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〜日記から始まる日々のエール〜コミュの【涙】命

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*Kさんより作品のご提供をいただきましたので掲載します

私は、結婚するまで妊娠をしたら赤ちゃんを産めると信じていました。
第一子の時も1度の流産後、不妊症で、
やっと授かることができ子供を産めました。

兄弟がほしいと望み妊娠を願ったのですが
3度の連続流産、不育症検査と治療を開始し

2010年10月に第二子を授かることができました。
順調に、胎のう(赤ちゃんの卵)の確認
心拍を確認し、夫と二人
「今度こそ産めるね、○ちゃん(息子)おにいちゃんになるね」
とそう信じていました。

母子手帳も今度はもらえました。
受け取ったとき、本当にうれしかった。
初めての妊娠のときのようなうれしさでした。

しかし・・・
11週のとき首にNT(首の後ろの浮腫)があるといわれました。
ダウン症の疑いがあるということだけがわかったのですが・・・

「可能性」だけといわれたのであまり心配しても胎教によくないし
NTが3.2mmということでほかの遺伝子専門医の先生達も
「心配のない範囲だ」と言ってくださってたので
過剰な心配かもしれないけどとおもい過剰ですむならという
気持ちで検査を受けました。

13週で胎動も奇跡的にわかりました。
夫とお腹をさすりながら「無事」を願いました。

13週6日
東京都にある詳しい検査のできる病院で精査(胎児)をうけてきました。

しかし検査結果は残酷なものでした。
「全前脳胞症・13トリソミー」という病名をつけられました。
脳が左右にきちんとわかれられない病気で
12000人から20000人に1人の確率で偶然現れるもの
心臓のほうもひどい疾患があるだろうとのこと


赤ちゃんは99パーセント持たないとわれ
1パーセントの確率でしかうまれてくることができず
その1パーセントでも一生寝たきりでもっても数日ながくて1年といわれました。

病院の中で頭の中が真っ白になり
夫に電話で伝えました。
あまりにもひどい結果で絶望しかなくて
必死で病気のネットで調べました。

病気の中でも助かるタイプもあることがわかりました。
がんばって6,7歳になってる子もいる!
希望をかけて
奇跡をかけて

明日になれば「脳ができあがってるのでは?」
願ったけど願いは叶わなくて

どんなにエコーを見ても一番重症タイプの可能性がたかくて
いつお腹の中で亡くなってもおかしくない
不育症治療のため出血多量の心配があるということもあり

母体保護のため人工死産(中絶)が決まりました。

入院するその日まで毎日奇跡を願いました。
親の勝手で命の最後を決めるのではと悩みました。
自分の命はどうなってもいいから命の灯火がきえる
最後までお腹に残しておいたほうがよかったのだろうか
手術まで薬の影響をかんがえ1週間毎日ずっとずっと
悩み続けましたが、答えはみつかりませんでした。


明日になればこの子の病気が治っているのではないだろうか
治ってほしい、治してほしい、助けて!
・・・願いは天にとどきませんでした。

入院当日先生がエコーの最後のDVDを撮ってくれました。
手を振っているようなエコーだったのです。
夫と二人でびっくりしました。
信じられないけどそんな風なエコー

体を顔を隠すようにまるめて手だけはふって・・・

その日ラミナリアという子宮をひろげる棒をいれました。
2歳の息子がお見舞いに来たときお腹で胎動をかんじました。

次の日ラミナリアを追加
息子が祖父母につれられ夕方お見舞いにきてくれました。


息子がお腹に向かって
「行ってらっしゃい」

「ばいばい」ではなくなぜかしきりにいってらっしゃいと
病室で手を振って自宅に帰っていきました。
その日は夫は泊まる予定がなかったのですが何故か泊まりました

そう告げた6時間後破水・微弱陣痛がきたのですが
まだだろうといわれてたのに
12時間後病室で、夫と二人のときに赤ちゃんは生まれてしまいました。

あわててナースコールで処置等ありましたが・・・
とても親孝行な子で、ラミナリアの処置のみで破水
陣痛促進剤をつかわずにでてきてくれて

16.5cm 70g 男の子でした。

でてきたわが子はやはり最も重症といわれるタイプでした・・・
心臓のほうも病気があったとおもいます。
すぐ「だめだ」とわかるくらいお顔に奇形があり
最後のエコーでもずっとずっと顔をかくしていました。

100万人に1人の重症のタイプだったんです・・・

あなたはわかっていたの?

そう語りかけたくなりました。

先生は子供と会うかどうか何度も確認をしてくれました。
私達はこの子に会いたくて会いたくて生んだのだから
迷わず会いますと伝えました。

逢ったわが子はかわいかった
とてもかわいかった・・・口元が息子に似ていました。
ちいさいちいさい命

手のひらに乗るくらいちいさな体
体はとてもきれいで
小さい体でよくがんばったね

ありがとうありがとうと何度も何度もつたえました。

とても重くてちいさな命でした。

ごめんなさいという気持ちもとても大きかったけど
それよりも強くでてきた言葉は

「ありがとう」でした。

ママのところにきてくれてありがとう
ママを選んでくれてありがとう

先日49日が終わりました。
まだ心の整理はついていませんが・・・
またいつかママのところに・・・私達家族の下へ還ってきてほしいです。
そしていっぱい我慢してくれた息子をたくさん抱きしめています。

コメント(41)

短い命かもしれんが、君は、確実に生きた。
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