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Yua's factoryコミュの黒星〜女流作家の嘆き〜 1

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【注意】
まずこの作品は某小説投稿サイトにて書いた作品です。
そこで私が散々な目にあった。本当に、散々な目にっっつ!ww
レビュー機能でそれこそ集中的に批判されてもうね、泣きました。マジで。
批判だけならいいんですよ。でも個人攻撃もし始めてね。だから私はこうやって何かを書いてるでしょ?
物語で対抗したんですよ。
で、それが本作になるのですけども、そこの投稿サイトの仕組み、というか、あげた作品に付加されてる機能を説明しないとあまりすんなり入らないかもしれないのでまずはそこから説明します。



作品には《投票機能》と《星評価(☆5個)》と《レビュー機能》の3つがある。

《投票機能》はここで言う日ロワコミュ(日記ロワイヤル)みたいなもの。気に入った作品に一票投じるもので、匿名で一票投じることが出来る。

《星評価》は五段階の星で星3つとか選ぶ。つまり採点基準みたいなもの。
これがつい最近十段階評価(星0を含めて十一段階評価)になって、黒星(マイナス点)が加わった。
☆☆☆☆☆→満点
★★★★★→最低点
という具合。正しくは以下のようになる
★★★★★☆☆☆☆☆
左の星ほどマイナス評価、右の星ほどプラス評価。
本作のタイトルにある黒星とはこのマイナスの星を指す。

《レビュー機能》はそのまんま。読者が作品を文章で批評する。


以上のことを踏まえて、始まります。
ちょっと長いし、少し難解な話が絡むので覚悟して読むようにww

それではどうぞ…



【もがく黒星】



 レビューは続々と書かれていく。
 黒星5が当たり前のように。分かりやすいほどに規則性があって、パターン化されたそれは呆れるほどだ。
 しかしーー他の作品はそれが見受けられない。
 おかしい。不自然だ。ある作者はそう思う。
 個を狙う集中的なリンチは人間の本質からなのか…それとも別の何かなのか。




 私はスマートフォン片手に頬杖をついて画面とにらめっこしている。

「どうしたの?さっきから携帯ばっか見て」

 トイレから戻り、肩から覗き込んでそう言ったのは大学時からの付き合いがある加藤美奈。今日は彼女と買い物をし、最後に喫茶店に寄ったのだった。

「いや、何でもないよ」

 咄嗟に携帯をバッグに仕舞う。見られたら堪ったもんじゃない。私が官能小説を書いてるなんてバレたら…いや、別にバレても驚かれないだろうけど。

「誤魔化し方が怪しいな?男か?」
「はは、男だったら良いのにね」
「じゃあ何よ」
「どっちか分かんない」
「何それー」

 美奈は笑って私の向かいに座ると、ミルクティーを一口口に付ける。美奈が何かを飲む時はちゃんと喉に入ってるのかいつも気になってしまう。唇を濡らす為だけに飲料を口にしてるようだ。

「でも難しい顔してたよ?何かあったの?」

 難しい顔って何だろ?どんな顔を指すのか分からないけど、ただ美奈はそういう私のちょっとした気持ちの変化を顔で読み取る。

「まあ、色々あってねー」
「あんたさ」
「ん?」
「何でも難しく考えるじゃん?それ駄目」
「えー?別に難しく考えてないけど…」
「いーや、難しく考えてます。この前だって宇宙人の話しただけなのに『光の速度がー』とか『どうやって地球に来れるのかー』とか言ってたじゃん」
「いや、あれは別に関係無いでしょ」
「あるよ!宇宙人とかUFOとか夢のある話でしょ?『そーだねーいたらいいねー』でいいじゃん!」
「いやでも地球に来るにはそれこそ何光年、何千光年、何億光年ってかかるわけでーー」
「それー!やめなさい!」
「そんなぁ」

 理不尽だと思う。
 だって考えてみれば一光年だって気の遠くなる凄い『距離』なんだし、それが何千光年とかになったら一体どうやって来るというのだろう…と、疑問にさえ思うのも駄目なのだろうか。

