邪まな心で読む火怨・風の陣コミュのミチノク関連本を教えてください

ミチノク蝦夷ーズをより深～く理解し、より邪まに高橋作品を読めるよう、関連本をピックアップしたいと思いつきました。
みなさまの読書メモ代わりにもなりますので、ぜひ関連がある、と思われる本をご紹介ください。（個人的に安東氏関連も読みたいです～ｖ）

どこまでが関連本か、という判断は皆様にお任せします。小説、調査研究、マンガその他ジャンルも無制限で。宜しくお願いいたしますｖ

コメント(54)

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[17] mixiユーザー 02月05日 16:10

イズミさん
”奥州藤原氏五代”読み終わりました。
資料に基づいた客観的な歴史書の中にもロマンを漂わせている本でしたね。
それにしても歴史小説作家とは想像力が凄まじいですね！
いろんな資料から想像を巡らせてすばらしい小説するのですから、大したものですね。今更ながら感心しました！
次は”陽炎の旗”です。

[19] mixiユーザー 02月06日 10:10

イズミさん
”陽炎の旗”読み始めましたが、”武王の門”の続編と書いてありました。私の近くの図書館には”武王の門”が無かったので”陽炎の旗”から読みますが、先に”武王の門”からの方が良いみたいです。

[20] mixiユーザー 02月09日 21:31

坂東武者さん
イズミさん
”陽炎の旗”読み終わりました。
同じ北方謙三でも”破軍の星”とは全然趣が違いますね。
根底に流れる日本の安定、平和という目的、理想は同じですが
物語の構成、テンポ、スケールが全然異なっていますね。
私は”破軍の星”の方が気に入りました。
次はちょっと日本を離れ外国の本を読む予定です。
では又。

[21] mixiユーザー 02月21日 21:12

〔まほろばの疾風〕（熊谷達也著）を読みました。
”火怨”のアテルイとはちょっと趣が違いますが、底を流れる蝦夷の心意気は同じでした。
アテルイの父アザマロ（呰麻呂）、最後に結婚する巫女のモレ、それに道嶋大楯も出てきました。
坂上田村麻呂の戦い方は陸奥で後年彼が英雄扱いになる理由が分かる気がしました。
そして最後の２－３章は涙でしたね。

[23] mixiユーザー 03月15日 22:55

菊池敬一著”北天の星よ輝け”を読みました。
児童向けの小説でしたが、安部貞任が主人公で藤原経清は完全に脇役でしたね。清原武則が源頼義軍に加わって最後に阿部貞任、経清を破る場面は今までの本とは違って実力で勝った描写でした。源義家もちょっと出てきますが、全体に客観的に分かりやすく描かれていた感じがしましたね！

坂東武者さん
次はやっと西村寿行著の”蒼茫の大地、滅ぶ”（上下）が見つかりましたので読み始めます。

[24] mixiユーザー 03月22日 23:01

坂東武者さん
西村寿行の”蒼茫の大地、滅ぶ”読み終わりました。
なかなか面白い本でしたね！
高橋克彦著の３部作同様根底に流れる陸奥の人々の怨念が
大藪晴彦風なハードボイルドのタッチで描かれていましたね！

[25] mixiユーザー 04月25日 17:38

イズミさん
今、熊谷達也著の”荒蝦夷”を読んでいる最中ですが、これもなかなか面白いですね。”炎立つ”とは違った視点で同じ時代の事を書いているのですが史実の味付けはいろいろありますね。
でも坂上田村麻呂の描き方はみんな同じでようですね。

[27] mixiユーザー 04月27日 00:17

最後の結末は大分違いますね。次を期待させますね！

[29] mixiユーザー 05月09日 14:28

イズミさん

三好京三著の”生きよ　義経”（新潮社）を読み終えたところです。
腰越状の後からの物語で私にとっては義経、頼朝の兄弟間の今までに聞いたことのなかった解釈ではないかと思います。
そして最後の奥州藤原家の滅亡に泰衡兄弟の不仲など新鮮な
面が数多くあり、読み応えがありました。

[31] mixiユーザー 05月11日 17:35

奥州藤原氏の真実？を知るならやっぱりよみがえる秘宝が一番ですよ～
専門的ですが興味深いです。

[32] mixiユーザー 06月07日 13:04

いろいろと道草をしていて、今ちょうど”日本後期”現代語訳を読み終えたところです。これは古代国家が編纂した六国史の一つで、桓武朝の後半から平城・嵯峨・淳和に至る４代、延暦１１年(792)から天長１０年(833)の歴史を記述しています。

