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ココが変だよ「日本の教育」コミュの芸能活動と学則

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こんにちは。

26日付朝日新聞朝刊(33ページ)で興味深い記事を読みました。

概要は以下の通り。

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写真集出版を理由に桐朋女子高を退学させられたグラビアアイドル、小泉麻耶さん(18)が法廷で復学を求めている。中学から通い、看護師を目指していた。高校2年だった2006年冬、友人を通じて写真集の話が舞い込み、高校3年だった06年夏に『現役女子高生』を出版した。掲載写真の半分が水着姿だった。

学校から9月、謹慎を言い渡され、自主退学を示された。「友人と一緒に卒業したい」と小泉さんは反省文を提出したが、10月に退学処分とされた。「突然のことで頭が真っ白になった」(小泉さん)。「もっと話し合いの場をもってほしかった」(父親)。

父親は当初、娘の芸能活動について戸惑いもあったが、所属事務所が「学業優先」ということだったので許可。撮影は春休みだった。

「学校生活の手引き」の学則には、芸能活動そのものを禁ずる規定はなく、退学処分は懲戒権の裁量の範囲を超えているとして小泉さんは裁判に訴えた。学校側は「芸能活動禁止の方針は毎年の入学時に周知してきた。写真集の出版は明らかに学則に反する」と主張。裁判所は和解も提案している。

学校側の代理人は「学校間の競争が激しくなっていく中、学校の教育方針をはっきりさせることが必要になってきている。例外は認められない」。

学校側は処分との因果関係を否定するが、他の保護者達からは写真集出版後、小泉さんの芸能活動への批判が学校に寄せられていた。

教育紛争に詳しい東京福祉大学教育学部の森部英生教授は「権利意識の高まりもあり、保護者からのクレームは増えている。学校はきちんとした姿勢を示すとともに、裁判以外にもトラブル処理や相談のルートをつくることが必要だ」と話す。今回の退学処分についても、森上教育研究所の森上展安所長は「親の学校への依存傾向は顕著で、家庭ですべきしつけも学校に求めるほどだ。(生徒に芸能人がいると)不審者が出ないかなど、神経質になる面もあるのだろう」と話す。

品川女子学院中高は、HP上に「生徒心得」を掲載して、服装や髪形、バッグなど学校生活の細かい取り決めを生徒手帳から抜粋している。広報部長は「どういう校則がある学校なのか理解してもらってから、入学してほしい。結局は生徒と学校、お互いのためになりますから」と話す。

首都圏の中学受験者は増加傾向にあり、07年度は初めて5万人を超えた。学校間の競争は激しく、上位校、下位校の二極化が始まっているうえ、いずれ少子化でパイが小さくなるため学校側の危機感は強い。ある塾関係者も「子供が少ない分、親は子供の学校選びにより多くの時間をかける。学校は独自の方針を明確に示せないと選んでもらえない時代だ」と指摘する。

小泉さんの友人達は今春卒業した。「今もこの学校が好き。時間がかかってもいいから、卒業したい」と小泉さんは言った。
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基本的には学校と生徒個人の争いですが、いろんな問題が内包されていると思います。

まず、写真集を出版するということは、なにがしかのギャラの授受があったはずです。ということは、アルバイト同様、「経済活動」をしたということ。アルバイト禁止の学校は多いですが、学校の許可を得れば可能なケースも増えており、経済的な問題のある生徒には奨学金、学費免除のバックアップ措置もあります。「やむをえないアルバイト」でない限り、写真集を出す「必然性」は存在しません。

むしろ、小泉さんは「青春の思い出」(?)として出版したと考えられます。個人的には、それは賛成です。桐朋の方針にも「生徒の個性を伸ばす」とあります。「水着姿の美しさも」立派な「個性」であり、将来、芸能界で生きていこうという決意があるなら、それを伸ばしてやるのが一般論として妥当でしょう。しかし、小泉さんは看護師を志望しており、動機が不透明です。

学校側は芸能活動の禁止を周知している、といいますが、やはり明文化しておくべきでしょう。父親は「学業優先」を重視しており、これは当然のことです。ただ、春休みの活動であってもその学校の生徒であることには変わりなく、もちろん学則は適用されます。「どういう校則がある学校なのか理解してもらってから、入学してほしい。結局は生徒と学校、お互いのためになりますから」。すべてはこれに集約されます。「個性」が身上の私学なのだから、事前にどんな校則があって、その学校の生徒として活動するには何が求められる(期待される)のか、自分(子供)はそれに適応できるのかを事前に徹底的に確認しておくべきでしょう。それをしないで、入学してから「こんなはずじゃなかった」というのは親や子供の怠慢であり、どうしても嫌なら退学すればいいだけの話。「学校間の競争が激しくなっていく中、学校の教育方針をはっきりさせることが必要になってきている。例外は認められない」には、反論の余地はありません。「嫌なら行くな」。これで終わる話です。

