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天然真珠の世界コミュの天然真珠とその時代−2

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天然真珠とその時代−2


1793年、フランス革命によってブルボン王朝は崩壊し、

代わって99年のクーデターにより、ナポレオン1世が登場する。

その後

ナポレオン1世の甥のルイ・ナポレオンは、

1851年クーデターと人民投票により大統領となる。


それがナポレオン3世。

いわゆる第二帝政時代だが、

ナポレオン3世に限らず、

フランス人が理想としたのは

ロココ時代の優雅さであり、贅沢さであったと云っても過言ではない。


特にナポレオン3世の時代にロココリバイバルが流行し、

ルイ16世様式やマリー・アントワネット様式

さらにはナポレオンが好んだアンピール様式(エンパイア様式)

などのリバイバルが流行し、

これにより現代の正統派のジュエリーが確立されていく。


ナポレオンの王妃ウジェニーは、

華麗でしなやかな美貌で知られ、

その当時の社交界のリーダーでもあった。

彼女はルイ16世の王妃マリー・アントワネットに魅了され、

あの絢爛豪華なブルボン王朝に、次第に傾倒していく。


この肖像画に描かれているイヤリングとネックレスの大粒の真珠は、

あながち誇大に描かれたものではないだろう。

この真珠は恐らく白蝶貝か黒蝶貝と思われ、

産地もペルシア湾ではないだろうか。

天然の黒蝶貝は年月を経て育つと、

次第に黒からグレーにそして白くなると云われている。

ペルシア湾の真珠の多くは黒蝶貝という事は否定出来ない。


残念ながら、このイヤリングとネックレスをはじめ、

ナポレオン3世とウジェニーの膨大なコレクションは、

彼らの没落とともに没収され競売にかけられ、

跡形もなく散り散りになってしまうが、

彼らが残したロココリバイバルの影響は、

やがて、アール・ヌーヴォーやガーランドスタイル、

エドワーディアンなどへ継承していく。


現代のジュエリーの多くは、

19世紀末から20世紀初頭にかけて確立された、

様式や技法の亜流に過ぎなく、

未だにその当時のものを越える事はできていない。

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