世界の料理とトークカフェの会コミュの椿山荘～鳩山会館～護国寺～東京大神宮散策ツアーを行いました

2010年1月30日（土）、私の主宰する会（ふらっと青山）で江戸川橋～文京区音羽界隈の散策ツアーを行いました。参加者は14名。
ミクシー関係者の参加者は、ともさん、ローブさん、感動野郎さん、さんちゃんさん、はなさん、ヴィオレットさん、日本一さん、もちさん、じろりんさん、
ＹＹＺさん、みゆうさん（二次会のみ）等の面々…

文京区音羽地区は歴史のある街で、旧跡、かつての武家屋敷、田中角栄邸、鳩山邸等名家がたくさん立ち並んでいます。レトロな風情が楽しめるコースです。
都心の散策コースとしては、あまり知られてはいませんでしたが、鳩山首相が誕生してからは、この地区が一躍クローズアップされています。鳩山会館は、そのゴージャスさのみならず、日本の政治史を物語る品々が数多く展示されているスポットとして、やはり見ごたえがあります。

それから、東京大神宮は、ここは原宿かと勘違いさせられそうになるほど若い女性達で大変にぎわっていたのには大変びっくりしました。
やはり、出会い運、縁結びの神通力に引き寄せされるんでしょうね。
参考までに、私の妻も、この東京大神宮に参拝したその年に、この私と出会ったそうです。一応ご利益があったようですが、意外な展開だったとのこと…

今年の「ふらっと青山」（世界の料理と歴史文化の会）は、「歴史から学ぶ」をメインテーマとしてイベントをやりたいと思っています。
次回は2月27日（土）に、引き続いて文京区で「小石川後楽園～神田明神界隈散策ツアー」を行う予定です。

URL
http://hp1.cyberstation.ne.jp/flat-aoyama/
コミュニティー
http://mixi.jp/view_community.pl?id=596876

（以下、探訪したスポットの紹介　一部引用）
http://itot5.jp/gokokuji/59

豊島区や文京区周辺は、丘や谷、坂の多いことで知られている。特に文京区には113もの坂があると言われており、この数は東京の坂の3分の1にあたるというから驚く。そんな勾配のある地形が災いし、目的地までの移動が少々困難な場合も。

しかし、この複雑な坂の多い地形が幸いし、戦後の無分別な土地開発から文京区の土地や建物は守られ、「東京の歴史的、文化的施設」を残す結果となったのも、また事実。区内最古の洋風建築物「豊島区立雑司が谷旧宣教師館」や松尾芭蕉も居住していた「関口芭蕉庵」などがそれにあたり、そのほかにも歴史的建造物が点在している。だから、このエリアは都心の真ん中で繁華な場所でありながら、気品が漂っているのかもしれない。例えて言うなれば、洋館が林立している「神戸北野町の異人館エリア」のような雰囲気か。今回は、そんなレトロ雰囲気と名所を求めて、文京区の大塚や目白台、関口周辺を散策してみたいと思う。

【政界で有名な鳩山由紀夫・邦夫氏の実家を利用して作られた記念館「鳩山会館」】
建てたのは、祖父である鳩山一郎氏（第52～54代の総理大臣）で、完成したのは関東大震災の翌年、大正13年。当時としては珍しい鉄筋コンクリート造の洋館で、あちこちにハトやミミズクをモチーフにした装飾が施されている。ステンドグラスもふんだんに使われており、周囲の人はこの瀟酒な大邸宅を「音羽御殿」と呼んでいたらしい。氏はこちらを生活の場としてだけでなく、政治の場としても活用していた。しばしば自由党の会合が開かれており、ソ連との国交回復に向けた打ち合わせも同屋敷で行われている。

その後、老朽化が著しく進んだ屋敷は、1995年（平成7年）に大規模な修復工事が行われ、平成8年には鳩山家の業績を伝える記念館「鳩山会館」として再生した。館内は写真撮影も可能（一部）で、屋敷内のソファや椅子に座る事も出来る。ちなみに広間は一般にも貸し出ししており、結婚披露宴やパーティを開催することも可能なんだとか。

こちらは、東京メトロ有楽町線「護国寺駅」下車し、徒歩7分くらいの場所。音羽通りを江戸川橋方面に歩いていると、その通り沿いで「鳩山会館」の門を見つけることができるはずだ。ただ、建物そのものは音羽通りに面しておらず門だけなので、万が一にも見過ごしてしまうことも。初めて行く人は、左側を見ながらゆっくり歩く事をおすすめしたい。

【高級ホテルとして名高い「椿山荘」】
「鳩山会館」からなら徒歩で20分ほどだ。武蔵野台地の東縁部にあたる関口台地に位置し神田川に面したこの地は、南北朝時代から椿が自生する景勝地だったため「つばきやま」と呼ばれていた。

浮世絵版画で名高い安藤広重の作品「名所江戸百景」の中で紹介している事からも、ここが素晴らしい場所だったことがうかがえる。その後、明治の元勲である山縣有朋侯爵が明治11年（1878年）に私財を投じてこれを購入。この一帯を、「椿山荘」と命名したのは同侯爵だ。大正7年には大阪を本拠とする藤田財閥の二代目当主藤田平太郎男爵に譲渡され、昭和23年（1948年）に藤田興業の所有地となっている。それを機に1万余の樹木が移植され、昭和27年（1957年）より結婚式場として営業を開始。現在の椿山荘は、改装で近代風なヨーロピアンホテルへと変貌をとげている。