日々の事象、事件が書いてあるだけですが、藤原押勝（仲麻呂）の乱、その時の功労者である坂上苅田麻呂、道嶋宿禰嶋足の名前が出てきます。

又、｢僧道鏡が天皇の愛寵を得て法王と称し、太宰主神習宜阿蘇麻呂が道鏡に媚びへつらい、宇佐八幡の教命を詐称して、道鏡を皇位に即ければ天下は泰平になるだろうと言い、これを聞いた道鏡は心中喜んで自負の気持ちを抱いた。｣とか
尼法均、清麻呂の名前を出てきました。

さらに延暦２１年には｢夷大墓公阿弖利為・盤具公母礼らを斬刑とした。両人は陸奥国内の奥地である胆沢地方の蝦夷の首長であった。両人を斬刑に処する時、将軍坂上田村麻呂らが”今回は阿弖利為・母礼の希望を認めて郷里に戻し、帰属しない蝦夷を招き懐かせようと思います”と申し出たが、公卿らは自分達の見解に固執して”夷らは性格が野蛮で、約束を守ることがない。たまたま朝廷の威厳により捕らえた賊の長を、もし願い通り陸奥国の奥地へ帰せば、いわゆる虎を生かして災いをあとに残すのと同じである”と言い、ついに両人を引き出し河内国の植山で斬った。｣との記述もあり、なにか歴史を再確認したような感じでした。

[33] mixiユーザー 06月22日 22:19

サロウさん
”よみがえる秘宝　中尊寺”を読みました。
史実を忠実に記述していますね。
今まで読んだ歴史小説を思い出しながらまた歴史を再確認した気分です。

それにしてもあのミイラは凄いですね！
それと畠山顕家の書は若いのに凄い達筆でしたね。
”破軍の星”（北方謙三著）でのカッコよさを思い出しました。

[34] mixiユーザー 06月24日 03:00

Don－Koyoさん
よまれましたか～！！
やっぱり史実真実を知ると物語のふくらみに感動がまします(私だけ？)

ミイラすごいですよね
実際に見てみるとまた感動ですよあの達筆加減は(*~ё~*)
後はやっぱり小説の中での豪華な感じがそのままが残ってるあたりすばらしいですね

[35] mixiユーザー 07月10日 15:59

イズミさん
新野直吉著の「田村麻呂と阿弖流為」を読み終えたところです。（副題：古代国家と東北）
二人の話よりこの頃の政治的、地域的な時代背景の分析が
主な内容で古代東北史の悲劇と哀愁が描写していました。

[37] mixiユーザー 07月13日 11:50

イズミさん
題名に釣られて読んでみたのですが、この本はちょっと学術的過ぎてあまり面白みはありませんでした。
あまり期待しないで下さい。

[38] mixiユーザー 02月15日 21:05

久々に書き込みます。
日記にも書きましたが以下です。

以前から読もうと思っていた本「古代蝦夷の英雄時代」（工藤雅樹著）をやっと入手し読んでみた。

先ず、蝦夷の読み方は「エミシ」である。
後でこれがなまって”エビス”になった。
”エゾ”という読みは古い時代にはなかった。
この”エゾ”が「エミシ」のなまったものかは明らかでない。

又、蝦夷はアイヌに他ならないと言う「蝦夷アイヌ説」と、それを否定する「蝦夷日本人説」がある。
これは学会を二分して対立する学説だそうだ。

江戸時代の新井白石、本居宣長などは「蝦夷アイヌ説」を唱えているが
アイヌは稲作を行わないことが有力な根拠だった。

だが戦後東北北部でも弥生時代にすでに稲作が行われていたことを
確認したことが「蝦夷日本人説」が唱えられる根拠の一つだそうだ。

戦前までは奈良時代末から平安時代の初めにかけて朝廷が岩手県地方まで攻め込んで政府の直接支配する地域になり、それ以降に入植した日本人によって稲作が導入されたと言うものだった。

その他考古学的な資料によって「蝦夷日本人説」が有力な学説になってきたらしいが、この説にもさまざまな問題はあった。
東北地方と北海道地方の古代文化の共通する側面を無視したり、古代蝦夷の中に北海道の住民も含まれていた事実も、殆ど無視されたと。

