Yua's factoryコミュの幼なじみ 〜NTR〜

花子:種は畑に蒔かないと作物が出来ませんね？

太郎:冒頭で何の話か分かっちゃうんだけど

花子:早とちりは良くない

太郎:他の人が言うなら別。お前が言うから先が読めるの

花子:そこまで私のことを愛してくれてるのね？

太郎:腐れ縁だよ

花子:突き詰めれば男は種で女は畑ということになるのだけれど

太郎:脈絡どうした！何を突き詰めたんだよ！

花子:《突き》《詰める》

太郎:分けないでくれる！？一気に下品になるから！

花子:子供欲しいなあ？

太郎:ふーん

花子:子種欲しいなあ？

太郎:子種言うな！露骨過ぎんだろ！

花子:ところで太郎、NTRって知ってる？

太郎:なにそれ？バイク？

花子:違うよ。ジャンル

太郎:ジャンル？音楽とかかな？R＆Bみたいな？

花子:全く…、学が無いわねぇ

太郎:ご、ごめん

花子:NTRは《寝取られ》。エロジャンルね

太郎:知るかぁあっ！無駄に謝った俺に謝れ！

花子:ってかむしろ何で男のあんたが知らなくて女の私が知ってるのよ。不自然じゃない！(ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ

太郎:今時ﾌﾟﾘﾌﾟﾘって怒る人居るの？

花子:激おこプンプン丸ー！

太郎:それ流行ってるけど絶対怒ってないよね

花子:とりあえず、この《寝取られ》または《寝取り》というジャンルについて今日は話したい

太郎:何でお前とエロ話しなきゃならないの？

花子:寝取られっていうのは浮気や不倫が前提のジャンルです

太郎:ちょっと？勝手に進めないでくれる？

花子:彼女或いは彼氏、妻或いは夫という関係性があって、つがいの片方が寝取られることを《寝取られ》というわけです

太郎:わかるけどさ

花子:しかしこれが姉や妹、母なども含まれるケースがある。「妹が寝取られた！」とか

太郎:何だか歪だね。何で肉親が「寝取られた」になるのか分からないけども

花子:で、私はどうもこのジャンルが腑に落ちない

太郎:ほう？別に興味ないけど

花子:これね、ジャンルとして確立されてるってことは、つまりそういうネタに興奮する人が居るって話なのだけど

太郎:はいはい

花子:寝取られて興奮って、どういうこと？

太郎:ん？俺に聞いてんの？

花子:うん

太郎:いや、分かんないけど…あれじゃない？背徳的な…なんかこう、悪いことしてるのが刺激的〜みたいな

花子:悪いこと《されてる》んだけど

太郎:あーそっか…あれ？なんでだ？

花子:寝取り側からしたら太郎の言うように「悪いことしてるぜーぐへへ」なんだろうけど、寝取られた側としてはどうなの？「ヒャッハー！寝取られてやったぜー」なの？

太郎:いや、うーん…俺なら怒り心頭だけど

花子:いやんっ♪(ｸﾈ

太郎:なんだそれ？

花子:いや、ちょっと嬉しくなっちゃって

太郎:ごめん、分かんない

花子:慰安っ♪(槿惠

太郎:どこの朴だよ！ｸﾈでいいよそこは！あと「いやん」だろ！

花子:政治話はやめよう

太郎:お前が言うから！

花子:話を戻すけど、これはね、男にしか分かりえないジャンルなのではないか…と

太郎:いや、俺にもサッパリだよ

花子:そりゃ趣味の問題だろうから男でも分からないという人は居ると思うけど…そうねぇ。例えば下着に興奮する男っているでしょ？

太郎:はいはい

花子:でも下着に興奮する男は居ても下着に興奮する女は居ないと思う

太郎:いや、居るんじゃない？

花子:モッコリパンツとか？むしろ引くんだけど…

太郎:それこそ趣味だろ

花子:居ないと思うけどなぁ

太郎:で？なんなの結局

花子:ああそうそう。結局男は性質上《種蒔き》なんだろうと

太郎:あれ？最初に戻った！

花子:女からしたら寝取られたなんてとんでもないわけ。ネタというか、もうね、許せない。相手を殺すレベル

太郎:怖いないきなり！物騒だよ！

花子:当たり前でしょ。その女ちょっと呼べってなるよ絶対

太郎:ｶﾞｸﾌﾞﾙ

花子:何であんたが震えてんのよ。やましいことしてんの？

太郎:し、してませんがその修羅場を想像するだけでお腹いっぱいです

花子:だからね、畑からしたら種を蒔かれる時を待つしかないし、種は一種類で満足だし、他の畑にその貴重な種を蒔かれることを嫌悪します

太郎:でも男だって畑は一つでいいよ

花子:習性として男は種蒔きだからどの畑にも蒔ける

太郎:失敬だな君は！どんだけ男に偏見もってんの！？

花子:いやでもね、生態としての話なら理解出来なくはないのよ

太郎:どうして？

花子:雄は自分の遺伝子をより多く残す為に多くの畑に種を蒔く必要があるのに対して、雌は優れた遺伝子を残すことに固執する。種(精子)は沢山出来るけど畑(母体)は一つしかないのです

