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村上春樹∽短編小説コミュの野球場

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「かれこれ五年ばかり前のことになりますが、僕は野球場の隣に住んでいました。大学の三年生の時です。野球場っていったってそんなに大それたものじゃなくて、野原に毛がはえた程度のもんです。いちおうバックネットがあって、ピッチャーズ・マウンドがあって、一塁ベンチの横に簡単なスコアボードがあり、全体がぐるりと金網で囲ってあります。外野は芝生じきじゃなくて、かわりにぼそぼそとした雑草が生えていました。
(本文より)


■初出
1984年6月号 IN・POCKET

■収録
1985年10月 回転木馬のデッド・ヒート

コメント(4)

少し早めですが、5月からのトピ立てておきます。
GWにかかりますが、よろしくお願いします!!
なんだか感想が書きにくい話ですf^_^;

特に異常な事が起きるわけでもなく「ふ〜ん」という感じ冷や汗

一番異常なのは、わざわざ家を借りてまで女の子の部屋を覗いた事なのでは…目
また変な男が出てきたよ。(^^;
でも彼のやりたい気持ちはわかります。
普通実行はしませんがね。

なにかこの小説はちぐはぐな感じを受けます。
「僕はしょっちゅう変な体験をするんです」
確かに蟹の話は変な体験です。
でものぞきをしたのは変な体験ではなくて、単に彼の行動が変だっただけでしょう?
全然異質な話をなぜこの小説の中で並べたのか?
そこらへんの春樹氏の意図がよくわかりません。
もうちょっと読みこまないといけないかな・・・
ヤミーさん、INOさん
謝罪から入るのが恒例になりつつある管理人です。あわわわすみません。。。
感想ありがとうございます!
確かにこの作品は普通の体験だし、そんなに奇妙でもないのかなぁと感じますね。
どういう話なんだろう?

なんとなく、現代人にも通じるところがあるのかなとは思いました。
もともときちんとしていた人が何かにはまって廃人のようになつてしまう。引き込もってずっとその世界に没頭してしまう。
ネット廃人や引きこもりニートみたいですね。
そして、ずるずると自分を引き込んでいく退廃的な魅力。
どうしても辞められず何度も警察のご厄介になってしまう性犯罪者。
その病理の裏側を描いているみたいです。

望遠レンズ越しに覗くというのがミソなんでしょうね。直接覗くのとは違って、肉眼では見えないけどレンズ越しなら見えるという、なんとなく非現実な感覚。
バーチャルな感覚に近いのかも。
(ネット越しに生身の人間がいるのはわかっていてもそういった感じがしない)

彼は無理矢理その世界から引き剥がされて現実に戻ってこれたけど、自力では無理だったでしょうね。
自分の中にあんな汚いものがあったなんて気付かなかった。その汚ないものと否応なしに向き合わされた数ヵ月は相当しんどかったと思います。

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