問題は、学校は否定するものの、写真集の出版に対して他の保護者から批判が寄せられたという点。おそらく「水着」というのも「批判」の少なからぬ理由になったのではないか。私はこの写真集を見ていませんが、所属学校まで明記してあったのか。だとすれば、「娘の同窓生が水着になっている。けしからん」と苦々しく思う親がいたかもしれないし、「自分の娘も『私もやってみたい』と言い出すのではないか」と心配したかもしれない。極端な話、「(生徒に芸能人がいると)不審者が出ないかなど、神経質になる面もあるのだろう」と大袈裟に考える親もいるかもしれない。そういう意味でも、学校は「例外は認めない」と強い措置に出たのでしょう。

「権利意識の高まりもあり、保護者からのクレームは増えている」という「ヘリコプター・ペアレント」の増加はあまり好ましくない傾向だと思います(「学校に全部丸投げ」という対極の意味で)。「学校はきちんとした姿勢を示すとともに、裁判以外にもトラブル処理や相談のルートをつくることが必要だ」というのも重要なことでしょう。ただ、今回の退学処分を短絡的に「親の学校への依存傾向は顕著で、家庭ですべきしつけも学校に求めるほどだ」という最近の傾向に結びつけるのは疑問です。別の話だと思います。

「子供が少ない分、親は子供の学校選びにより多くの時間をかける」。これは好ましい当たり前の傾向です。そして「学校は独自の方針を明確に示せないと選んでもらえない時代だ」というのもその通り。私学は「誰でも来てください」ではなく、「こういう子供がほしい。それを最高の環境で徹底的に鍛えたい」という基本理念でやってほしい。親も真剣勝負で選んでほしい。選んだ後は、学校を信頼し、コミュニケーションを密にし、言うべきことは言うという「バランス感覚」で二人三脚で大切な子供を育みたい。

小泉さんの「今もこの学校が好き。時間がかかってもいいから、卒業したい」という言葉にちょっとほっとしています。それだけに、学校側はきちんと説明をするべきでしょう。

ちなみに、「ジャニーズ」級のルックスをもち、芸能方面の才能もなかなかある私の息子が「芸能活動をしたい」(実際、ベルカント唱法は私が、ダンスは家内が教えています)と言い出したら、「学業優先」を条件に、芸能界特有の「悪い誘惑」を排除しながら許可しようと考えています。

芸能活動と学則、経済行為と学校生活、みなさんはいかがお考えでしょうか?

コメント(5)

私が通っていた私立高校は「芸能活動その他、メディアに出ること自体禁止」でした。たまたま同級生が「電車の優先席に座っておしゃべりに興じ、席も譲らない若者」という記事で勝手に制服姿を写真に撮られ掲載されただけでも大騒ぎになりました。さすがに勝手に撮られたものだったので停学等にはなりませんでしたが。

校則で明文化されている場合は仕方ないでしょうね。私が在学中に映画のオーディションに合格して「私は女優になります」と言って中退していった子を「アホだなぁ、卒業まで待てないんかい」と思ったんですが、結果的にその子は女優業で成功したので良かったんでしょうね。

うちの息子は赤ちゃんの頃から度々、周囲から依頼があるとモデルをしていましたが、今は本人の意思で事務所に所属してモデルをしています。本人の意思が明確になるまでは完全学業優先にしていたので大きな仕事も平日は全部断っていました。

「学業優先」と言っても結構平日の夕方の早い時間に遠いスタジオで撮影とかだと結局学校を早退しなきゃいけなくなります。でも本人の意思なのでオーディション、撮影などを最近は優先して、学校を休ませることもあります。

ギャラに関してですが、オーディションに行くとクライアントから交通費が1000-3000円程出るのでそれは息子のお小遣いに、その代わり仕事のギャラは全て貯金して大学進学の費用にするという風に話し合いをしました。

今年から確定申告もする(自分の分で忙しくてまだ息子のはやってない)んですが、還付金はお小遣いという事にしました。もちろんこれから時間が空いた時に一緒に税務署に行って必要書類をもらい、書類の書き込みも本人にやらせるという前提で、還付金はお小遣いなんですが。

