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聖書研究入門編・中級編・上級編コミュの黙示録1:1-3 続き

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■タイトル

 『現存する最も初期のギリシャ語写本でも、同様に「ヨハネの黙示録」となっている。「黙示」とは、神が人間に対して人知を超えた真理や真意、神力などをあらわし示すこと。ギリシャ語apokalupsis(アポカリュプシス)「apocalypse」(アポカリプス―英語)のもともとの意味は、「ベールをとること」で、宗教文献では特に、未来のベールをとることを意味する。」(スタディ・バイブル「ヨハネの黙示録序論)

■著者

 『黙示録の著者はヨハネであることが、本書には繰り返し述べられている(1:4,9;21:2)―欽定訳;22:8)。ヨハネのギリシャ語は、loannesで(ルカ1:13参照)、ヘブル語のありふれた名前Yochanan(イオアンネス)「ヨハナン」に相当。この名は旧約聖書、外典そしてヨセフスの著書に数多く出てくる。これは著者がユダヤ人であったことを証明している。』(同上)


■歴史的背景・・・・皇帝崇拝の問題

 『初代クリスチャンである著述家たちの証言は、黙示録がドミティアヌス帝(AD81-96)の治世に書かれたということでほとんど一致している。
 ヨハネは、個人的交流があったと主張しているイレニウスは、黙示録についてこう証言している。「それはドミティアヌス治世の終わり頃に近い、ほとんどわれわれの時代であった。」と。実はこの皇帝の下で始めて、皇帝崇拝に関する問題が、クリスチャンにとって重大な争点となった。七つの教会へ手紙が最初に宛てられた、アジアのローマ領において切実な問題であった(1:1,11)。』(同上)

BC195 女神ローマを祀った宮がスミルナに建てられた。
BC 29 アウグスト、女神ローマとジュリアス・シーザーを共に祭った宮をエペソに。    ローマとアウグスト自身を祭った宮をペルガモに建てた。
    (生きている皇帝を崇拝するという、最初の例)

その後、ローマ崇拝は影が薄くなり、皇帝崇拝が顕著になっていった。

AD37-41 ガイウス・カリギュラ 自分を拝ませた最初の皇帝。―拒んだクリスチャン    を迫害。
AD81-96 ドミティアヌス、自分を強行に拝ませた。自らの神格化を確立し、自らを
     拝ませようとしたので、クリスチャンはその法に触れようとしていた。
  →AD95  ドミティアヌス、フラビウス・クレメンス(皇帝の親戚)を殺害。
       彼は無神論ということで嫌疑をかけられた。

       他の者は、ユダヤ思想に流れている、というかどで、処刑されたり
       財産没収。
       

 『このような事情こそ、ヨハネがパトモス島へ島流しされて、黙示録を著すことになった直接の背景であった。・・・・キリスト教は第二世代へ入っていた。主を直接知っていた人のほとんどは墓に下っていた。教会は、これまでにない外的脅威にさらされていて、イエス・キリストの新しい啓示を必要としていた。こういう訳で、ヨハネに与えられた幻は、その時代の特別な必要を満たしたのであった。幻を通して、皇帝の威光や儀式にひれ伏すのを拒んだ教会と信徒に向かって天が開かれ、今彼らの主は昇天して神のみ前に立ち、礼拝を強要するいかなる地上の君主にもまさる威光と力をお与えになることが改めて保障された。(患下285-287参照)』(同上)

使徒ヨハネは、キリストが地上での生涯を送られた時、彼を見、声を聞き、
胸によりかかり、イエスの死後は、母マリアの世話をしました。
ヨハネは、イエスが人々から軽べつされ、つばをはかれ、ゲッセマネで、苦悩の血の滴りを見、十字架で壮絶な死を目撃した人でした。しかし、今彼は、再び主を見ることが許されました。全く異なった主を見ます。神々しく輝く衣を着ておられる主でした。

<1:14-15
14 そのかしらと髪の毛とは、雪のように白い羊毛に似て真白であり、目は燃える炎のようであった。
15 その足は、炉で精錬されて光り輝くしんちゅうのようであり、声は大水のとどろきのようであった。>



※「患難から栄光へ」下285-287

 『・・・・驚いているヨハネの目の前に、天の栄光が開かれた。彼は神のみ座を見ることを許され、この世の闘争のかなたを見上げて、白い衣を着たあがなわれた者たちの群れを見た。・・・・彼に与えられた黙示には、神の民が経験する胸を躍らせるような興味深い場面が次々に展開され、教会の歴史が終わりの時まで予告された。数や象徴で非常に重要なことがヨハネに示された。そしてヨハネは、彼の時代や未来の各時代に生きる神の民が、やってくる危難や闘争を賢明に理解することができるようにそれを記録しなければならなかった。・・・
 ・・・・黙示とは何か表されたもののことである。主ご自身がこの書に含まれている奥義をそのしもべに表された。そして主は、その奥義がすべての人々に公開されて研究されるようにと意図されている。その真理はヨハネの時代にすむ人々と同様に、この地上歴史の最後の時代に住む人々にも宛てられている。この預言に描かれている場面のあるものは過去に起こったものであり、あるものは今起こりつつある。またあるものはやみの権力と天の君との大争闘の終結を見させ、またあるものは、新しくされた地に住むあがなわれた者たちの勝利と喜びを表している。』

(続く・・・)



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