意味がわかると怖い話。コミュのベッド下のアレンジ

　

『ぴんぽーん』

大学の友人のＡだ。今日は泊まり掛けで、俺の部屋に遊びに来ることになっていた。

俺「よう」

Ａ「おう。とりあえずビールとつまみ買ってきた」

俺「悪いな。まあ、入れよ」

両手に買い物袋を提げたＡを部屋に入れる。しかし、Ａの様子がおかしい。

Ａ「な、なあ。ちょっとコンビニに行こうぜ」

俺「何だよ。来るときに買い物してきたんだろ？」

Ａ「買い忘れた物があるんだよ。いいから行こうぜ」

Ａが俺を無理矢理連れ出すようにして部屋を出た。

コンビニまでの道中、無言で顔をひきつらせたＡを見て、俺は笑いを堪える。

俺「おまえ、何か変だぜ。何も喋らないし、必死な顔してどうしたんだ？」

Ａ「やっぱり気づいてなかったのか。実は人が部屋の・・・」

俺「ぷーーーーっ(´艸｀)」

ついに俺は、笑いを堪えきれずに吹き出してしまった。

俺「あれはただのマネキンだ(笑)」

Ａ「はあ！？」

俺「いや、だから・・・ようするにあれだ・・・ドッキリ大成功！(笑)」

Ａ「はあ！？(怒) いい年して幼稚な悪戯すんなよ」

俺「悪い、悪い(笑) まあ、そんな怒んなよ。部屋に戻って飲もうぜ」

こんなに上手くいくなんて、久々に大笑いさせてもらった。

それから部屋に戻ったんだけど、中に入るなりＡが「マネキンがなくなってる」なんていうもんだから、慌てベッドの下を覗き込んだ。

・・・なんだ、あるじゃまいか。なるほど、さっきの仕返しか(笑)

俺「今の、ちょっと焦ったわ(笑)」

Ａ「・・・」

　