小、中学生が出来る経済活動って限られてますからその中でモデルは礼儀、コミュニケーション能力、大人の仕事の世界を知る、集中力、積極性を育てるのにとてもいいので本人がやりたいなら続けさせるつもりですが早く一人で現場に行けるようになって欲しいです。付き添いが結構大変なので。

息子はモデルの仕事をずっと続けていくつもりなので高校も芸能活動禁止の学校は行かないつもりです。それと中学に入って部活をやるかやらないかという時も、仕事を優先したいからという事で部活はどこにも所属しませんでした。事務所もこれから大きいところに移籍する予定でレッスン等が忙しくなるのを見通しての結論ですが。

正直、「完全学業優先」で仕事が出来るほどモデル、俳優業は甘くないのでどうしても休んだりすることになりますね。なのでどちらかに比重を置くことを決めないと無理です。我が家の場合は学校より仕事優先にしていますが。でも今は身長的に需要が少ない時期なので(12歳で164cm)仕事は忙しくないんで学校に安定して通ってます。学業がおろそかになる心配はありますが、撮影の後は集中力が上がってて気分もいいせいかやたらと勉強するので息子にとっては向いてる生活だと思います。
@イズミさん

>私が通っていた私立高校は「芸能活動その他、メディアに出ること自体禁止」でした。たまたま同級生が「電車の優先席に座っておしゃべりに興じ、席も譲らない若者」という記事で勝手に制服姿を写真に撮られ掲載されただけでも大騒ぎになりました。さすがに勝手に撮られたものだったので停学等にはなりませんでしたが。

雑誌(新聞?)が勝手に写真を撮って掲載したのだから、生徒に非はないですね。おそらく「席も譲らない」という部分が問題視されたのでしょう。学外でも休日でも「○○学校の生徒であることを忘れるな」という行動規範を定める私学は多いですから。

>校則で明文化されている場合は仕方ないでしょうね。

そんなことは入学前の学校研究であらかじめ確認しておくべきことなので、あとで「仕方ない」と言っても、それこそ「仕方ない」ことですね。

>私が在学中に映画のオーディションに合格して「私は女優になります」と言って中退していった子を「アホだなぁ、卒業まで待てないんかい」と思ったんですが、結果的にその子は女優業で成功したので良かったんでしょうね。

人によりますね。タイミングもあるし。
フランスでは、職人は社会的に尊敬されているので高等教育は「行く必要のないところ」ですが、日本においてはそうもいかないこともあるのでしょう。

>正直、「完全学業優先」で仕事が出来るほどモデル、俳優業は甘くないのでどうしても休んだりすることになりますね。

心配ですね。
取材で何人も芸能人やスポーツ選手を知っていますが、「大人」(majeurであってadulteではない)になるのが早すぎたのか、基本的な躾がなっていないのか、社会的な常識が身についていない、というよりも「人格的に破綻している」人間がいます。

ですから、経験上、「モデルは礼儀、コミュニケーション能力、大人の仕事の世界を知る、集中力、積極性を育てるのにとてもいい」というのは信用できません。

雑誌『Vivi』の編集部から転職してきた女性記者がいるのですが、「モデルは周囲からちやほやされるので、わがままでとんでもない奴らばっかり」という証言を信じます。特に、親も芸能人だったり、親が子供の芸能活動に熱心だったりする家庭に問題が多いそうです。
>取材で何人も芸能人やスポーツ選手を知っていますが、「大人」(majeurであってadulteではない)になるのが早すぎたのか、基本的な躾がなっていないのか、社会的な常識が身についていない、というよりも「人格的に破綻している」人間がいます。

随分と偏った人脈をお持ちですね。それでもpierreさんは息子さんが芸能活動をしたければさせるんですよね?それは何故ですか?ご心配ではないんですか?

私の周囲はモデルで終わらずその先があった人達が多いのでちょっと違います。「モデルで終わる人」は確かにチヤホヤされてそれでいい気になってしまう人ですね。「その先がある人」というのはモデルでどんなに自分が売れてもきちんと挨拶をし、現場のスタッフだけでなくアシスタント達にも挨拶をしてから帰るような人達です。きちんと大人の言うことが聞ける、チヤホヤされて井の中の蛙で終わらない人です。ちなみにViviだとモデルで終わってしまう人は多いかもしれませんね。