「キラキラと輝く星にまだ見ぬ異星人が居ると思うと、ほら、何だか夢じゃない?」
「キラキラ光って見えるのは太陽の反射で」
「そういうことを言うなって言ってるの!」
「えー」

 駄目なようです。まあわざと言ったんだけど。
 憤慨しつつ、美奈はまた話題を戻す。

「で?何があったの?」
「うーん…。まあいいか。ほら、私これでもお話書くじゃん?」
「うん。たまに読んでる」
「ありがと。で、まあ投稿サイトにも今書いててさ」
「え?どこ?教えてよ」
「まあ、それはおいおい…」
「何で誤魔化すの!」
「ああもううるさいなぁ。エロエロなの書くところ!」
「ふぅん、別に今更あんたがエロエロなのを隠さなくても」
「そーですね、悪かったですよー」
「そんで?あれ?もしかしてストーカーみたいな?」

 何故そんな瞳を輝かせるのか。仮にストーカーだとしたら何故そうも嬉しそうな顔で話せるのか。
 ああ…そうか。この子は犯罪心理学とかそういうの好きだったっけ。

「違うよ。まあ…見方に依ってはそうなるのかもしれないけど」
「どういうこと?」
「叩かれてる」
「は?」
「叩かれてる」
「どうやって?こう?」

 美奈は「とおー」とか言いながら私の頭を軽く叩く。

「違う。物理的なものでなく」
「分かってるって」

 分かってるならもう少し優しく叩いてほしい。

「とにかく粘着質に私の物語を貶すんだよ」
「洗礼ってやつ?」
「は?」

 洗礼?そういう発想は無かったからそれを聞いてちょっと新鮮な気分になった。
 新しい組織などに入ると先輩から手痛い洗礼を受ける、みたいなあれか?

「洗礼かぁ」
「ほら、目立っちゃう子って狙われるじゃん?」
「目立つねぇ」

 確かに目立つことはした自覚はあるけど…。

「滅茶苦茶いいの書いちゃって先輩の顔潰しちゃったんじゃない!?」
「あ、それはない」

 キッパリと言う。

「どーしてよ?」
「どうしてって…」

 どうしてだろ?説明が出来ない。ただ自分がそんな上等なものを書いてるなんて思ってる作家さんはどれだけいるのだろう?
 書いて、何度も推敲して、書き直して…それでも誤字脱字があったり、ああすれば良かった、こうすれば良かったと後悔したりするのに…そんな立派なものを書いてるなんて普通は思えない…と思う。
 ましてやど素人だ。プロでも何でもない。これでご飯食べてるわけではない。

「ど素人だから」
「うーん、私はあんたの話好きだけどねー」
「ありがと」

 やっぱり褒められると嬉しい。沢山書こうという気にもなる。
 ーーただ

「ちょっと自信無くした」
「へえ、珍しい」
「私だって人間です」
「まぁね。でも私はあんたが人間だって知ってるけどさ、その人達はあんたが人間かどうかなんて知らないんだよ」
「はあ?いやいやいや、人間じゃなきゃ投稿出来ないでしょ。それこそそういうシステムとか作らないとさ」
「ふふ、《システム》ねぇ?…まあそれは置いといて、だからネットなんだよ」
「へ?」

 美奈の言葉がいまいち分からない。

「あんたは画面の向こうに人間を描いてるでしょ?」
「当たり前でしょうに」
「だからって向こうがこっちを人間と描いてるとは限らないじゃん」
「…」

 つまり、向こう側は私を実際生きている人間だと思っていないということ?
 そんなおかしな話があるだろうか?

