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携帯ストーリ『LIGHT BOOK』コミュのタイムマシ−ンにお願い 最終話

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タイムマシーンにお願い NOVEL?

前回までのあらすじ

 彩夏の葬儀も無事終わり部室を掃除していたとき、タイムマシーンに関する本を偶然発見した。
渉は、早速部室に泊り込みタイムマシーンを造ったが・・・・・・なかなか作動しなかった。
 
 しかしそのとき、強烈な睡魔に襲われた渉は、意識を失い気がつくと学校の屋上にいたが
タイムループの際の副作用でなんと記憶が飛んでしまったのであった・・・・

本編

 渉『うーん、頭が重い・・・タイムマシーンで過去に来たのは覚えているけど何か大切なことがあるような・・・・霧

 渉は、体をふらつかせながら歩こうとすると、渉と彩夏の友達との会話が屋上の反対側から聞こえる。内容は、彩夏との和解についての会話だった。渉はあわてて隠れた。

渉『謝罪、彩夏、東京ビックツリー・・・だめだ頭が重い・・・霧

 あと一歩のところで思い出そうとする渉、とりあえず過去の人物に会うのは危険と判断していったん学校の外に出ることにした。
 夜も更けてきて渉は1人夜の街中を彷徨っている。 【ぐーうっ】レストラン それもそのはず丸1日何も食べていなかったのだから。

渉『あー腹減ったな。とりあえず太陽軒のラーメンでも食べに行くか』

 行きつけの店太陽軒、味はおいしいが油まみれの店内・・・かなり年季が入ったお店だった

 渉は、カウンターに座り迷わずいつものチャーシュー麺チャーシュー抜き大盛を注文(笑)
ガツガツと食べる渉。よほどお腹が空いていたのだな。その時、テレビで東京ビックツリーの特集がやっていた。気にせずラーメンをすする渉どんぶり
 
 そして食べ終わり満足した渉、会計をしようとポケットから財布を取ったとき1枚の紙切れがひらひらと床に落ちる。それに気づいた渉は、メモを見る。そして、テレビ中継では、雨が降ってきたことを報道した。それを見た渉は・・・・

渉『何だこれは・・・・・うっ霧』 その時頭の中に過去の映像が過ぎる。

渉『頭が・・・・重い・・・うわーーーーー』  何かを思い出したみたいだって・・・・店で騒いだら迷惑だろう。むかっ(怒り)

渉『そうだ、彩夏を助けるためにタイムマシーンで過去に来たけど副作用で・・・・ええい。長くなるからもういいや。(時計を見て)やべえ時間がねえ、おっちゃん自転車貸してくれよ。』

 渉は、雨が降る夜の都会を爆走した。この際交通ルールを違反して・・・・普通はだめだが・・・自転車ダッシュ(走り出す様)禁止

 一方、東京ビックツリー近くの公園で友達と別れた彩夏。

彩夏『じゃあね、また明日。うわー本格的に降ってきたわ』

 小走りで帰宅する彩夏・・・・静かな住宅街の交差点に来た。そうここが事故現場である。
信号も青に変わりゆっくりと横断する彩夏だったがそこに猛スピードで走ってきたスポーツカーが
接近。気づいた彩夏だったが避けきれない・・・・・・

     【プーーーーーーッ 、キキキーーーーーッ】信号車(RV)ダッシュ(走り出す様)

彩夏『きゃーーーーーーっ』
と思った瞬間正面から渉が彩夏に飛びつき間一髪車を避けられた。まさにアメリカ映画のアクションシーンのように衝撃

渉『はあ、はあ、はあ、間に合った・・・・』
 渉がいることにビックリする彩夏だった。
彩夏『渉、あんたどうしてここにそれに何で私の場所が・・・』

渉『ビックツリーの話を聞いたから帰り道にここを通るだろうと思ったんだよ』
 ごまかそうとする渉。
渉『それに言わないといけない事が有るからさ・・・・』
 その時だった、また渉の体に金縛りがかかり眠気が襲った。

彩夏『渉どうしたの?もしかしてどこか怪我してるの??』

渉は、何とか力を振り絞って話しかける・・・・・

渉『この前の事を誤りたかったんだ・・・・・・ごめん・・・・・霧な』
かすれた声で話す渉、その姿を心配して泣きながら呼びかける彩夏
彩夏『渉、ねえしっかりして、渉ーーーーーーー』

