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Yua's factoryコミュの乙女肌11

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【翌日】

真冬「…」キョロキョロ

真冬(千夏さんが居ない…)

真冬(昨日の今日だから嫌な予感しかしない…やっぱりあの後何かあったの?)

男「あの…相澤、さん?」

真冬「っ!」バッ

男「ちょちょっ!そんな驚かなくても」

真冬「…何でしょう?」

男「日向さん、探してるの?」

真冬「…!どうしてですか?」

男「いや、仲良かったからさ。何となく」

真冬「…」

男「な、なに?」

真冬「千夏さんのこと、何か知ってるんですか?」

男「まあ、中学一緒だったし…」

真冬(まさかこの男が、カッチャン!?)


【疑心暗鬼】

男「知ってるって言ってもクラス違ったし、関わり無かったけどね」

真冬「…」

男「彼女はいじめられてたんだ」

真冬「…」

男「も、もちろん僕はいじめてないよ!?」

真冬「…」ジッ…

男「ほ、本当だってば!」

真冬(…分からない。この男が千夏さんの言うカッチャンなのか…)

男「あ、ああ!僕は及川っていうんだ!日向に聞けば分かるよ!本当にいじめとかしてないから!」

真冬「…及川…おいかわ……カッチャン?」

及川「カッ…!?やばっ」キョロキョロ

真冬「?」

及川「その名前は出さない方がいいよ!」コソ

真冬「何故ですか?」

及川「やめてくれ、本当に!僕まで虐められるっ」キョロキョロ

真冬(…なるほど。そういう人なわけね、やっぱり)

及川「女の子でも容赦しないんだ。だから迂闊に名前なんか出しちゃまずいよ」

真冬「分かりました。が」

及川「?」

真冬「及川さんは何故私に接触してきたのですか?」

及川「な、何故って」

真冬「…あなたがカッチャンの仲間でない証拠は無い」

及川「だ、だからシーっ!本当勘弁して!」コソ

真冬「もうターゲットは私なのでしょう?分かってるのです。千夏さんはどこですか?」

及川「ちょ、なんのこと!?」

真冬「白々しいですね。いきなり私に接触してきて、しかも千夏さんの名前まで出して」

及川「だから、それはっ」

真冬「今更隠しても無駄です。千夏さんをどうしたんですか?」

及川「知らないって!」

真冬「じゃあ何故いきなり私に接触してきたんですか」

及川「ぐっ…それは」

真冬「…」

及川「それは…」

真冬「ふん、話になりませんね。あなたが仮にカッチャンという方の駒なら、そのカッチャンも大した人では無さそうです」

及川「だから、シーっ!」バッ

真冬「っっ!?」モガモガッ

及川「頼むからやめてくれって!」

真冬「っ!!」バタバタッ

及川「わっ、ちょ、分かったから暴れないで」パッ

真冬「ぷはっ!な、何するんですか!」

及川「だ、だってさっきから彼の名前言いまくるから」

真冬「気安く触らないでください!」

及川「…なんだよ…こっちがせっかく…」ブツブツ

真冬「…」

及川「別にいいよ。こっちだって触りたくて触ったんじゃないから。じゃ」スタスタスタ

真冬「…」


【取り越し苦労?】

真冬(もしかして彼は本当に私を心配してくれただけだったのだろうか)

真冬(もしそうだとしたら申し訳ないことをしたかもしれない)

真冬(でも…)

真冬(今は正直誰も信じることは出来ない)

真冬(…失敗した。こんなことになるなら最初から千夏さんにいじめのメンバーを聞いとけば良かった)

真冬(千夏さん……貴女は今一体どこで何を……)

真冬「……」

真冬「……あっ!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


千夏『あー真冬ちゃんの携帯可愛い!ナニコレ!シンプルなのに可愛いー!!かーわーいーいー!』

真冬『いや、あの、勝手に触らないで…』

千夏『』ピピピピ

真冬『ちょっ!何して』

千夏『アハハハハ!登録しちゃった!これ私のケー番とアドね!はい!』

真冬『…』


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


真冬(そういえばあの時登録したって!)ガサガサ

真冬「…」

真冬(…あった!千夏さんの連絡先!電話…!)

