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聖書研究入門編・中級編・上級編コミュのスミルナ時代 「ディオクレティアヌス帝の迫害」続き

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■「ディオクレティアヌス帝の迫害」 ユライヤ・スミス著黙示録講解より。


 『初代のクリスチャンは歴史上最も残虐な迫害をこうむったが、スミルナ時代においても悪魔に味方する事を拒んだ者は大いなる威嚇にあった。この時代においてはキリストを信じる事はローマ帝国に対して最も不忠実な事とされていた。なぜならば、キリストを信じると同時に良心の呵責なしに、「ローマの神の守護者」、また多神教の最高地位を占めていたシーザーを崇拝する事は出来なかったからである。国家の法律に従う事はクリスチャンの義務であるが、さりとて真の神に対する従順をおいてもそれを成す事はできない。ゆえに多数の者は円形劇場において野獣の餌食となり、あるいはまた油に浸されてシーザーの庭園におけるかがり火として残酷な火刑にあったりしたのであった。極悪非道のネロを始め他の皇帝も前記の方法はもちろん、悪魔でなければ到底案出することのできない暴虐無動の限りをつくしてクリスチャンを迫害したが、その中で最も流血の惨を極めたものに、スミルナ時代におけるディオクレティアヌス帝よりガレリウス帝の時代にまたがる約10年(紀元303年ー313年)の迫害がある。これは本章10節にいうところの「10日の間の苦難」である。(預言の計算上1日は1年に数えるので、10日間とは10年を意味する。エゼキエル書4:6節参照)この迫害においてディオクレティアヌス帝は前後4回にわたりキリスト教徒迫害に関する勅令を発布したが、下記のものはその最期の勅令で紀元304年4月に発布されたものの抜粋である。

1)キリスト教の礼拝所を破壊し、キリスト教の書を焼くこと。信仰を公言する者は官位を剥奪すること。

2)教会の教師および役員をことごとく獄に投じること。

3)祭日には監獄の戸を開き、神々に犠牲を捧げるクリスチャンはこれを放免する。これを拒む者は拷問すること。

4)帝国のあらゆる人民に神々を礼拝させ、犠牲を捧げさせること。−柏井園氏著「キリスト教史」102,103頁より

 同帝についで即位したガレリウス帝も、先帝に倣って激烈な迫害を加えたが、たまたま彼は恐ろしい病魔に襲われて、全身腫物をもって腫れ上がり、無数の害虫に噛まれて、さながら生ける屍と化し、その肉体は火葬場のような悪臭を放つに至った。彼は発病前は無数の罪のない血を流したほどの残虐な性格の所有者であったにもかかわらず、病魔に襲われ、死を恐れるあまり、医師より医師へ、偶像の宮から宮へと快復を願って歩いたが、一向に効果が見えなかった。ここにおいてついにクリスチャンに対する今までの態度を一変し、訓令を出して彼等に信仰の自由を与え、教会の設立を許可し、そればかりでなく、彼等の神に帝自身の病気が癒されるように祈ることを懇請するにいたった。このようにして激烈を極めた迫害が終息したのであった。』

http://d.hatena.ne.jp/behold/20120106/p1


この文章を読んで、思い出したのは、キリストの処刑に関わったピラト、また、キリストの誕生後、最初の殉教者となった幼子を殺すように指示したヘロデは、ともに恐ろしい死に方をしています。

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