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知研関西談話室コミュの知研関西10月セミナー報告 ビジネスマンのための学問のすすめ

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2012年10月22日(月)大阪産業創造館
「現代ビジネスマンのための学問のすすめ」
 作家 奥野 宣之氏

致知出版から新しく『現代語訳・学問のすすめ』という本を出されました。
セミナーでは、同書のポイントや、現代に関連する部分、ライティングの苦
労話など、仕事や教育、生活に活かせる話をしていただきました。
140年前に書かれた「学問のすすめ」ですが、現代の問題がすべて書かれて
いる点にビックリ。

福沢諭吉の「学問のすすめ」が発売されたのは1872年(明治5年)。江戸から
明治になったばかりで当時の人口は3500万人ほど、「学問のすすめ」は22万
部売れました。160人に1人が読んだ大ベストセラーでした。

■赤穂浪士批判
「学問のすすめ」という題名ながら学問よりも嫁・姑問題やら上司とのつき
あい方など多彩な話題が書かれています。出版当時、問題になってたたかれ
たのが赤穂浪士の批判。吉良邸への討ち入りは私刑であって法を破っている。
幕府の片手落ち裁判を問題とするのなら最後まで裁判で争うべきで、私刑で
やってしまったら国が成り立たないという論調です。おかしいものはおかし
いと批判ですが、福沢諭吉は世間からはだいぶたたかれたようです。

■現在と変わらない世相
140年も前に書かれた内容とは思えない部分がたくさん出てきます。
「政府とは優秀な人物をたくさん集めて、一人の愚か者がやるようなことを
する所」と定義されています。個々は東大出など優秀ですが集団化すると愚
者となります。現在の膨大な国の借金を積み上げてきた政府をみているとま
ったくその通り。

また「愚民の上には圧政があれば、良民の上には善政がある」という言葉が
あり、政府批判をしても結局は「この国民あっての、この政治」。つまると
ころ国民が悪いと指摘しています。

「いまの学者はインプットばかりでアウトプットできないものが多い」とい
う言葉は昔も今も変わりませんね。

また心事(自己評価)と働き(相対評価)のバランスが大切とも書いてあり
ます。例えば自己評価が肥大になると「時代が悪い」と自分のせいではなく
世の中のせいにし始めます。

生活保護の問題についても書かれていて五升の米を与えると三升を酒に変え
てしまう者がいると指摘があり、現在の不正受給問題ですねえ。
会場に本を持ち込んでいただきましたが、早々と完売

セミナーには15名が参加 
交流会には講師を含め8名が参加しました。

セミナーの様子です。
http://tiken-kansai.org/TS12/S12-10.html

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