「そういうことだらけだよ、世の中」
 
 美奈は呑気な口調でそう言ってから、ウェイトレスさんを呼びオーダーを頼んだ。紅茶のシフォンケーキが食べたかったらしい。

「あんたも食べる?ケーキとか」
「いや、要らない」
「ダイエット?」
「いや節約です」
「主婦かっ」

 この一連の流れでウェイトレスさんがちょっと吹いた。
一人、『勝った』と思う私がいる。まあ美奈のツッコミが秀逸だったのが大きいけど。
 オーダーを取り終えてウェイトレスが下がると、美奈は再び口を開く。

「だからさ、あんたが良いの書いたか、それとも怒らせる何かを書いたか、ただ鼻につく新人だったか、ただ運悪く獲物として捕まったか…とりあえず何らかの環境の変化が起きて、貴女は選ばれた。そして、人として見られていな〜い」

 私の目先に人指し指を指し、小さく回しながら催眠術でもかけるかのように美奈は言った。

「それやめなさい。酔います」
「こうやって今のダーリンを落としました」
「聞いてません。二人仲良く爆発してください」

 いつものパターンだとここから話が脱線するから軌道修正をかける。

「じゃあ向こうはどういうつもりで粘着してるのかな?」
「ちょっと中身見せてよ」

 一瞬渋ったけど、今更隠すものでもないかと思って携帯を手渡した。

「ちょっと色々弄るよー?」
「どぞ」

 と言うか疚しいようなことしか書いてないから特に気にしなくてもいいのだけど、やっぱり人に携帯を見られるのは少し嫌な感じがする。
 そんな私の気持ちなんて微塵も感じてないだろ美奈は凄いスピードで画面をタッチしている。

「これがBBSで・・・この作品でレビューか。はいはい。うわぁ、痴漢とかレイプとか調教とか凄いねこれ」
「ごめん、もう少し声のトーン落とそうか?」
「複数プレイだってキャー」
「ここどこだか知ってる?喫茶店。ねえ、喫茶店」

 周囲の客がこちらを見てるかどうかも確認したくない。とにかく恥ずかしい。

「お待たせいたしました、紅茶のシフォンケーキのお客様」
「あ、そこにお願いします」

 やっと来たシフォンケーキの置き場所を言葉と目線だけでウェイトレスさんに伝える美奈。
 ウェイトレスさんはケーキを静かに置くと、「ごゆっくりどうぞ」と言い小さく丁寧なお辞儀をして下がった。

「うん、おいひい」

 美奈は携帯を見ながらシフォンケーキを器用に食べる。飲み物は小さく飲むのにケーキは大口でもしゃもしゃと食べる。この子は色々と分からない。


 そんなこんなで、十分くらい携帯を見ていた美奈は、漸く私に携帯を渡す。

「ん、大体読んだ。返すね」
「どう?」
「うん、面白かった」
「は?」
「結構エロいの書くんだねぇ」
「違う!どこ読んでんの!?レビュー読んでよ!」
「読んだよ。狙い撃ちされてるね」
「…どうしてかな?」
「割れ窓理論だね」
「割れ窓?」

 美奈はデザートフォークを持って指先でくるくると回す。その動きに何の意味があるのか、多分彼女にも分からない。

「割れ窓理論。Broken Windows Theory。環境犯罪学上の理論」
「どういうものなの?」

 「んー」と言いながらフォークに付いてたクリームを一舐めして美奈は答える。

「小さな犯罪も徹底的に取り締まることで大きな犯罪の抑止になるんじゃない?っていう理論」
「それがこのレビューと何か関係あるの?」
「あるよ」

 犯罪学とあの悪質なレビューにどんな関係があるのだろう。私は美奈の次の言葉を待った。

「アメリカのジョージ何とかっていう犯罪学者がこう言ったの。『建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓も間も無く全て壊される』…ってね」
「なるほど」

 なるほどとは言ったものの何がなるほどなのか実のところあまり分かっていない。

「治安が悪化するまでにはステップがあってね。まず窓が割れてるのを放置してるとそれが《誰もその地域に対して関心を払っていない》というサインになって、犯罪を《起こしやすい環境を作り出す》のよ」
「それは聞いた」
「そうなるとゴミのポイ捨て等の軽犯罪が起きるようになるのね?」
「あー、汚くなると確かにそうなるかも」
「うん。そうなると次に《住民のモラルが低くなって、地域の発展や安全の確保に協力しなくなる》の。それが更に犯罪を助長させて環境の悪化を招く」
「デフレスパイラルみたいな話ね」
「そうそう。それに近い。そういうステップを踏んでいくと最終的に《凶悪犯罪を含めた犯罪が横行、多発する》ようになるわけ」
「怖い話だなあ」

