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大人のロックを語ろうコミュのBritish Rockが聴きたくなったら...

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Britishな音が聴きたいっexclamation ×2
今日は英国的な音が聴きたい気分なんだっexclamation ×2
そう思ったらどんな曲を聴きますか?

皆さんがこれぞBritish Rockだなぁと思う曲はどんなんでしょか?
別に英国人アーティストでなくてもBritish Rockだなぁと思えばそれもOKexclamation ×2
ジャンルは問いません。どぞっ。わーい(嬉しい顔)

コメント(271)

「HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON」/VAN MORRISON WITH GEORGIE FAME & FRIENDS

1995年発表作。
本作はジョージ・フェイムと彼のバンドをバックに従えた、ジャズアルバムである。
名曲“Moondance”など数曲がヴァン・モリスンのオリジナル曲であるが、他はジャズナンバーのカバーで占められている。
バックの演奏は文句のつけようがない。
気になるのはモリスンのボーカルなのであるが、さすがはヴァン・モリスン。
見事なまでに歌いこなしている。

「THE HEALING GAMES」/VAN MORRISON

1997年発表作。
穏やかな空気感に包まれ、熱い魂が内包したボーカルを中心に添えた、ヴァン・モリスンならではの大人のR&Bが展開する。
エキサイティングな瞬間が多いわけではないが、どの楽曲もアレンジ、メロディが丁寧に構成されており、楽器陣の一音一音が熱く響く。
いつまでも、この音世界に浸っていたくなるような、いつでも片隅にいてほしいアルバムである。

「BACK ON TOPS」/VAN MORRISON

1999年発表作。
スタジオライブにて録音し、ストリングスセッションのみ、のちに加えた形で制作されたアルバム。
これが素晴らしい。
基本的にはブルースをベースにしたオリジナル曲を軸に組み立てられているのだが、ライブ演奏による音の隙間、グルーヴ感が気持ちよく、モリスンのボーカルも躍動感に満ちている。
渋く、熱く、優しい音である。
まさに、ヴァン・モリスンの真骨頂だ。

「YOU WIN AGAIN」/VAN MORRISON & LINDA GAIL LEWIS

2000年に発表された、ヴァン・モリスンとリンダ・ゲイル・ルイスのデュエットアルバム。
1曲、ヴァン・モリスンによるオリジナル曲が収録されているが、他は、R&Bやカントリーのカバー曲で構成されている。
このリンダ・ゲイル・ルイスという人が力強く歌い上げるタイプではあるが、上手くヴァン・モリスンを盛り立てており、モリスンの歌唱は過去の作品と比べるとリラックスしており、伸び伸びとパフォーマンスしている点が特徴である。
とにもかくにも、絶品の歌唱を楽しむには、うってつけのアルバムである。

「DOWN THE ROAD」/VAN MORRISON

2002年発表作。
R&B、ジャズの風味がつよめの、軽快なポップ色の強いアルバムである。
ビートもノリがよく、ヴァン・モリスンのボーカルも渋いながら、躍動感のある響きを聴かせてくれる。
21世紀を迎えても、自身の足元をしっかりと見ながら、新しい音を生み出す才能に衰えが無いことを証明するには十分すぎるほどの出来である。

「WHAT’S WRONG WITH THIS PICTURE?」/VAN MORRISON

ブルーノートより発売された2003年発表作。
ジャズを基本としつつも、ヴァン・モリスンのバックボーンであるブルース、ソウルの要素も取り込み、結果、ヴァン・モリスンならではの個性が発揮された音世界が繰り広げられる。
とにもかくにも、歌声が素晴らしい。
熱く響き渡るボーカルの存在感が、本作ではより際立っている。

「MAGIC TIME」/VAN MORRISON

2005年発表作。
優しい風が吹いてくるかのような、癒しの世界を展開するアルバムである。
元々、心地よいサウンドを送り届けてくれる人であるが、本作はその説得力抜群の歌声を存分に活かし、聴き手を包み込むかのような大らかな楽曲を中心にまとめている。
いつまでも、この音世界に浸っていたくなるかのような気分になる。

「PAY THE DEVIL」/VAN MORRISON

2006年発表作。
ここでなんと、キャリア初のカントリーアルバムである。
3曲のオリジナル曲はあるが、他はカントリーのスタンダードのカバーで占められている。
確かに、これまでのキャリアでカントリーの影響を感じさせる曲はあったし、事実、本作で聴かれるヴァン・モリスンのボーカルは堂に入った、見事な出来である。
初とは思えないほど、自然に歌いこなしており、神の声を持つ男は、やはり違うと唸らされる。

