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コレ何?技術とモノづくりコミュの移動手段としての道具

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何だか大層なタイトルですが、要は単車や自動車の類のことです。
私事ですが、数年前のこと家族(家内)の車を買い替えることになり、決してお金に余裕があるとは到底得ない我が家の事情を知ってか知らずか、中古車は絶対に拒否(過去に嫌な思いがあったらしいのです)の姿勢を崩さないために、仕方なく(この辺が問題視されなければいけません)いやいや(だったら止めればよかったという声あり)まあ、こんなもんかみたいな(よい子は絶対に真似してはいけません)気持ちで日本のもっとも代表的某自動車会社の小型車を購入してしまった(他人事のような書き方は要反省)わけですが、この車が乗れば乗るほどガッカリ感がつのってきてしまって(皆さんご存知のように某社の車は実にある種優れていてほぼメンテナンスフリーでOKみたいな世界でも認められた高品質なものなのですが)その気持ちは日々自分の心の奥に澱がたまるように沈ませていくのでした。もっとも車自体は家内の常用なので僕がどうこう言う立場にないことは言うまでもないことなのですが、いやでも目に入るそのスタイルとまれに運転するたびに「あ〜」等溜息と共にそのモーターのようにスムーズに回転するエンジン音やプラスティックの匂いといかにもといった感じの貧弱なメッキと車体のまるで粘土を撫で付けたようなボリュウムのないフォルムに、「こんな車を作っていて技術者たちは楽しいのだろうか」とか、僕の思い描く車はこんなんじゃないとの思いが更に深くなってゆく毎日。
そんなある日、ひょんなことから大阪の某中古車専門業者の存在に気が付かされることになりました。その業者は北欧の某自動車メーカー(航空機も製造しているところとは違います)を特に専門的に偏愛的といっていいくらいの熱意で販売しているところで特に1976年から20年間ほぼ基本的設計を変えずに作り続けられていた某車種を主に扱っているのでした。この空飛ぶ煉瓦(あ、失礼)は、僕のずっと以前から憧れていた車でしたので僕は自制心はとりあえずタンスの奥にしまって気が付いた時にはズブズブと頭蓋内部にはこの空飛ぶ煉瓦に占拠されてしまっていました。
で、話はとんとん拍子に進み(僕と業者の間だけでは)ましたが、問題は家内をどうやって説得するかという難題中の難題でした。結局、僕の余りのしつこさと業者さんの熱心な説明に「まあ、いいんじゃない」まで漕ぎ着けたわけですが、僕はもうひと押しが絶対に必要だと感じていました。20年以上前の車体です。いくらメンテナンスをしたといっても必ずトラブルはつきものです。その時になってだから言ったじゃないのということでは困るわけですから、僕は「まあ、いいんじゃない では困る。愛してもらわないとこのおじいさんを愛してくれないと困る」と更にしつこく洗脳に努めたわけです。
20年間デザインも変えず基本構造も変えず今でも愛されてる車が現にあるわけです。世界中の人から愛され続けているから部品も絶えることなく供給されています。
この車が納車されたときに業者の社長から強く言われたことが今でも忘れられません。
日本の車のようにメンテナンスフリーだと思っていてはいけませんよ。自分の五感で車の具合を感じながら大切に扱ってやってください。ということでした。走行距離は現在17万キロです。このおじいさんの車で先ずは30万キロを目指してゆこうと思っています。
こんな車があるんです。

コメント(2)

単車という道具は、かなり前から実用向けとそれ以外(かなり大雑把ですが)と二つに分けられるかと思いますが、実用向け以外の単車というのは殆ど嗜好品というか別になくて困るというものではないと思いますが、何故にこれほど(あくまで僕の主観ですモチロン)引き付けられるのかと考えますと、二輪とそれを駆動するための機構がシンプルでいて更にそれらが露出している(一部わざわざ隠してあるものもありますが)ことと、それに跨って走り出すことは自動車を運転することとは根本的に違っていて、自分の体を単車という機械の一部にしないといけないということだということだと思います。
凄く感覚的 自分との間隔がほとんど無いためにより単車の持っている特性が直に伝わってきます。そしてそこが魅力なわけです。なので、自分の体との間隔を隔てるような機能やデザインは排除されなければいけないとすら考えるのですが、どうも最近の単車をみると変。
あくまでもアナログ的でなければならないはず(これまた僕の主観ですが)の単車の例えば計器(タコメーターやスピードメータなどですね)がですね、あろうことかデジタル化しているわけです。それも殆どの車種が。このことだけでも肝心の単車との感覚的な交流がスポイルされてしまっていると考えるわけで、ちょっともうこれは許せないな〜というか、設計者は何を考えて一体誰のためにこういうことをしちゃっているんでしょうか。とにかくガックシですよ。
技術も装備もほぼ飽和状態となってしまい、作り手売り手としては差別化差別化と呪文のように考えた果てにこの世に生れ出てきたけれど、それは単なる装飾以上の意味を認められる(一部認めたと錯覚した人々が購入に走ったのでしょうけど)こともなく、理の当然のようにこの世から消えて行った数々の奇妙なモノたち。ヘッドライト・ワイパーや飛び出す絵本じゃあるまいにピョコンと飛び出すリトラクタブル・ヘッドライト。ユーザーとしては故障の原因となるような過剰な装備はむしろ邪魔だとおもうのですけど(もちろん反論はあるでしょう)ね〜

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