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都市伝説〜urban legend〜コミュの【基本です】都市伝説関連資料【要チェック】

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 「雑談」トピでお願いします。
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「既出でしたらすみません」と書く前に、重複していないか
 確かめて投稿するようにして下さい。
 また、リンクのみではなくテキストも引用できるようでしたら
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【投稿テンプレート】
・題名(出来るだけ正確に)
・書籍/映像ソフト/関連サイト/関連動画/その他
(関連動画は、YouTubeなどに投稿されている動画を指します)
・書籍/映像ソフトの場合は、出版元と著作者名
(ネット書店の該当ページへのリンクもあれば)
 関連サイト/関連動画の場合はURL
(直リンクを禁止しているサイトもあるので注意して下さい)
 ※絶版の場合はその旨を明記して下さい。
・簡単な解説

【投稿例】
・消えるヒッチハイカー―都市の想像力のアメリカ
・書籍
・ジャン・ハロルド ブルンヴァン(新宿書房)
http://www.amazon.co.jp/%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%BC%E2%80%95%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%81%AE%E6%83%B3%E5%83%8F%E5%8A%9B%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%83%89-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3/dp/4880081167/ref=sr_1_1/250-6422223-6949039?ie=UTF8&s=books&qid=1184824383&sr=1-1
・都市伝説研究の第一人者、ブルンヴァンによるアメリカ都市伝説
 研究書の第1弾。
 都市伝説とは何か?を語るのには必須の一冊。

【関連トピ】
・都市伝説まとめ系サイト一覧
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=294477&comm_id=56999

コメント(27)

『身の毛もよだつ!!恐怖の都市伝説』
・書籍
・山口敏太郎(マガジンランド、20007.07.01)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4944101244/
>出版社からのコメント
>不可解な事件・事故は仕組まれた陰謀なのか!?
>歴史の裏に語られる衝撃の真相がここに!!
>ネット上に起こる不思議な現象!!
>あなたのまわりにも起こりうる"驚愕の都市伝説"がこの本の中に隠されている!


題名からすると最近流行の「怖い話を集めて都市伝説と称して売る」
ずれた本のように思われそうですが、ストーリーの紹介に合わせて
ストーリーの解説、資料に基づく分析をきちんと行っているまっとうな
都市伝説本です。「予言」のような単純なオカルト話は根拠を添えて
否定した上で都市伝説として紹介する、という冷静な視点も好感が持てます。

値段も500円と安く、内容的に必読レベルではないですが、
とりあえず押さえておいてもよい本だと思います。
『平成の都市伝説』
・書籍
・トーキョウルーマーズ
http://www.amazon.co.jp/%E5%B9%B3%E6%88%90%E3%81%AE%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BC%9D%E8%AA%AC-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/4906496296/ref=sr_1_3/249-6819256-4107519?ie=UTF8&s=books&qid=1185009905&sr=8-3
>内容
クチコミから、この国の明日がみえてくる!どーなる、ニッポン…?噂1,600話採集。有名人ゴシップ・エンターテイメント・プレイ・先端トレンド・戦争・テロ・社会的大事件・ストリートカルチャー・都市伝説・企業・仕事・海外の噂までを完全収録。

1600話と謳っている通り、かなりの数が掲載されていますが、「これが都市伝説?」とまゆをひそめたくなるものばかり。
加えて話数が多いために。
・みのもんた、時給500万
・北の潜入工作員4000人説
という超短文もザラです。
2ちゃんやネットニュースからのコピペや、今となっては時代遅れのスレッドや流行の紹介にかなりの話数が割かれています。
加えて昨今ネットで広まっている朝鮮人の悪行などを紹介したコーナーもあるので、そういった話が好きな方と都市伝説未満の話をごらんになりたい方にはいいかもしれません。

個人的な資料価値は40点程度でした。
『都市伝説探偵団』
・書籍
・アエラ都市伝説探偵団
http://www.amazon.co.jp/%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E6%8E%A2%E5%81%B5%E5%9B%A3-%E3%82%A2%E3%82%A8%E3%83%A9%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E6%8E%A2%E5%81%B5%E5%9B%A3/dp/402340053X/ref=sr_1_1/249-6819256-4107519?ie=UTF8&s=books&qid=1185010898&sr=1-1
>筆者からの内容紹介
アエラで好評連載中の『都市伝説探偵団』を単行本化。街でよく聞くあの噂は果たして本当なのか? アエラのライターが街に飛び出て、人々の話題にのぼる数々の都市伝説を真面目に調査し、謎の解明を目指す。「地下下水道の白いワニ」や「キャベツで巨乳」といった巷のうわさ話から、「幸福を呼ぶ花嫁のブーケ」や「伊勢丹で撮ると合格する」といったジンクスの謎まで、69の話題について徹底検証をする。

