新政府内閣総理大臣　坂口恭平コミュの人との出会と歌

2012/07/8 ツイートより

目の前の人の琴線に触れる。こういう地道な活動だけが僕の道を作ってきた
。だからどんな国でも地域でも僕は踊って、
歌って、絵を描いて、原稿書いて、作って、
みんなでご飯を食べて熱く語ってきた。
僕がやったのはとにかく目の前の人の心を震わすことだ。
それができないと世界は変わらないと思ってた。

直接、いろんな人と出会い始めたのは１９歳に路上音楽家になった時である。
この時は金曜日と土曜日やっていたが、
それぞれ一日に朝までやって一万円稼いでいた。
この時に喉を鍛えた。
人の感情と自分の歌の波が合わさった瞬間、
人が増えたり、感動してくれたりすることが分かった。
声の出し方も覚えた。

声が枯れていてもお金を稼ぐ方法を身につけていった。
声が枯れても駄目じゃないことを知る。
声のレイヤーを感じた。
枯れている声もグラデーションがあり、
それをうまく使えば、
逆に普通の声よりもちょっと枯れているくらいがノイズが
入って聴きたくなる歌声になったりする。
そういうのを学んだ。

その１９歳の時に感じた確信は強かった。
僕は路上で歌っている限り、一生食いっぱぐれないことを確信したのだ。
一日１万円稼げるのだ。
それであれば、なんか食べたいときにだけ歌えばいい。
腹が減ったときに歌えば、空腹感が減るという効果まで知った。
一石二鳥。歌えば、稼げるし空腹感減少。いいね！

僕が無茶できたり、お金のために働かないという強気の行動にでたり、
お金をどんどん人に使ったり、トークショーでお金を破ったりするのは、
この体験が後ろで守っていてくれるからである。
とことんやれ。全てをさらけ出して恐れを捨てて突き進め。
どうせうまくいく。
うまくいかなくたって路上の歌がある

僕は９０歳ごろになってずっと路上で歌っていて、
車に乗せられたり、たまには飛行機とかに乗せられて違う国に行ったり、
勝手に動かされているけど、
それでもずっと一人でいつかは路上で歌い続けている。
そこでいろんな人に出会って、一緒にご飯食べて、
また別の所に移動して、って人生を送るらしいです

どうやってでも生きていける、
というような環境とは何かということを１０代のうちから考えておくのは悪くないと思う。。
（ほとんど誰も考えていないと思うが。。）
僕の場合は「歌」であった。それを路上で野宿しながらやっていて確信できた。
試したからだ。あなたは何だろう？そして試したか？