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Yua's factoryコミュのFinal Destiny 2-2

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横たわる骸達。
一つも息切れを起こすこともなく、二人は骸達を見下ろす。

「気分悪ぃな」
「うん」
「モンスターを殺すのとわけが違うし」
「…」
「人間殺すのはやっぱ辛いわ」
「だが殺らなければ殺られる」
「分かってっけど」
「いずれにせよここはもう駄目だな。移動しよう」

ルーアはそう言うと焚き火の火を消し、歩き出す。
ミストは面白くない顔をしてルーアについて行く。


「そろそろ行かねぇか?」

荒野を歩きながらミストが言う。

「どこへ?」
「国境越えだよ」
「…無謀だ」
「そうかな?」
「当たり前だろ」
「ルーア、お前嘘つくなよ」
「嘘?」
「この一年の間俺達は遊んでたわけじゃない。レベルが上がりまくってる」
「…」
「《あの人》には適わないまでも、かなり強くなってるはずだ。ルーア、お前いくつ魔法覚えたよ?」
「…」
「俺は剣技を10ほど覚えた。お前は?」
「…同じくらい」
「全体魔法は?」
「4つだ」
「ほら!」
「馬鹿言うな。そうは言っても回復魔法は無いんだぞ」
「そんなんポーションとエーテルで何とかなるじゃん。もう幾人も殺して持ちきれないほど回復薬があるぞ」
「…」
「何を迷うんだ。このままじゃジリ貧じゃないか。俺達の命を狙う奴らはこの国に沢山居るんだぞ」
「国境を越えても同じ事にならないという保証は無い」
「北の国ボルノは中立国だ。問題無い」
「この一年でどうなったか分からないだろ」
「一年で変わらないよ」
「魔王が居ないんだ。後は人間達の覇権争いが起きるのは目に見えてる。それに聞いてないのか?ここレキアス国の王にあのドニスが就任したのを」
「ああ…」
「ダラス王よりも権力に執着した男だぞ?他国に攻めるのは予想出来るだろう」
「でもボルノなら」
「中立国だからこそ嘗められる。ただまぁ、僕がレキアスの国王なら後回しにするけどな」
「…ボルノでレキアスを迎え撃つってのはどうだ?」
「ボルノの食客となる…という意味か?」
「そうだ」
「ふむ…戦う頃にはレキアスの軍事力が膨れ上がってるかもしれんぞ?」
「望むところだ」
「…それしかないか」
「よし決まり!」

ミストほ最後にそう言うと足取り軽く歩き出した。

「まずは国境越えという壁があるというのに」

ルーアは溜め息を漏らし、ミストにトボトボとついて行った。






Final Destiny 2-3 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=66370474&comm_id=5718354

コメント(3)


昇進おめでとう手(パー)ドニスくんexclamation
君ならやってくれると思ったよww

世の中は、金と権力だからねむふっ
そして最後に欲しくなるのは名誉らしいけど…
ってか?ルーア心配性だね??(ワラ)
>>[2]

スターウォーズを見てないから分からないけど、あの金色と丸いロボットのことかな?

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