Yua's factoryコミュのファミレス

店員「いらっしゃいませー♪何名様ですか？」

客「一人」

店員「一人でファミレスとかww」

客「別にいいだろ！いきなり失礼だな君！」

店員「お煙草はお吸いになれらまら」

客「噛むな。そんな難しくないだろそこ」

店員「禁煙で？」

客「吸うよ！駄目なの！？」

店員「当店は全席禁煙です」

客「なら最初から聞くなよ！何だったんだ今のくだり！」

店員「お好きな席へどうぞー」

客「じゃあここでいい？」

店員「そこは駄目です」

客「お好きな席へっつったろうがぁ！」

店員「いちいちうっせぇなぁ」ﾎﾞｿ…

客「あ？なんか言ったか？」

店員「いいえ」ニコッ

客「じゃあどこに座ればいいんだよ」

店員「そうですね。お客様は窓際よりもこちらの真ん中の席が宜しいかと」

客「えー。窓際がいいなぁ」

店員「失礼ですがお客様の頭部による太陽の照り返しが他のお客様のご迷惑になりかねませんので」

客「本当に失礼だよ！？きみ！」

店員「ご注文は？」

客「まだメニューさえ開いてねぇんだけど？」

店員「早くしろよ」

客「あれ！？命令！？おかしいな？」

店員「ボンゴレですね？」

客「言ってねぇし勝手に決めんな！ってかご飯ものが食いたかったんだけど！」

店員「ボンゴレ風煮出しゼラチンで宜しかったでしょうか？」

客「それボンゴレ風味のただの『寒天』だろ！いい加減にしろよ！もういい！とりあえず水！」

店員「ほらよ」ﾊﾞｼｬｱ

客「うばばっ！！おいいっ！何顔にかけてんの！？置けよ！何やってくれてんの！？」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ…

店員「どうも熱くなっていたようですので頭を冷していただこうかと…」

客「お前が頭を冷やせぇ！店長！店長呼べ！」

店員「呼んでもいいんですか？ 」ギロリ

客「え？なに、店長怖い人なの？」

店員「そういうわけではないのですが…」

客「え？じゃあ…なに？」

店員「私の進退問題に関わります」

客「知らねぇよ！ってかそういうつもりなんだよ！お前みたいな奴はクビになるべきだろ！」

店員「御注文を繰り返します。ボンゴレ風煮出しゼラチンで宜しかったでしょうか？」

客「だから寒天だそれ！要らねえよ！せめてパスタ使えよ！ってか店長呼べって言ってんだろ！」

店員「かしこしました」

客「噛むな！そこもそんな難しくない！」


店長「お、お客様！いかがなされましたか！？」

客「あのさぁ、今の女の子スタッフ！どうなってんの！？」

店長「ど、どうと申されましても…えへへ。まだ私達そういった関係にはなってないんですけどね」

客「お前らのプライベートな部分なんか聞いてねぇよ！お前の教育がどうなってんのかって聞いてんの！」

店長「そ、そりゃ後々はですね、えへへ、、縄とか目隠しとかしようとは考えてますけども」

客「教育！調教じゃなくて！ってかそれはそれで問題だよ！セクハラだよ！」

店長「わ、私は真面目です！」

客「なおさらたち悪いわ！」

店長「それで、何かうちのスタッフが粗相を？」

客「粗相だらけだよ！一人で来たことを笑うし全席禁煙なのに煙草吸うか聞くしハゲ扱いするし水顔にかけるし訳のわからんもんを勝手にオーダー取るし！」

店長「…失礼ですがハゲ、ですよね？」

客「ハゲだよ！？悪ぃかよ！」(泣)

店長「ハゲをハゲ扱いして何か問題でも？」

客「問題だよ！触れちゃ駄目なの！触れないでよ！常識的に！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

店長「ああ、ほら。ﾎﾞﾛﾎﾞﾛと髪が抜けていってますから」

客「髪じゃねぇよ！この『ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ』の擬音は涙だよ！」

店長「かしこました」

客「お前も噛むのかよそこ！難しくねぇだろ！」

店長「では私が今後、お客様のオーダーも配膳もお会計も全て担当させて頂きますので、どうかご容赦下さい」

客「あのスタッフにはしっかり教育しとけよ！」

店長「かしこました。後できっちりと縄で縛ってやります」

客「うん。いや、だから駄目だろそれ」

店長「亀甲的なあれで」

客「それお前が楽しんでね？」

店長「では御注文を繰り返します」

客「ん？」

店長「ボンゴレ風煮出しゼラチンで宜しかったでしょうか？」

客「お前もかい！もういいわ！」

店長・客「ありがとうございましたー！」