 でも言われてみればそうだと思う。
 例えば私なんかは肝試しなどで廃墟やトンネルなどに行ったりもしたけど、その周囲の壁面などに酷い落書きがされてたりする。さながらスラム街かと思わせるような場所になっている。
 これは使われなくなった物や少しの汚れから彼の者達の鬱憤のはらし場所となっている証なのだろう。

「これとちょっと似た話があるんだけど、アメリカのスタンフォード大学の教授でフィリップ・ジンバルドーっていう有名な心理学者が居るんだけど、知ってる?」
「ごめん、知らない」

 いちいちそんな違う国の大学教授の名前なんか覚えない。
 美奈は「有名なんだけどなー」とぼやきながら話を続ける。

「刑務所を舞台にして、普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、《その役割に合わせて行動してしまう事》を証明しようという実験をした人よ」
「あれ?何か聞いたことある話」
「映画にもなったよ。《es》っていう映画」
「そうなんだ。それで?」

 当初の目的は忘却の彼方。美奈の話の続きを私は心踊らせながら渇望した。
 美奈はまたミルクティーに口を付けるだけの動きを見せてから、流暢に語りだす。

「模型の刑務所…まあ実験監獄ね。それはスタンフォード大学地下実験室を改造したもので、実験期間は2週間の予定だったの。新聞広告とかで集めた普通の大学生など70人から選ばれた被験者21人の内、11人を看守役、10人を受刑者役にグループ分けして、それぞれの役割を《実際の刑務所に近い設備を作って演じ》させた」
「でも嫌な実験だね。私なら看守役がいい」
「誰でもそう思うでしょ。まあその結果どうなったかって言うとフィリップの思惑通り、時間が経つに連れて看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになるという事が証明されたの」
「うわぁ…」

 実験だとしても受刑者役なんてやりたくない。

「実験の経過は燦々(さんさん)たるものだったみたいね。看守役は次第に、誰に指示されるでもなく《自ら囚人役に罰則を与え》始めた。反抗した囚人の主犯格は独房へ見立てた倉庫へ監禁し、その囚人役のグループにはバケツへ排便するように強制されて、耐えかねた囚人役の一人は実験の中止を求めるの。でもフィリップ教授はリアリティを追求して「仮釈放の審査」を囚人役に受けさせ、そのまま実験は継続…」
「聞いてるだけで頭がおかしくなりそう」
「うん。実際フィリップ教授もその実験に飲まれてしまってた節がある」

 教授、つまりその実験の監督者がそれに飲まれてしまっていたら…それこそ恐ろしいではないか。

「看守役はエスカレートしていく。囚人役に屈辱感を与える為に、ほぼ素手の状態でトイレ掃除させたり靴磨きさせたりして…そして看守役はついに」
「ついに?」
「禁止されていた暴力まで開始した」
「酷い!」

 実験にしてもやりすぎだ。人を何だと思っているのか。

「でもフィリップ教授はそれを止めるどころか実験のリアリティに飲まれて実験を続行する」
「はあ!?何考えてんのその人!絶対おかしい!」
「興奮しないの。でも牧師さんがこの危険な状況を被験者の家族に連絡したんだよ。家族らは弁護士を連れて中止を訴えて協議の末、都合六日間で実験は中止されました」
「当たり前でしょ!そんな実験二週間も続けてたら死人も出たかもしれないよ!」
「でも看守役は『話が違う』って続行を希望してたみたい」
「そりゃ看守役は《痛みが無い》からでしょ!囚人役の身になってみればいいのよ!」
「なれないんだって。肩書きは看守役で、向こうの肩書きは囚人役なんだから。囚人役なんて立場も弱いし、《人として見てなかった》んじゃない?」
「ありえない。そんな非人道的な…」