アエラという週刊誌で03〜04年にかけて連載された「都市伝説探偵団」というコーナーで取り上げられたものの書籍化。
69個と紹介されている話は少なめですが、どれもよく調べられているといえて、参考になるものばかりでした。
怖い話は少なめで、そのぶん生活に密着した体や健康の話(「キャベツで巨乳になる?」「足の指で出世がわかる?」)や
巷で信じられているジンクス(「伊勢丹で写真を撮ると合格できる?」「花嫁のブーケは幸せを呼ぶ?」)の検証が多かったです。
編集室に閉じこもっているだけではなく、実際に色々なところへ取材へ出かけているのがとても好感が持てました。
都市伝説やジンクスを頭から信じきっている人などに突っ込みを入れるためのネタ本としては良い出来ですのでお勧めです。

最初はこの本を図書館で借りましたが、手元に置きたいために書店で買いました。今でもよく活用しています。
・ドーベルマンに何があったの?-アメリカの「新しい」都市伝説
 ※「チョーキング・ドーベルマン」改題)
・書籍
・新宿書房・刊/ジャン・ハロルド・ブルンヴァン・著/行方均・ 訳
 ISBN4-88008-240-6
 http://www.shinjuku-shobo.co.jp/2003Shoseki_IndexF.html
・簡単な解説
 前作「消えるヒッチハイカー」にに続いて発表された、ブルンヴァンに
 よる新たな都市伝説研究報告。
「スーパーの化粧室に現れる暴行魔」の原型となったと云われている
 エピソードも収録。
ブルンヴァンの著書は続刊で「くそっ!なんてこった(エイズの世界へようこそ)」「メキシコから来たペット」があります。4册とも基本の書としてお薦めです。


・「ピアスの白い糸―日本の現代伝説」
・「魔女の伝言板―日本の現代伝説」
・書籍
・常光 徹他著 白水社
・日本の主な都市伝説をまとめたシリーズ。初心者向け。アマゾンでは在庫切れのようですが、ユーズドが買えます。

・「伝説と俗信の世界―口承文芸の研究2」
・書籍
・常光 徹著 角川文庫
・この本は昔話の構造と「夜爪を切るな」のような俗信をたくさん扱っています。都市伝説のなりたちを考える参考にも。この著者の本で読んだ中で個人的に一番好きな本です。
・「オルレアンのうわさ―女性誘拐のうわさとその神話作用」
・書籍
・エドガール モラン (著) みすず書房
・「達磨」の話にも繋がる、いわゆる「試着室の誘拐」の噂が起こしたパニック事件について。都市伝説を安易に信じることへの警鐘も。

>1969年5月の初め、ひとつのうわさがオルレアンで広まった。幾人かの女性が行方不明になっているという。ユダヤ人の商人たちが、ブティックの試着室のなかで薬物をかがせるか注射するかして、地下の通路を経て、外国の売春街へ攫っていったというのだ。この月の末に至る間にうわさは尾ひれをつけられ、この「犯人」たちを威嚇するような性格をもつ。ユダヤ商人の多くは、ある狂気が彼らを包囲するのを知る。じっさいには、何ごとも生じていなかった。だれ一人として、オルレアンで行方不明の女性などいなかった。すべては口から耳へと伝えられ生じたのである。モランとその調査グループは、この事件の解明を試みる。なぜオルレアンで?なぜユダヤ人が名ざしで?いかにうわさは増殖し、神話化したか。
ウワサを追いこせ!―未確認アイドル流言報告(チクリ)('89)
石丸元章
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%83%AF%E3%82%B5%E3%82%92%E8%BF%BD%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%9B-%E2%80%95%E6%9C%AA%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AB%E6%B5%81%E8%A8%80%E5%A0%B1%E5%91%8A-%E3%83%81%E3%82%AF%E3%83%AA-%E7%9F%B3%E4%B8%B8-%E5%85%83%E7%AB%A0/dp/4880636169/ref=sr_1_17/249-7300282-9095542?ie=UTF8&s=books&qid=1185424840&sr=1-17