太郎:極端だよ！

花子:だから、これは生態系として当然の本能なのよ

太郎:でもその理屈なら畑はより優れた遺伝子を手に入れる為に色んな種を求めるんじゃない？

花子:女は生態として保守的だから平和とか安定を求めるし、何より自分が選んだ雄を信じてる

太郎:なんか感情的な話になってきてね？

花子:いずれにしても寝取られて興奮するなんて畑を荒らされて喜ぶゲスい男の性癖ね

太郎:女にも居るだろゲスい奴は

花子:居る。でも寝取られて喜ぶなんて…考えにくいなぁやっぱり

太郎:まあ寝取られというジャンルは理解したよ

花子:そこで、私が寝取られる前にだね

太郎:何でお前が寝取られる前提なんだよ！バカだろ！？

花子:一発仕込んではいかがか？

太郎:やらねぇよ！？なに？今までのはこの伏線！？

花子:むしろ太郎が私を寝取るとか

太郎:それ普通にヤってるだけだろ！

花子:ネットリと

太郎:やかましい！帰れ！




完


花子:いや、今日は帰りません

太郎:ええっ！？新しい！いや帰れよ！【完】って出ただろ！

花子:ここからが本番

太郎:読者が飽きるからやめなさい！

花子:だってまだSEXしてないし

太郎:待ってもしねぇよ！？

花子:いや、読み返しても漫才らしい漫才してないし

太郎:それは分かる

花子:いっそここで私達がSEXすればオチるかと

太郎:オチてねぇよ！ってか何度も言ってるけど俺たちがしたらこのシリーズ終わるからね！？ヤる時は最終回だからね！？

花子:そっちの都合なんか知らねえし。私のヤりたい気持ちはどうなる

太郎:それこそ知らねえよ！

花子:分かった、シリーズも継続出来てら尚且つ私の欲求も満たす方法を二人で考えよう

太郎:いや、別に俺はお前の欲求を満たす必要性を感じないんだけど？

花子:彼女でしょ？私

太郎:まあ、一応

花子:ずっと思ってたんだけど付き合ってからも【幼なじみ】ってタイトルおかしくない？

太郎:うーん

花子:はっ！タイトルを【セフレ】とかにすれば！

太郎:あれぇ！？セフレでいいんだ！？【恋人】とか【カップル】じゃなくて！？

花子:恋人とかカップルとかにしたらまた何か言い訳作ってヤらせないんでしょ？

太郎:すっごい疑心暗鬼。なに？前世でよっぽど嫌なことでもあったの？

花子:セフレにすればとりあえず――――ヤれるっ！

太郎:女なのに精子脳かよっ！タチ悪すぎだろ！

花子:もしくは【幼なじみ(事後)】とか

太郎:意味深だな！やめようよ、(事後)とか

花子:じゃあさじゃあさ！

太郎:何でそんなタイトル考えるのにウキウキしてんのお前

花子:段階を表記する

太郎:何だそれ

花子:エッチの描写とかは一切書かないよ？

太郎:書いたら消されるっつうの。ってか何回も運営に消されてるんだから分かるだろいい加減

花子:【幼なじみF】

太郎:F？

花子:【幼なじみE】【幼なじみD】と段階を踏む

太郎:ん？

花子:Fはフェラまでしましたよーっていう目安

太郎:やめろぉっ！

花子:Eはそうね…エロいこと？

太郎:急に漠然としたな！ってかこっちが恥ずかしいわ！【幼なじみF】ってだけで(あー太郎のちん○しゃぶられたんだなぁ)って読者にバレるんだろ！？

花子:なにか問題でも？

太郎:問題しかねぇよ！

花子:【幼なじみS】でめでたくSEX

太郎:SEXのSってか？やかましい！

花子:【幼なじみG】とかね

太郎:G？

花子:お互い自慰レベル

太郎:悲しいっ！

花子:【幼なじみV】はバイブプレイ

太郎:玩具かよ！Gでいいだろそれ！

花子:【幼なじみP】でパイズリかパイパンかで悩むわね

太郎:しょうもないことで悩まないでくれる？帰って一人で考えてくれる？

花子:【幼なじみN】とかね

太郎:《寝取られ》ね

花子:オチ言われちゃった♪激おこプンプン丸！

太郎:帰れ




完