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東北を長期的緩やかに応援する会コミュの被災地物語拾遺

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遠野物語のように、報道されず埋もれて行く小さな被災地の話を拾い集めて行こうかと
思っています。資料や報道にない生々しい人臭い話が私は好きですし、おそらく、地元の人の中で細々と語られ消えてしまう事でしょうから。

民話ではありませんが、小さな地域で実しやかに話されることや、小さな事件など
「ソースは?」などと言わずに集めて行きます。嘘や風説かもしれませんが、「語られて信じられていた」
と言う事実はあるのですから。

私は2代前まで岩手県遠野市で数百年住んでいた一族の裔ですので遠野物語風の書き口にします(笑)

コメント(8)

1、居酒屋で食べ物をもらう

東京から地元に一時帰省していた時、友人と居酒屋に入った。家の近くなのでかなりラフな格好で数時間飲み、同級生の安否や、友人の安否を話した。その時居酒屋のおかみさんが「これ持ってって」と袋を渡してくれた。
中には卵が入っていた。理由を聞くと被災した方には少しでもお土産を渡すことにしているのだとか。2人のあまりにもラフな格好が「着のみ着のまま」に見えたのが原因らしく、その場は大爆笑になったとの事。このように確執もあるけれど被災者と被災しなかった人の助け合いと気遣いが全体的に感じられる。

釜石市中妻町での5月の中旬弟が体験した話。
2、大槌の幽霊

私自身。目に見えないものは信じないのだが、昼夜問わず、大槌には幽霊が出る。

最初は半信半疑だったが、普段はそんな事と無縁の人までが真顔で「焼け跡に死んだはずのいとこが立っていた」「銀行に真夜中に人が並んでた」「瓦礫に死んだ爺さんが座ってた」等話していたし、会う人会う人が幽霊の話をする。

本当かどうかはわからないが、1,000人が数分で死んだ場所だからきっと何かあるのだろう。
少なくとも彼らは感じているし、見ているという事だけは事実だから。

大槌町GW前後の話。大槌の知り合いや釜石の知り合いの話。
3、防災無線最後の放送

陸前高田市での話。津波からの避難を伝える防災無線。
冷静に淡々と避難を呼びかける市の職員の最後の声が「もう駄目だ!」だったと
市内の人は聞いたとの事。

おそらく、その声の後に放送をしていた方は流されてなくなったんじゃないかと
みんな話しているそうだ。

今でも、その声が耳から離れないと言う人が多い。

陸前高田出身者より。津波襲来時の話し。
4、地震の予兆

正月に釜石市に帰った時、今まで経験した事のない変な雪が降った。
湿り気が強く、積もるのだけど全部シャーベット状の雪で、物置に行って帰っただけで
靴がびしょびしょになるくらいだった。

88歳になる祖母が「変な気候だ地震でも来るのではないか??」と言ったことを
思いだす。

このような現象は非現実的だし、気候と地震の関係はよくわからないが、
年寄りには経験により、何か災害が起こる前の気配が解るのではないか??
と思った。

2011年の大晦日、自宅での話し。
5、犯罪

略奪や強盗などの話は報道以外は知らないけれど、津波に沈んだ地域に放置されている
車の部品が全部盗まれていた事は事実。

4月上旬私が見た現場。

釜石市大町地区にて


釜石の友人の話ですが・・・。

「ドンッ」と縦揺れが来た時、その子は海岸沿いの道を車の運転をしていたそうです。


その揺れで、走っている車から目の前の道路が突如割れて崩れた。

これはヤバイ!!と思い車を降りて山側に走って逃げようとしたら、海岸沿いに一人のオバサマが居た。


戻って助けなければ・・と思い、そのオバサンを抱え、ただひたすら高い場所に向かって走った。

山の上からは、逃げた人たちが後ろの状況を見て取り、皆が「もっと走れ〜〜!!」だの「頑張れ」だの「こっちだ〜〜」って声が聞こえる。

無我夢中で走り、駆け上がってる最中一瞬だけ、後ろを振り返ってみた。

僕の後ろにあったものは、足元から頭までを覆いつくすようにもうもうと上がってた土煙、更にかかとまで及びそうだった波、そして・・・

更にその真後ろにもうもうと上がってた砂より更に上を行く津波が・・・真後ろに迫ってた。

もう駄目だとか、そんな事考えてる余裕は無くて、ただただ上に上にと目指した。

たった500mの山の上に、上がっただけで全身筋肉痛になったそうである。

火事場の馬鹿力がでなかったら君は助かってなかったろうね〜。と言ったら、僕もそう思います、と言っていました。
>カヲルさん、協力ありがとうございます!上記が6ですので私は7を。

7、ぼろぼろの男

釜石のスーパーで着のみ着のままでボロボロになった男が堂々と持っているカバンに
商品を押しこみ、当たりをにらみながら店を出て行った。

周りは横目で見るだけの状態。

自暴自棄になりこのような行動に出る人が結構いるのもまた事実。

4月上旬釜石市中妻で私が目撃。

8、出てきたお金は山分けにする

地元の人が瓦礫を撤去する時、現金が出てくる場合が多い、その時
発見者が少し多めに取って仲間で分けるとの事。

よそ者に取られるよりは!との気持ちがあるらしいが、届け出た場合の
手続きの煩雑さを面倒臭がってと言う側面もあるそうな。

嘘かもしれないがあまりにもリアルな話だった。

沿岸部のある地区での話。

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