本書ではその他考古学的な資料、言葉、地名などいろいろな材料を用いて洞察しているが、蝦夷はアイヌか日本人なのかと言う二者択一の思考ではかたが付くものではないという。

古代の蝦夷はアイヌ民族の成立と日本民族の成立の谷間の存在であり、歴史の歯車がわずかに違った形でかみあっていたならば、その子孫はアイヌ民族の一員にもなり得た存在であったが、実際には最後に日本民族の一員になった人々ということになるだろう、と。

最後に「英雄時代」の説明
古代国家成立前夜という時代背景において、世襲的貴族や王への萌芽的な存在であるが、彼らは未だ統治権を持たず、共同体の意思を体現すべく人々の先頭に立って戦う。
このような時代は英雄時代と言われる。

初代征夷大将軍の坂上田村麻呂と対決した蝦夷の部族の先頭に立った「阿弖流為（アテルイ）」などはまさに英雄時代の英雄だった。

もし部族同盟段階からさらに一歩を進める事が出来れば、蝦夷社会にも古代国家が誕生し、その国家の成員として日本民族とは別の民族が成立していただろう。そうなれば阿弖流為のような軍事首長の後継者は国王に転化していただろう。

しかし実際には日本古代国家の圧力によって、東北北部における独自の国家と民族の形成は挫折し、この地域の人々は次第に日本国家の一員となり、日本文化とは違う側面を持つ文化は消え去り、彼らは日本民族化したのである。

[40] mixiユーザー 02月17日 16:24

イズミさん
こんにちわ、お久しぶりです。

「田村麻呂と阿弖流為」の作者と出版社教えて下さい。
図書館で探して見ます。

古代でも集落ごとに仲たがいがあり、抗争があったと思われますね。
その先頭に立って戦ったリーダーがやがては世襲とかで長に成っていった側面もあったのでしょうね。

[41] mixiユーザー 02月18日 21:42

イズミさん

「田村麻呂と阿弖為」は吉川弘文館ものですか？

これなら昨年読みましたが、あまり印象に残っていないですね！

[43] mixiユーザー 02月21日 16:06

前にも書き込みましたがサロウさんのお薦めの「よみがえる秘宝　中尊寺」が
学術的ですが、面白く読めました。

[44] mixiユーザー 02月21日 18:30

イズミさん
こんにちは
中尊寺御遺体学術調査最終報告は読んだことありますが、お勧めできないですよ～
何でかって言うと専門的過ぎてさっぱりだからです・・・
５万円するらしいですあの本ｗ

探してもないかもしれません・・

[46] mixiユーザー 02月23日 23:27

イズミさん
こんばんわ

「よみがえる秘法　中尊寺」は図書館で探せば入手出来ますよ。

最寄の図書館に無くても県内の図書館を探してくれますから！

[47] mixiユーザー 07月02日 14:32

▽講談社ノベルス▽------------------------------------------------------

■カンナ　奥州の覇者　【高田崇史　定価945円】　7/6

　失踪していた諒司に助けを請われ、甲斐は岩手へ向かった。無事の再会を喜ぶ
　間もなく、甲斐たちは敵の手に落ちた「出賀茂神社社伝」奪還計画を練る。
　一方、蝦夷の指導者・アテルイの降伏に疑念を抱いた甲斐は、信じがたい歴史
　的捏造と自らに関わる衝撃的な共通点に気づく。傷ついた甲斐を救うのは…？

こういう本が出るようです。
シリーズ物ですけど、単独でも読めると思います。

[49] mixiユーザー 09月22日 23:09

昨日の新聞に載ってたので写メってみました。

今は読書する時間が全くないのでチェック出来ませんが、とりあえずご報告

[51] mixiユーザー 06月02日 08:43

『コミックいわて・２』にも阿廷流為様がっっ！！

コレに収録された『キリコ、閉じます！』(飛鳥あると氏作)の中に、アテルイとモレがっっ！！

…しかも母礼ドＳ設定(笑)

母礼『アテルイの血を受け継ぎし者だとすぐ分かった

なにしろ私の嗜虐心をくすぐ…

いや

その類い稀なる無垢で高潔な魂―』

母礼×阿廷流為キタ―\(゜∀゜)／ーッ！！←落ち着けｗ

ラストの展開からして、続きはＢＬ展開(ぇ)期待←

…こほん。

えー、『コミックいわて(１)』の方にも、この漫画の前話が載っていますので、是非～