 その姿を見て、通行人の野次馬や先ほどの車の運転手(金髪ロン毛の大学生風の男)が
彩夏のところに駆けつける。

  【ざわ、ざわ、ざわ、大丈夫か】

男『大丈夫ですか・・・・・』 かなり動揺している様子だった。
 雨によって視界が悪くなっていたのとすピーどの出しすぎが原因のようだ。

彩夏『大丈夫です。それより友達の様子が・・・・・』 先ほどまで隣に寄り添っていた渉の姿が無かった。

彩夏『えっ、うそ、さっきまで居たのに。渉、渉、わたるーーーー』

 夜の雨脚が強くなり静寂な都会の街中に雨音と救急車のサイレンが鳴り響いた




     ひよこ【ちゅん、ちゅん、ちゅん、】衝撃【カキーン】【ファイトオー、ファイトオー ファイトオー】走る人走る人


渉『うっ・・・・彩夏、ごめん』    【ドサッ】衝撃

ベットから落ちる渉。気がつくとそこは、すがすがしい秋晴れの日差しが窓から差し込んでいる部室だった
渉『うーん、夢か・・・・結局疲れてベットで寝ちまっただけかよ。やっぱタイムマシーンなんか造れなかったんだな。それにしても頭が重い』
 起き上がろうとしたその時、右足に痛みを感じる。紫色の痣ができていたがまん顔

渉『いたたっ。何で足に痣が・・・ベットから落ちたときかな?』

      【キーンコーンカーンコーン】チャペル学校
 
渉『やべえ、授業開始かよ』

その時、誰かが走ってくる足音が聞こえる走る人足

   【ガラーン】ドア

彩夏『こらー渉。あんたまた授業サボって変な発明しようとしているでしょ?サボりは許さないからね』

 懐かしい声が聞こえた。そうあの生徒会長、木下彩夏であった。 

渉『彩夏。何でここに死んだんじゃないのか?』

彩夏『はあ、何で死ぬのよ。それは、この前死にそうになったけど誰かさんが助けてくれたけどね』

 夢ではなかったのだ、ついに初めて渉の発明が成功した。過去に彩夏を助けたことで歴史が変わったのだ。

渉『夢じゃなかったんだな』

 彩夏の姿を見て成功の喜びで抱きつく渉。

彩夏『ちょっと、何するの?恥ずかしいでしょ。誰かに見られたら』

渉『成功したんだよ。タイムマシーンがほら見てみろよ』

 自慢げにタイムマシーン型ベッドを見せる。ベッドの時計をいじるが・・・・アラームが鳴るだけで時計チャペル
彩夏には、信用してもらえなかった。それもそのはず1度だけ奇跡の成功なのだから。

彩夏『何がタイムマシーンよ。バカ、ただのベッドしゃないの』

渉『おかしいな、くそ、何でだよ』

彩夏『ふーん。でも、もしかしたら・・・・・ううんなんでもない。ほら、教室行くよ。授業始まるよ』
渉『やべえ』

廊下を走り急いで、教室に向かう2人。足足

彩夏『でも、この前の事は、気にしていないからね。私もいろいろごめんね。でも私も素直じゃないからさまた、阻止するかもね。』

渉『まっ、張合いがあったほうが楽しみだから気にしねえよ』

彩夏『でも、ありがとう』
 
渉『???』

 渉は、その言葉の意味がよくわからなかった?

彩夏『(心の中)もしかしたらあの時、助けに来てくれた渉は、未来からタイムマシーンに乗って助けに来てくれた未来の渉だったのかもね。』

 渉の顔を見ながらクスクス笑う彩夏。初めて彩夏が渉の発明が成功した事を感じた。それを見て恥ずかしがる渉。

渉『何だよ。さっきから俺の顔見ながらニコニコして』

彩夏『ん?なんでもないよ』

 渉と彩夏は、仲直りができた。こうして前と変わらない学校生活を送ることができるようになったのである。成功したことを渉が知ったら性格的に天狗になってしまうことを予想して彩夏は、内緒にしたのだろう。渉にとっては、一番いいことだろう。果たして次は、どんな実験をするのだろうか?
もし、またドタバタエピソードがありましたら皆様にお話できることを切に願います・・・・というかあまり問題を起こさず生活してほしいものだ。オホン、最後までお付き合いいただいた読者の皆様ありがとうございました双子座
 
 また次回作もなにとぞよろしくお願いいたします双子座

                完結 

エンディング ブルーハーツ 手紙



 コピーライト石橋 スウコウ 2012/3/9

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