ホテル正面玄関からロビーを抜けてまっすぐに庭へ降りて行くと、7万平方メートルに及ぶ林泉廻遊式庭園が広がっており、明治の名園の香りを漂わせている。園内は三重塔をはじめ歴史をしのばせる文化財の数々が随所に配置されており、廻遊するとその全てを鑑賞できるはず。庭の半分は石と植木のエリア、もう半分は池と滝を配した自然的な造園だ。結果的に、散策コースは山あり坂ありとなり、全てを歩き終えるには30～40分が必要かも。同施設に未だ訪れたことが無いのなら、ソメイヨシノが満開になる春の来訪をおすすめしておこう。

【永青文庫】
「永青文庫」は椿山荘の真後ろ辺りに存在する。こちらは、江戸時代から戦後にかけて所在した、熊本藩細川家の広大な屋敷跡の一部に建っている。

細川家に伝来する文化財を保存、研究し、一般に公開するのが使命だ。 700有余年の伝統に支えられた細川家の美術工芸品、古文書、典書類が収納されている静かな丘の上にあるこの博物館は、旧細川侯爵家の家政所（事務所）として昭和初期に建設されたもの。周囲環境は驚くほど静かで、ここが東京なのを忘れてしまいそうになる。建築物もレトロで、館内に展示されている骨董品なども時代がかっており、歴史浪漫に目がない人にはうってつけの施設だ。

【護国寺】
真言宗豊山派大本山。徳川綱吉が創建。大門を潜ると本院(観音堂)、内仏堂、大師堂、薬師堂、月光院、などが立ち並び奥へ進むと三条実美、早稲田の大隈重信、山形有朋など明治の大物の墓があり、それぞれの墓は一族郎党が取り囲み、門を堅く閉ざしている様子からその時代の権勢を思い起させます。また境内には八重桜、ツツジが植えられており季節には見事に咲き誇ります。

【関口芭蕉庵】
江戸時代を代表する俳人松尾芭蕉が、２度目の江戸入りの後、１６７７年から３年間この地に住んだ。当時、旧主筋の藤堂家が神田上水の改修工事を行っていて、芭蕉はこれにたずさわり、工事現場か水番屋に住んだといわれています。後に芭蕉を慕う人々により「龍隠庵」という家を建てたが、これが現在の芭蕉庵につながります。その後焼失し、現在のものは第２次大戦後の建築です。

【聖カテドラル教会】
カトリック東京大司教区の教会。第二次大戦で全焼しましたが、西ドイツのケルン市の信者たちの寄進を元に１９６４年丹下健三の設計で現在の大聖堂が建造されました。ステンレス・スチール張りの外装で、内部には１本の柱もありません。

【新江戸川公園】
江戸時代末期、熊本藩主細川家の下屋敷。その後、細川家の本邸となりました。素朴さの中に江戸時代の純日本式武家庭園の面影をとどめています。起伏の変化を利用し、自然景観を重視した回遊式泉水庭園です。松声閣の名がつく建物は、明治２０年ごろの建造で細川家の勉強所だったそうです。

【東京大神宮】
http://www.tokyodaijingu.or.jp/intro/index.html

東京における伊勢神宮の遥拝殿として明治13年に創建された神社です。伊勢両宮（内宮と外宮）の御祭神である天照皇大神（あまてらすすめおおかみ）と豊受大神（とようけのおおかみ）、さらに倭比賣命(やまとひめのみこと)、天地万物の生成化育つまり結びの働きを司る造化三神が併せまつられていることから、縁結びの神社として知られています。また現在広く行われている神前結婚式は東京大新宮の創始によるものであり、伝統的な結婚の儀式が守り伝えられています。

「幸福が訪れる」という花言葉を持つ鈴蘭の花をかたどった『縁結び鈴蘭守り』や、縁結びの絵馬、カップルで一つずつ持つ『紅白巾着お守り』、各種ストラップ、恋愛を成就させるためのアドバイスが記された『恋みくじ』など、縁結びに関わるお守り類も充実しています。女優の宮崎あおいさんが結婚式を挙げられた神社としても有名です。

【築土神社】
http://www.digistats.net/doc/3tskd.htm
旧日本債券信用銀行の近くのビルに囲まれた地に鎮座する古社。
平将門由来の神社で、天津彦火瓊々杵尊（あまつひこほのににぎのみこと）と併せて平将門之霊（たいらのまさかどのれい）を祀る。
元々は、豊島郡上平川村に「津久戸明神」として鎮座していた(伝天慶３[940]年創建)。その後、文明１０年までは、そのまま現江戸城内に鎮座。江戸城の拡張により遷座。田安、牛込、富士見１丁目と移って、昭和２９年に、九段中坂の現在地に遷座。名称は、元和２[1616]年に牛込門外の築土山（現新宿区内）に遷座の際に、「築土明神」と改称され、明治７年に現名称になった。現在は、千代田区の文化財の指定を受けている。

（以上）