配置させて頂きました。


…しかし、根本的な、
このお話の内容を真っ向から裏切る正解を裏で用意していました。

それは、俺が
[空に浮かぶ島]に辿り着いた直後の文面から…


『そして、俺は目を覚ました』〜

『いやはや、浮力は一体何なのか…』


までの、不自然に改行された文章の頭を一文字ずつ読んで頂けると、


[そのようなものはそんざいしない]


となります。
これが、このお話の本当の正解です。

よって、

俺は既に死んでいた、

ということになります。


(^^)
意味怖要素が全て分かった方は、意味怖作品を作れる才能があると思いますので、ぜひ、執筆してみて下さいw


以上。

解説読むまでわかんなかったけど、スゲーwww

よくわかりました!

ありがとうございます

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