「KEEP IT SIMPLE」/VAN MORRISON

2008年発表作。
全曲、モリスンのオリジナル曲で占められた本作は、冒頭からディープなブルースである。
音の奥行きの深さは相変わらず。
モリスンの豊かな声量で歌われるナンバーは、熱さも冷たさも温かさも同居する、唯一無二の存在となっている。
シンプルであるが、味わい深い。
流石である。

「BORN TO SING :NO PLAN B」/VAN MORRISON

2012年発表作。
これは素晴らしい。
真正面から取り組んだ、熱いソウルだ。
ヴァン・モリスンの抜群のセンス、歌唱力を存分に活かし、独特の気品のある、そして土臭さも時には感じさせる真性のR&Bである。
各楽曲、古き良き音を醸し出しながら、流れるその曲は間違いなく現代的。
そのバランス感覚が素晴らしい。
改めて、ヴァン・モリスンの凄みを感じさせる快作である。

「DUETS : RE-WORKING THE CATALOG」/VAN MORRISON

2015年に発表された本作は、キャリア全体から曲を選び、多彩なゲストと共演しデュエットしたアルバムである。
バラエティ豊かで豪華なゲストのパフォーマンスもそうであるが、その歌い手ともしっかりと渡り合い、相手の魅力を引き出しつつも自身の圧倒的な歌唱力をしっかりと聴かせるヴァン・モリスンの実力を改めて思い知る作品である。

「KEEP ME SINGING」/VAN MORRISON

なんと、清廉な音だろう。
2016年に発表された本作は、孤高の天才シンガー、ヴァン・モリスンの神業と見える清潔感と透明感に満ち溢れた、奥深い音世界が聴き手を冒頭から包み込む。
優しく響くモリスンのボーカルは、相変わらず絶品。
派手さは決してないが、聴き手に丁寧に訴えかける楽曲群は、きっと、何かを感じるものがあるはずだ。

「ROLL WITH THE PUNCHES」/VAN MORRISON

これはカッコいい。
前作「KEEP ME SINGING」で清廉な音世界を提示したヴァン・モリスンが、その翌年である2017年に提示した音は、あまりにも濃い、土臭いブルースである。
その重厚さ、ダイナミックなグルーヴは、これはロックだ・
刺激的な音に溢れた本作は、モリスンのロックな魂をビシバシと感じる。

「VERSATILE」/VAN MORRISON

2017年発表作。
数曲のオリジナル曲はあるが、基本的にはジャズのスタンダードのカバーが大半を占める内容となっている。
これまでのキャリアでもジャズを見事に吸収し、昇華しているだけに、ここまでくれば堂に入ったもので、見事な歌声を聴かせる。
まさに、神の声。
どの曲も瑞々しい輝きを持たせるあたり、ヴァン・モリスンの凄みを感じる。

「YOU’RE DRIVING ME CRAZY」/VAN MORRISON

2018年に発表された、ジャズ・ミュージシャン、ジョーイ・デフランセスコとの共演作である。
モリスンの過去のレパートリーの再録や、ジャズスタンダードのカバーで占められた本作は、デフランセスコのハモンドオルガンと、モリスンのボーカルの絡みが存分に楽しめる内容となっている。
そのハモンドオルガンが良い。
モリスンのボーカルを邪魔せず、要所要所で響くオーガニックな音が、良い味を出している。

「THE PROPHET SPEAKS」/VAN MORRISON

2018年発表作。
前作「YOU’RE DRIVING ME CRAZY」と参加メンバーは、変化はないが、前作がジャズのスタンダードを取り上げていたのに対し、本作はR&Bアルバムである。
絶対的な個性があり、どのジャンルも自身の色に染め上げるだけの存在感と実力のある人である。
本作も、ヴァン・モリスンの絶品のボーカルを楽しめる内容となっている。

「THREE CORDS AND THE TRUTH」/VAN MORRISON

2019年発表作。
久しぶりに、オリジナル曲で占められたアルバムである。
その、オーガニックな空気感。
大らかなメロディ。
雄大ささえ感じさせるアレンジ。
ここまでキャリアを積み重ねてきたヴァン・モリスンの音楽の年輪をじっくりと楽しめる内容となっている。

「LATEST RECORD PROJECT VOLUME 1」/VAN MORRISON

2021年発表作。
ここにきて、なんと120分越えの超大作である。
そして、内容はヴァン・モリスンがこれまで生み出してきた様々なジャンルの音を満遍なく散りばめ、過去の名曲と勝るとも劣らない、素晴らしき完成度を誇る楽曲を詰め込んだ極上の一枚に仕上がっている
神の歌声はさらに磨きがかかり、絶好調。
コロナ禍で蔓延する欲求不満を横目で見ながら、相変わらずの音世界を別次元の角度から見事に生み出している。
本当に凄い才能である。