それと息子は演技の勉強をしたいと言ってるのでシェイクスピアも読ませていますが、「自分に才能があるからとあぐらをかいていたらトップには立てない」というのは厳しく言い聞かせてありますので日本の芸能界のような小さな世界だけを見てどうこうって事はないと思いますね。それに私が仕事をする音楽業界では特にパンクバンドやハードコアバンドの人達にアメリカの一流大学の博士号を持ってる人達がよくいますので、そういう人達と実際に交流していると勉強の大切さは感じられるはずです。

バンドをやりながら40過ぎて博士号を取得して、バンド中心の生活ながらツアーの合間には助教授として大学で教鞭をとっている人もアメリカにはいますから。

その辺は日本との違いですね。日本では「今」出来ることが限られてます。バンドをやりながらポツリポツリと大学に行き、長年かけて卒業して、大学院に行って、博士号を取ったら40過ぎてた、なんていう暮らし方は出来ないですね。どちらかしか取れない。

ですから先述した高校時代に中退した子は女優業で成功したから本人はいいんでしょうが、息子には高校、大学は卒業させますね。

日本の悪いところはスポーツ選手はスポーツ馬鹿、芸能人は芸も能もないまま社会に出る。どうして日本のオリンピック選手には医者や弁護士等資格が必要な職業に就く人が少ないのでしょうか。それはスポーツをやるならスポーツだけ、芸能に進むなら勉強はいらないという価値観から未だに脱却できないからです。

息子はアメリカの演劇学校に進むつもりでいますが、その学校は学業の成績もトップクラスの学校です。日本のように演劇をやってたら勉強がおろそかになるという事はないんです。両方必要だから両方出来る環境を学校が、社会が用意しています。

日本は違うので演劇がやりたい、モデルがやりたいのであれば今はどちらかを優先するしかないですね。モデルの仕事は年齢や体格によって求められるものも変わるし、大人としての常識も他の子供より早く身につきます。実際私の仕事関係者はうちの息子に会うと「やっぱりモデルさんだけあって挨拶とか子供とは思えないくらいしっかりしてるね」と言います。お子さんがモデルなどの芸能活動の経験がないと解からないかも知れないですが業界は子供に優しくはないですよw。

今は仕事が少ない時期なので学業が安定していますが、本人には「焦らない方がいい。早くに成功するとロクな事がないから」と言ってあります。それはpierreさんが指摘するとおり人格が破綻する、つまり不均衡に育つ可能性が高いからです。それに関しては国を問わずですがね。

それにしてもそう否定的なお考えなのにお子さんに芸能活動をさせてもいいと思ってらっしゃるのは何故でしょう?しかも例に出されているのが業界内で最悪とも言われる(親も子供も受験以上に振り回された挙句にギャラも悪くてきちんとした契約もせず、歌唱力や演技力も身につかないので有名な)「ジャニーズ級」とジャニーズ事務所の名前が挙がってるのが実はいちばん不思議だったのですが。「容姿」との事ですが「芸能活動」のうち、芸や能がある活動は容姿だけでは無理なので容姿って実は関係ないんですけどね。

うちの息子はモデルなので「スタイル抜群」とか「格好いい」と言われますがモデルだってそれだけじゃなれません。広告やCMでのモデルは自分の容姿で勝負するのではなく、いかにしてその商品を良くみせるかにかかってくるのでモデル主体での写真撮影、CM撮影ではないです。容姿以外の才能、資質が問われます。容姿はよくて当たり前。その先が必要です。

芝居だって不細工でも役者になれるしいい役者で不細工はたくさんいます。(それは常々息子にも言い聞かせてます。)

で、pierreさんは「ジャニーズ級の容姿」の息子さんにどんな芸能の分野ならやらせてもいいとお思いなのでしょうか。そして息子さんには「学業優先という但し書きつきでも仕事が入ってくる」と思えるほどの抜きん出た才能がどんな芸能分野におありだと思うのでしょうか?
タイムリーなので貼っておきます。
コーネル大学の古生物学助教授でバッド・レリジョンというパンク・バンドで30年現役かつ音楽で生計を立てて音楽で稼いだお金を学問につぎ込んだグレッグの論文のサイトです。

http://www.cornellevolutionproject.org/

アメリカの大学で博士号の取得は決して珍しいことではないですが、「古生物学」という、博士号をとっても金にならない、就職に結びつく訳でもない(ていうかバンドで食ってるから就職は必要ないんだけど)、純然たる学問への探究心を、音楽で成功し、名声を得てもなお失わない人はいいお手本です。ハードコアやパンクには何故か「純然たる学問」での博士号取得者が目に付きます。息子にはこれくらいいい意味で強欲になってもらいたいと思います。←単なる理想でかなり実行するのは難しいですけど。

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