その後、3巻まで発売されます。
「人面犬」の仕掛人であるライターの石丸元章が書いた、多分日本で最初の都市伝説の本。
全国の読者から寄せられた都市伝説を網羅した本です。
ただし、連載媒体が「投稿写真」というアイドル誌であった為、ほとんどが都市伝説というよりも、タイトル通り「ウワサ話」。
しかしながら、その時代性も考えると、都市伝説を考察する上では避けて通れない著作の一つであると思います。
・キャンディマン(原題:CANDYMAN)
・映像ソフト
・ユニバーサル映画製作 監督・脚本:バーナード・ローズ
http://www.universalpictures.jp/candyman/catalog_item_sell.html

【ストーリー】(上記リンク先より引用)
鏡に向かってその名を5回唱えると、かぎの手で体をズタズタに引き裂かれるというキャンディマン伝説。
その伝説を研究していた大学院生のヘレンは、殺人事件のあったビルを調査、しかし伝説の警告を無視したばかりに、彼女の周囲で次々と猟奇殺人が始まる。

【紹介者より解説】
アメリカで語り継がれている都市伝説「キャンディマン」をテーマにしたホラームービーです。
…と云いつつも、その都市伝説自体も、原作者クライブ・バーカーの創作であると云う説もあり、ますます訳が判りません。
なお、続編も作られておりますが、「2」ではお決まりの「誕生悲話」が語られております。


・都市伝説〜超常現象を解明せよ!
・関連サイト/関連動画/その他(テレビ番組)
・ナショナル ジオグラフィック チャンネル
 http://www.ngcjapan.com/special/ngc_toshidensetsu/present/index.html
 
 ※番組の一部を紹介した動画はこちら↓
  http://spbb.jp/campaign/toshidensetsu.asp

・吸血鬼、バミューダトライアングル、切り裂きジャック等、世界中の有名な都市伝説に科学のメスを入れる番組です。
・『THE都市伝説NEXT』
・書籍 (現在書店で入手可)
・宇佐和通 著、新紀元社 (2005/05)
http://www.amazon.co.jp/dp/4775303880
http://w3.shinkigensha.co.jp/books/4-7753-0388-0.html

>都市伝説はどうやって生まれるのか?
>初めて明かされる調査報告ベスト8!!
>
>あの都市伝説を徹底解剖!】
>口裂け女/死体洗いのバイト/ダルマ女/ピアスの白い糸/日サロで体が
>レアステーキ/安すぎる中古車/エイズメアリーと腎臓ドロボー/誘拐魔

・北米在住の著者が、主に北米で収集した都市伝説の紹介と、
徹底したリサーチに基づく事実関係の調査結果をまとめた本です。
特に、このコミュでも話題となった「死体洗いのアルバイト」
「ショッピングセンターレイプ(いわゆるしまむら事件)」
「ダルマ女」「エイズメアリー」などについて詳しい本です。
・『人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか』
・書籍(現在書店で注文可)
・トーマス ギロビッチ (新曜社,93年)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4788504480
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【出版社からのコメント】
人間、この信じやすきもの人間は誤りやすく信じやすい。前後関係と因果関係を取り違えたり、ランダムデータに規則性を読み取ってしまったり、願望から事実を歪めて解釈したり。迷信誤信のよって来たる由縁を日常生活の数々の実例をもとに明快に整理。人間心理への理解を深める。
【抜粋】
誤信や迷信を許容していると、間接的にではあるが、別の被害を受けることになる。誤った考えを許容し続ける事は、初めは安全に見えてもいつのまにかブレーキが効かなくなる「危険な坂道」なのである。誤った推論や間違った信念をわずかとはいえ許容し続けている限り、一般的な思考習慣にまでその影響が及ばないという保証が得られるだろうか?世の中のものごとについて正しく考えることができることは貴重で困難であり、注意深く育てていかなくいかなければならないものなのである。
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本書の中で一章丸ごとがウワサ・都市伝説について割かれており、具体例を
元に都市伝説が(知的な人にさえ)信じられてしまうメカニズムについて
言及されています。

ストーリーの収集は他の本で行うとして、なぜウソの話を真実と誤認するのか、
その訂正が困難なのはなぜか、などを理解したい人向けです。
文体は平易で読みやすいので誰にでもオススメできる本です。
・「日本怪談集 幽霊篇〈下〉」
・書籍  中公文庫BIBLIO
・今野 円輔  著

都市伝説本ではなく、日本の怪談本です。
「タクシーに乗る幽霊」の項があります。
著者の方、古い類話「駕篭に乗る幽霊」の資料があったはずが、無くしてしまったと仰る。
駕篭屋を呼び止めて乗った女が、お金持って来るからと家に入り、ちっとも出てこない…内容がおなじみのバージョンのひとつだというので、一体この話はいつからあるのかと興味が湧き、資料の行方が気になりますが、著者は残念ながら故人なので最早わかりません。