 胸くそが悪くなり、私はカフェオレを一気飲みする。甘さで余計胸焼けを起こして水も一気飲みした。

「後のフィリップの会見で『自分自身がその状況に飲まれてしまい、危険な状態であると認識できなかった』って説明したみたいよ」
「無責任過ぎる!」
「人道的か非人道的かは別として、彼はそれでもある結論を出したのは事実」
「どうせ性悪説でしょ?」
「違う。《権力の服従》による《非個人化》」
「何それ」
「権力の服従っていうのは強い権力を与えられた人間と力を持たない人間が、狭い空間で常に一緒にいると、次第に《理性の歯止めが利かなくなり、暴走してしまう事》を言う。非個人化は元々の性格とは関係なく、役割を与えられただけでそのような状態に陥ってしまうこと」
「怖い話だね…」
「面白いでしょ?」
「う〜ん…」

 面白いという見方を果たしてしてもいいのか。
 ただ確かに知らないことを知るのは楽しい。知的探求心が擽られる。

「このフィリップ教授だけどもちろん他の実験もしていて、【人が匿名状態にある時の行動特性】を実験で検証したりと、結構面白いことやってるんだよ。彼の理論は《割れ窓理論》にも精通するんだよね」
「ああ、さっきの窓ガラスが割れてるのを放置するとやがて大きな犯罪も起きるようになるってやつ?」
「そうそれ。人は《匿名性が保証》されている、或いは《責任が分散されている》といった状態におかれると、《自己規制意識が低下》して、『没個性化』が生じる。その結果、【情緒的・衝動的・非合理的行動】が現われ、また《周囲の人の行動に感染しやすく》なる…って言ってる」
「没個性?」
「本来持ってる個性が抑えこまれる。無くなりはしないけど、本来の個性はそこに存在しなくなっている状態かな」
「それって危ないよね?」
「もちろん危ないよ。年一回、講演会を開催しているTED Conference(テド・カンファレンス)っていうのがアメリカのカリフォルニア州であって、そこでフィリップ教授の話しが日本語字幕つきで動画も上がってるし、興味あったら見るといいよ。タイトルは【普通の人がどうやって怪物や英雄に変貌するか】よ」
「タイトルからしてそれらしいわ」

 …見てみようかな。少し興味が湧いた。
 美奈は結構バカなことやるけどこういった話では妙な知識を見せつけてくるから話してて飽きないし楽しい。

「私が今話した内容がそこでもっと分かりやすく言ってくれてるんだけどね。ところで昔のドラマで【腐ったミカンの方程式】っていうのがあったらしいんだけど知ってる?」
「ああ、確か高校だか中学校の先生のドラマだよそれ。箱の中に腐ったミカンが一個でもあると周りのミカンが腐るってやつじゃなかった?」
「そう、それそれ。その中の腐ったミカンを擬人化して、悪い奴がグループに居ると他の人間にも悪影響を及ぼすっていう話ね」
「ああ、でもそういうのってあるよね」

 あり得ない話じゃない。一人の友人はそういう悪友に感化されて気付いたら平気で股を開いてお金を稼ぐビッチになった。

「それもフィリップは半ば批判的に捉えてる」

 鬱陶しい笑みを浮かべて美奈は言った。





黒星〜女流作家の嘆き〜 2
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=73634605&comm_id=5718354
へ続く

コメント(12)

Esって映画、好きだぜ。
あれも実際にあった実験を元にしてるから面白いよな。
>>[001]

うん?
えっと、その話をしてるのよ(^_^;)
>>[2]

ああ!ほんとだ。
すまん。
ちゃんと読み返すよ。
人差し指と人差し指を合わせて意思疎通したり、自転車で空を飛んだりするアレか……
>>[6]

うむww
ボケに疑問形で返されるとなんか切ないな……(笑)( ;´Д`)
>>[7]

ETじゃないよ。
勃起不全の話だよ。
EDちゃうわwwwwww
ゆあのおっぱい見たらスタンディングオベーションってやかましいわwwww

音楽聞く時に使う円盤の話だったっけ?
>>[009]

もう駄目ー(・д・`)
延々と続くからww

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