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mixi政治・政策討論会(仮名)コミュの資本主義論争

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日本資本主論争 2012年04月08日10:06

日本資本主義論争があった。
それは労農派と講座派の論争であった。
その主張は以下の通りである。

労農派(櫛田民蔵、猪股津奈雄、脇村義太郎など)
 1明治維新はブルジョア革命である。
 2寄生地主制は、封建的遺制である
 3過大な地代は、小作人が多い事による競争過多が原因である。
  それは、日本がイギリスの場合とは違い、マニファクチュアを経ずに、
  工場制機械工業を導入した為に、資本が農村の潜在的労働力を
  吸収できなかったからである。
 4寄生地主制は崩壊しつつあり、寄生地主は、資本家化している。
 5従って、当面目指すべき革命はプロレタリア革命

講座派の主張(山田盛太郎、服部之ソウ、野呂栄太郎、平野義太郎)
 1、明治維新は天皇制絶対主義である。
 2、寄生地主制は、生産物地代に見られるように、経済外強制である。
 3、現在の日本は封建帝国主義である。
 4、よって、目指すべき革命は民主主義革命。

これを見る通り、労農派のほうが、理論が通っており、講座派の意見が支離滅裂である事がわかる。
実際、講座派の野呂栄太郎も、32年テーゼまでは、労農派の主張をしていたし、服部之ソウも幕末厳マニファクチュア説を唱えていた。

しかし、日本の歴史を知らないロシア人が介入して、明治維新が絶対主義だという主張がでてきてしまった。
日本人ならわかると思うが、明治維新はブルジョア革命である。
そして戦後の共産党はさらに支離滅裂な論争を内部でする。
志賀・神山論争である。
ここで、志賀は封建的帝国主義だの、封建ファシズムなどわけのわからない事をワメくのである。

さて、労農派の理論をさらに、発展させたのが宇野弘蔵先生である。
宇野先生の主義は以下の通りである。
 1、原理論である資本論を直接、日本の現状分析には使えない。
 2それは特殊段階である段階論を通じて、使われる。
  段階論の教科書はレーニンの帝国主義論である。
それによって日本の特殊性を説明できた。
現在、段階論として使えるのは、レーニンの帝国主義論ではない。
レーニンの帝国主義論も、資本論から見れば、特殊論であるが、
現在から見れば、一般論である。
現在はカウツキーの言う超帝国主義段階である。
その段階を分析するのに使えるのはアントニオ・ネグリの「帝国」である。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1836250232&owner_id=30530424

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