中国で｢爆発｣は日常の風景コミュの【中国】室内で水素ガス風船爆発・火災発生…７歳姉が３歳妹救う

室内で水素ガス風船爆発・火災発生…７歳姉が３歳妹救う＝中国
2011/02/14(月)17:29
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0214&f=national_0214_121.shtml

　安徽省合肥市内のマンションで13日午後3時ごろ、水素ガスをつめた風船が爆発・炎上し、火災が発生した。室内にいたのは7歳と3歳の姉妹で、姉が妹の命を救ったことが分かった。両親は不在だった。中国新聞社が報じた。　
　爆発・火災が発生したのは33階建てマンションの12階にある住居。水素ガスをつめた風船が温水暖房機で暖められて破裂し、何らかの原因で引火・爆発した。火は家具などに燃え広がった。室内には7歳と3歳の姉妹がいた。ふたりはコンピューターで遊んでいたという。両親は近くまで買い物に行き、不在だった。
　7歳の姉によると、3歳の妹は驚いて泣き出した。その場でうずくまり、動けなくなってしまったという。そこで玄関まで行き、ドアを開け廊下に向かって助けをもとめ、再び火災が発生した部屋に戻り、妹を無理やりに連れ出そうとした。　
　清掃員の女性が、助けを求める声を聞きつけて駆けつけると、室内から女の子が泣き叫ぶがした。ドアをあけると、玄関のところまで姉が妹を引きずってきたところだった。その後ろには猛烈な炎が見えた。煙も充満していたという。
　清掃員の女性はふたりを外に出し、火災発生を通報した。駆けつけた消防が室内の火を消し止めた。姉妹がいた室内は黒こげになり、遊んでいたパソコンも鉄枠だけが残っていたという。　
　マンション建物の入り口付近は、逃げ出してきた住民でごったがえした。帰ってきた両親は、住民らから自宅の火災を知らされた。7歳と3歳の姉妹は、清掃員の女性が保護していた。母親の姿を見つけると抱きつき、改めて大声で泣き出したという。　
　父親は、「姉がしっかりしていなかったら、妹はどうなったことか。考えただけでも、ぞっとする」と述べた。
　母親は、「自分の家が火事と知ったときには、中にいた子どものことが頭に浮かび、足から力が抜けてしまうように感じた」、「物は全部、燃えてしまったがかまわない。ふたりの子が無事だった。それだけで十分だ」と、涙を流しながら話した。　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ◆解説◆　　よく「中国は一人っ子政策を実施」と呼ばれる。しかし、厳しい産児制限はあるが、「絶対に一人っ子しか認めない」わけでもない。出身地域や両親が再婚の場合、双子（以上）を妊娠した場合、少数民族である場合など、2人目の子の出産が認められる場合もある。上記爆発事故で、夫婦が2人の子を持つ事情については特に伝えられていない。（編集担当：如月隼人）