「WHAT IT GONNA TAKES?」/VAN MORRISON

2022年発表作。
コロナ禍など、神の声を持つ男の才覚を止められるものではない。
ますます、意欲的に創作的に活動を進める意思が明確となった、会心の一枚となっている。
豊かな音楽性が作り上げる極上のポップスのオンパレードで、その完成度の高さはさすがである。
神の声のボーカルも、躍動感のある素晴らしいパフォーマンスである。

「MOVING ON SKIFFLE」/VAN MORRISON

2023年発表作。
ヴァン・モリスンが幼少の頃から親しんできたスキッフルにインスパイアされた内容のアルバム。
収録曲は全てスキッフルのナンバーのカバーで、原曲に敬意を表しながら、ヴァン・モリスン流の現代風のアレンジになっている。
楽しく体を揺らすビートを活かしながら、独特の気品あふれるオーガニックなサウンドに仕上げる点は、さすがはヴァン・モリスン。
ヴァン・モリスンの音楽への造詣の深さを示す作品である。

「TONS OF SOBS」/FREE

イングランド出身のロックバンド、FREEの1968年発表作。
2曲、カバー曲が収録されているが、他は全てオリジナル曲で占めれている。
本作はブルースに真正面から向き合った内容であるが、その個性を決定づけているのは、ロックシーン最高峰のギタリストと名高いポール・コゾフである。
チョーキングとビブラートを駆使した泣きのギターフレーズが、各楽曲のいたるところに配されており、その存在感がまさに主役。
コゾフのギターが中心にあるからこそ、ギリギリのところで結びつきながら、奔放なフレーズが飛び交う刺激的な内容となっている。
究極のブルースロックとは、本作のことを言うのだろう。
大推薦盤。

「FREE」/FREE

1969年に発表された2ndアルバム。
前作「TONS OF SOBS」の主役がポール・コゾフならば、本作の主役はアンディ・フレイザーである。
前作では全編にわたって響き渡った激情のリードギターは、本作では間奏部のみに抑えられ、その分といっていいのかわからないが、アンサンブルが崩壊する寸前まで自己主張するベースフレーズが異様に目立つ。
そのベースフレーズにより生み出される緊張感が、本作の魅力であり、まさにFREEというバンド名に相応し、奔放ながらギリギリの線で纏まる見事なパフォーマンスが終始され、絶対的な個性の確立に至っている。
楽曲もブルースの枠から早くも脱却を図る、独特の魅力をもったもので、聴きごたえ十分。
FREEというバンドの本性が見え始めたという意味でも、本作は重要作であると言える。

「FIRE AND WATER」/FREE

FREEの代表作、のみならず、ブリティッシュハードロックを代表すると言っても良い名盤中の名盤の登場である。
1970年に発表された本作は、ブルースを起点としながら独自の個性を生かしたFREEのハードロックが、一つの頂点に達した、見事な出来の作品となっている。
セルフタイトル作となった前作で前面に押し出たアンディ・フレイザーのリードベースは、本作では躍動しながらもバンドアンサンブルを彩ることに貢献しており、ポール・コゾフのギターもバッキングとリードのメリハリをつけ、楽曲そのものの完成度を高めることに寄与している。
そして、ブリティッシュロック最高のボーカリストと名高いポール・ロジャースがいよいよ、その存在を示し始めている。
深い歌声でハードにも、スウィートにも聴かせることができるシーン最高峰のパフォーマンスを惜しみなく披露している。
ロックが好きなら、一度は聴いても損はしないアルバムであることは、間違いない。
大推薦盤。

「HIGHWAY」/FREE

1970年発表作。
前作「FIRE AND WATER」において、自身のスタイルを確立させたハードロックを提示したFREEが続いて示した音は、平穏と安定であった。
THE BANDから影響を受けた、土臭さ、泥臭さを感じさせつつもじっくりと展開する楽曲陣。
ポール・コゾフも、アンディ・フレイザーも奔放なフレーズは封印し、最低限の音数で楽曲の完成度に寄与することに専念している。
そうなるとポール・ロジャースのボーカルが前面に出るのだが、そこはさすがだ。
ロックシーン最高峰の実力を誇るボーカリストの、深く味わい深い、見事なパフォーマンスが集約されている。