淡々と記録的に書かれている、良い本です。上巻には都市伝説はありません。
・『うわさの本―都市に乱舞する異事奇聞・怪談を読み解く試み (別冊宝島 92) 』
・書籍 宝島 別冊宝島シリーズ
・朝倉 喬司 著
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%86%E3%82%8F%E3%81%95%E3%81%AE%E6%9C%AC%E2%80%95%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%81%AB%E4%B9%B1%E8%88%9E%E3%81%99%E3%82%8B%E7%95%B0%E4%BA%8B%E5%A5%87%E8%81%9E%E3%83%BB%E6%80%AA%E8%AB%87%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%A7%A3%E3%81%8F%E8%A9%A6%E3%81%BF-%E5%88%A5%E5%86%8A%E5%AE%9D%E5%B3%B6-92-%E6%9C%9D%E5%80%89-%E5%96%AC%E5%8F%B8/dp/4796690921

古い本(1989年)で中古でも手に入ればラッキーというものですが、
大学時代にこれを読んで「都市伝説」を調べ始めました。
「口さけ女」の源流を調べるレポートなど、読み応えがありましたね。
最近のネットを媒介とした都市伝説とは趣が異なりますが、
「そもそも都市伝説とは何なのか」を理解するには、良書です。

『大人の怪しい実験室』
・データハウス刊 ソフトカバー
・川口友万 著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781700306/

都市伝説を実験で確かめるという、従来の検証本にはないパターンの書籍です。
さすがに幽霊やUFOは検証されていませんが、44マグナムの射撃やミミズバーガーの試食など実体験しつつ、くどくしつこくやっています。
都市伝説=怖い・未知、が定着しつつありますが、笑い・実験という、それとは真逆のアプローチもあるわけです。
>2
『平成の都市伝説』(2003年)

当時のトーキョウルーマーズ の関係者ですが、確かにタイトルがよくなかったですね・・・

趣旨、狙いは本にも書かれているように、「1600話、クチコミのサーベイ」(都市に浮遊するウワサ蒐集)を通じた「時代の気分を集約」することなので、象徴的なクチコミ、口承は、当然ですが、ネット掲示板からの蒐集方法もありです。ていうか、実は、そっちが重要だったりします。

他の書籍のような「都市伝説の研究本ではない」ことは、本の内容から自明のことなのですが、誤解されると困るので、言い訳させてもらいました。


刊行直後からテレビで始まった「トレビアの泉」の唐沢氏の「一行ネタ」と同様で、1980年代に、ラジオ番組やサブカルマガジンの大塚英司、いとうせいこう、大槻ケンジらのタレント文化人を通じて流行になり、90年代に物語・情報消費のある種の規範として拡散し定着したウワサ・クチコミのスタイルは、1行、短文の現在の2ちゃんねるスタイルが主流です。

そういう意味では、「都市伝説」という概念、定義をどうとらえるかは当時も今後も重要な課題かと思います。(当然ですが、あの本では、ブルンヴァン風の定義使用はしていません)


●もともとは、「東京の噂」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4818701041/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392
という80年代末期の噂ブームをまとめた、5冊ほどのシリーズ本を1990年〜91年、95年に刊行したトーキョウルーマーズの続編です。(ネット登場以前の某掲示板のようなものです)

「東京の噂」は、バブル当時のNTT、東京ドーム、松下電産、西武百貨店、電通など、若者市場を分析する企業や広告代理店のオファーで流行研究をしていたトーキョウルーマーズの副産物でもありました。

当時は相当な話題となり「オールウワサ・ニッポン」という深夜ラジオ特別番組やサンデー毎日が8週間連続で、東京のウワサの検証取材をまじめにするとか(笑)、テレビ特番も組まれたり、新聞、テレビでも関連取材が相次ぎました。
それほどに、まだウワサの公表流通は、タブーだったのです。

実際に91年〜94年には、東京ドームで、ディズニーに対抗した怪しい「大人の夜の遊園地ルナパーク」や「キッスをしたらナイターが入場無料」(日ハム戦)という100万人規模のクチコミ動員プロモーションで、アンダーグランド情報の実戦活用もしています。

現在のWEB2.0のCGM の走りですね(笑)