真冬「お願い、出て…」ツッツッツッツ…

真冬「出て…」 アイタカッター♪アイタカッター♪アイタカッター♪yes♪

真冬「お願い…」 アイタカッター♪アイタカッター♪アイタカッター♪yes♪

真冬「…」 アイタカッター♪アイタカッター♪アイタカッター♪yes♪

真冬「何でこの緊迫した中でこんな曲聴かなきゃいけないのよ……あのバカっ」 アイタカッター♪アイタカッター♪アイタカッター♪yes♪キーミーニ…留守番電話サービスに接続します

真冬「聴き損かっ!」プツッ


【出ない】

真冬「こうなったらメールだけでもして…送信っと」

真冬「…」

真冬「…はあ」

真冬(何よ、何なの?どうして出ないの?ただの風邪?それなら私に連絡の一つでもくれればいいのに)

真冬(…あ、あの子は私の携帯に自分のアドとか登録しといて、私のアドとかは登録してないんだっけ…)

真冬(…)

真冬(早く返事しなさいよもう!)ヴィーヴィー

真冬「きた!」


――――――――
From☆ちなつ☆
sub (non title)

もう連絡しないで

――――――――


真冬「…え?」

真冬(ちょっと、なにそれ)

真冬「……」

真冬(分かんないです。説明して下さい……と、送信)

真冬「……」

真冬「………」

真冬「」ヴィーヴィー

真冬「…」


――――――――
From☆ちなつ☆
sub (non title)

友達やめるから
だからもう連絡しないで
さよなら

――――――――

真冬「……」

真冬「そんな…なんで……?」

真冬「なんでよ……」

コメント(15)

雪乃さんのトピからこのコミュに来て一気に読んじゃいましたが続きが気になります(^^)
さて、送信者は本当に千夏かどうか……
>>[1]

どうもありがとうございます!(゚∀゚*)

この作品、簡単にコミカルだけでは終わらなそうですが、どうぞお付き合い下さいませ(^_^;)

>>[2]

さあ?どうなんでしょ(´・ω・`)
>>[5] カッチャンと言われると、どうしても野球双子の交通事故死する方を思い出しちまう俺……(笑)
>>[7]

懐かしいなぁ………
学生時代、タッチのオープニングテーマを


『タッチ!タッチ!(ア)ソコにタッチ!!あ〜な〜た〜か〜ら〜……タッチ!!』

と大声で歌ってた男連中の中の一人だった俺……orz←
――――――――
From☆ゆあ☆
sub (non title)
もうコメントしないで
――――――――


――――――――
From☆ゆあ☆
sub (non title)
マイミクやめるから
だからもうコメントしないで
さよなら
――――――――

とか書かれたら、マジでヘコむわあ(´;ω;`)

ま、それはさておき。友達辞めるだの連絡するなだのと、真冬をカッチャングループから守ろうとする千夏の悲しく健気な嘘が発動してますかこれ(´;ω;`)?ちょっとマジギレしながら血の色聞いてくる!
>>[5]

次書いたんだけどかなり鬱展開になってしまい、書き直そうか検討中www
>>[9]

えー?
そんな状態でもし次の読んだら血の色どころか…悲しみを背負って無想転生が発動しちゃうよ?www
>>[12]

次の展開が…かなり鬱なんですよ。
不幸過ぎてどうするべきか…書いておいて何ですがw
>>[13]

救いのある展開を期待もしたいが、その鬱展開も読んでみたいと思う俺は非常に複雑な心境だ(ーー;)
>>[14]

本当に悩んでる。これ載せたら間違いなく展開が変わるから。

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