「FREE LIVE!」/FREE

1971年に発表されたFREE唯一のオフィシャルのLIVE盤である。
ポール・コゾフの爆音がいたーが鳴り響き、サイモン・カークの安定感抜群のビートが加わり、ポール・ロジャースが絶品の歌声を乗せる。
その中に、自由自在に展開するアンディ・フレイザーのリードベースが加われば、そこは唯一無二のFREEの音世界。
LIVEにおいて、演奏の自由度が増し、全ての音が瑞々しく輝く、極上のLIVE盤である。
名作とは、まさに本作のことを言うのだろう。
大推薦盤。

「FREE AT LAST」/FREE

1971年に解散し、メンバーそれぞれが自身のプロジェクトで活躍している中、ドラッグ禍に苦しむポール・コゾフを救おうと突如、再結成し制作された1972年発表作。
背景からすれば決して良い状況下で制作されたとは思えないのであるが、本作はそんな背景とは裏腹に、これまでのFREEのスタイルを踏襲させつつファンキーなグルーヴを積極的に取り入れるなど新生面を打ち出した、見事な出来栄えである。
そして、その演奏のまとまりは、過去最高と言っても良い。
FREEの評価が難しいのは、バンドの状況とアルバムの出来が反映されない点で、要はどんな人間関係に陥ろうが、卓越した才能が有ればセンスがあれば、名作が誕生するという典型例だと思う。
制作時の背景が原因で決して正統な評価が得られていないアルバムであり、その極上のロックは、一度は聴いてみてほしい。

「HEARTBREAKER」/FREE

「FREE AT LAST」完成後、アンディ・フレイザーがバンドを抜け、ポール・コゾフが、活動が難しい状況となり、事実上の解散状態となったものの、契約の都合上、残されたポール・ロジャースとサイモン・カークは山内テツ、ラビットと共に来日公演を敢行。
その出来に手ごたえを感じ制作に至ったのが、1973年に発表された本作である。
FREEの個性の象徴であったフレイザーが不在、コゾフも一部しか参加していない本作は、FREEの新作として評価するのは難しく、事実、ここまで発表されたFREEの作品との作風の乖離が著明である。
そして、本作の評価を更に難しくしているのは、本作がブリティッシュロック史上に残る最高傑作と言っても良いほどの名盤中の名盤であるという事実である。
ロジャースと共に作曲面で大きく貢献したラビットの仕事の素晴らしさもあり、哀愁に満ちたメロディを軸に構成された楽曲の完成度が凄まじい。
全曲、名曲といっても良いほどの出来であり、ロジャースの歌声も後世に永遠と語り継がれるであろう、名演である。
FREEのアルバム、という評価は難しいかもしれないが、本作が歴史的名盤であると言うことも、紛れもない事実である。
大推薦盤。

「BAD COMPANY」/BAD COMPANY

FREE解散後にポール・ロジャースとサイモン・カークが、元MOTT THE HOOPLEのミック・ラルフスと元KING CRIMSONのボズ・バレルと結成したスーパーバンドの、1974年発表の1st。
シンプルかつハードなロックを全編で繰り広げており、ロジャースの憂いのある歌声が独特の湿り気を持たせているのが特徴。
そのロジャースのボーカルが圧巻。
アルバムタイトルトラックであり、自身のベンド名を冠した“Bad Company”の雄大なスケールこそ、このバンドならでは。
ミックの渋いながらもツボを押さえたギター、サイモンの躍動感あふれるドラムも良い。
サウンドもとても聴きやすく、心地よいのも好感が持てる作品だ。

「STRAIGHT SHOOTER」/BAD COMPANY

1975年発表作。
天文学的な大成功を収めた前作同様、各メンバーが楽曲を持ち寄り、それぞれの個性が色濃く反映されたハードロック。
そして、本作はよりメジャー感が増し、洗練されている点が特徴である。
ポップかつキャッチーな展開を持ちながら、強固なバンドサウンドに支えられ、一定の緊張感を保つ点は素晴らしい。

「RUN WITH THE PACK」/BAD COMPANY

1976年発表作。
開放的な、明朗かつ壮大な空気感が更に増した、スケール感の大きい堂々とした作品である。
雄大なグルーヴがその象徴で、その上を乗るポップなメロディと、深みと威厳さえ感じさせるポール・ロジャースの絶品のボーカルが乗る。
どの楽曲もしっかりまとまっており、実力派の魅力をしっかり詰め込んだ充実作であると言える。

「BURNIN’ SKY」/BAD COMPANY

1977年発表作。
ここまで培ってきた、アメリカ市場を意識したハードロックの、更なる王道を突き進むかのような内容である。
雄大に展開するアルバムタイトルトラックが象徴するように、堂々としたグルーヴを前面に出した、骨太のナンバーが耳を惹く。
その中にも牧歌的な雰囲気も組み込んだりと、工夫も忘れていない点は良い。