1 ゴシップ&エンターテイメント
2 プレイ&トレンド
3 社会・風俗
4 オフィス・企業文化
5 海外文化

主に上記の分野を各巻1000話規模で、独自に蒐集し、メンバーに、当時のマスコミ業界人、若手学者、議員秘書、女子大生、ベンチャー社長、主婦などがいて、ニフティなどのBBSで情報交換していたのが売りでした。(当時はまだインターネットも、携帯電話も存在していなかったのですよ)


・ところで、
アマゾンにもタイトルに偽りあり、とさんざん批判されましたし、戦後の混乱期の米軍や朝鮮進駐軍の悪行の噂をそのまま掲載したこともあり、関係者?から「特定の噂の歴史解釈をめぐる編集」に偏向があるという猛烈な批判もありました・・

当時はまだ「戦争論」ブームなどで左右対立があり、嫌韓的な都市伝説の公表は目立ったのでしょう。


とにかく、
巷の噂、風評、伝説、モードを「1600話蒐集」というのが編集主眼だったので、都市伝説限定の研究本ではありません。(そういう趣旨は繰り返し説明しているのですが、一部の都市伝説ファンを怒らせてしまったようです)

誤解を与え、申しわけございません。
(今でも内容は面白いですし、読めるヒトには編集的「コード戦略」もみえるはずです)

すいません、一部文字化けしてたので修正。
本棚の整理をしてたら、メジャーどころを発掘しました。


・「学校の怪談  口承文芸の研究〈1〉」
・書籍(文庫)
・常光 徹 著 角川ソフィア文庫

著者の「学校の怪談」についての論文などをまとめた文庫。
「口裂け女」はまだごく初期形態で、和式が主流だったころのトイレの怪談が多いです。
わりとだらだらと「書き留めた」感の強い内容ですが、その分子供から聞いた話し言葉のままに載せられてあったりの、生っぽさが味です。
特に記録的資料を漁りたい方にはよろしいかと。巻末の「参考文献一覧」も魅力的。


類書。
・ 「学校の怪談に挑戦する」
・書籍(文庫)
・ 大槻義彦著 筑摩書房 ちくま文庫 お22−1

上記の本をネタ本にして、なぜそんな話ができたのか科学的に検証してみよう!…な本です。
大槻教授って、なんのかの言いながら、怪談伝説好きですよね。
学校の先生は読むといいかも。
久々に口承文芸研究の良書を見つけました。
いつどこで採取された話かの記録があり、類話が並ぶという構成でとても読みやすい。
この本にはたぶん原題に入っていないんでしょう、「都市伝説」という言葉がどこにも無く、やっとあとがきに出て来ます。そのため目立たなかったのだと思います。絶版間近いようです。お早めに!

U1065 「ヨーロッパの現代伝説 悪魔のほくろ」  白水社[白水Uブックス]
ロルフ・W・ブレードニヒ編/ 池田香代子 真田健司 訳 税込価格 : 998円
http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=07365

上記本の続編ですが、残念ながら絶版のようです。アマゾンで古本が買えます。
「ジャンボジェットのネズミ―ヨーロッパの現代伝説」  白水社
ロルフ・W・ブレードニヒ編/ 池田香代子 鈴木仁子 訳

内容はかなりブルンヴァンとかぶりますが、微妙なバージョン違いがあります。
著者がドイツ人で、ドイツ中心に集めた話のようです。
『うわさの遠近法』 松山巖 著  講談社学術文庫 ちくま学芸文庫 原本は青土社
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1592890

古書店で見つけました。残念ながら絶版。アマゾンなどで安価に古本が手に入ります。
明治大正から戦時あたりにかけて、日本での流言やデマ騒ぎなどを扱ったものです。

>「コレラ、ハレー彗星、千里眼、毒婦お伝・・・明治から昭和へ、激動の日本に生まれては消えた噂、デマ、迷信。人々の欲望や不安をのせて広まり、時には凄惨な事件までひき起こした様々な噂の驚くべき正体とは サントリー学芸賞受賞」
>「うわさは混乱を招く。逆に言えば集団の中にうわさがたつのは、その集団がうわさによって動揺するほどに混乱しているためである」

まるで今の日本のことのようだ。
西郷が実はロシアに逃げて生きているといった、有名人絡みのうわさも多く掲載されています。その他、敗戦色が濃くなってきた軍が密かに未婚女性を狩り集めて脂を絞ってるだとか、羽田の鳥居とか、超能力とか予言とか、日本人の祖先は実はユダヤ人だとか…
読み物として面白く、新聞記事などの引用も多く、資料的価値の高い良書です。

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