「DESOLATION ANGELS」/BAD COMPANY

世界的な成功を狙い結成されたBAD COMPANYの、ひとつの到達点だと言っていい名作中の名作である。
1979年に発表された本作は、英国出身の音を極限まで洗練させた、極上のサウンドとアレンジ、メロディを備えた圧倒的な完成度を誇る作品となっている。
ハードロックの枠にとどまらず、広くシーンにアピールする類の音であり、その親しみやすさは群を抜いている。
ポール・ロジャースの神の声をはじめ、各メンバー、それぞれが極上の仕事で貢献している点も、特筆ものである。
大推薦盤。

「ROUGH DIAMONDS」/BAD COMPANY

1982年発表作。
80年代に入り、BAD COMPANYが提示したのは、より深みを増したブルージーな、そしてアダルトな世界観。
とにもかくにも、渋い。
華やかな音に溢れた80年代を逆行するかのような方向性であるが、それで存在感を発揮できるのがBAD COMPANYなのだろう。
鉄壁のバンドアンサンブル、ポール・ロジャースの圧倒的なボーカルで、実力でねじ伏せてしまう力技が眩しい。

「FAME AND FORTUNE」/BAD COMPANY

前作「ROUGH DIAMOND」発表後に活動休止していたBAD COMPANYが、ミック・ラルフス、サイモン・カークに加え、テッド・ニュージェントとの活動でも知られるブライアン・ハウをボーカルに迎え制作された1986年発表作。
FOREIGNERとの仕事でも有名なキース・オルセンがプロデューサーを務め、そのFOREIGNERのミック・ジョーンズがエグゼクティブプロデューサーに名を連ねていることが、本作の音楽性を表している。
AOR、メロディアスハードロックと形容されるのが相応しいであろうスタイルのロックであり、作曲面でも中心的な役割を果たしたブライアン・ハウの仕事が素晴らしい。
見事な歌声で披露される楽曲は、どれも完成度が高く、新たなBAD COMPANYの姿を呈支持した作品としては、十分すぎるほどのインパクトである。

「DANGEROUS AGE」/BAD COMPANY

1988年発表作。
前作「FAME AND FORTUNE」で披露された洗練されたスタイリッシュなハードロック路線を本作も踏襲している。
そして、楽曲の完成度がグッと上がっている。
見事である。
ブライアン・ハウはこの音楽性に求められる歌声で、しっかりとパフォーマンスを聴かせている。
バンド陣の演奏の高さもさすが。
堅実でありながら、しっかりと大衆にもアピールする見事な一枚だ。

「HOLY WATER」/BAD COMPANY

1990年発表作。
ブライアン・ハウ加入後、洗練されたハードロックを生み出し続けたBAD COMPANYが辿り着いた、ひとつの到達点と言っても良いような出来のアルバムである。
バランスの良いサウンドに、メリハリのついた完成度の高いメロディとアレンジ。
バンドの演奏も、ブライアンのボーカルもレベルが高く、聴き手に与える安心感は高い。
実力派のベテランの底力は、しっかりと健在であることを、世に知らしめている。
見事である

「HERE COMES TROUBLE」/BAD COMPANY

1992年発表作。
前作「HOLY WATER」が大成功をおさめ、その自信が揺ぎ無いしスタイルの確立をさらに推し進めたことがうかがい知れる、見事な出来のアルバムである。
磨きのかかった完成度の高いメロディとアレンジを、絶対的な実力と実績をもつバンドが演奏するわけだから、悪い内容になるはずがなく、実際にブライアン・ハウ加入後のメロディアスハードロックがブラッシュアップされた素晴らしき内容である。
各楽曲はどこを切ってもシングルカットできそうであり、これは本当に凄いことである。

「COMPANY OF STRANGERS」/BAD COMPANY

ブライアン・ハウが脱退し、新たにロバート・ハートが加入し制作された1995年発表作。
このロバート・ハウという人、歌いまわしも声質もポール・ロジャースを彷彿とさせるスタイルである。
この個性を生かして、ということなのだろうか。
本作はブルースの影響が色濃い、どちらかというと泥臭い雰囲気が漂う、作風である。
各楽曲はBAD COMPANYらしく、ポップに纏められており、聴きやすさはしっかりと確保されている点は嬉しいし、完成度はさすがはBAD COMPANY、である。

「PLEASE」/PET SHOP BOYS

ニール・テナントとクリス・ロウによるシンセポップ・デュオ、PET SHOP BOYSの1985年発表作。
80年代らしい、シンセサイザーを中心に電子音で組み立てられたポップスである。
このデュオの特徴は華やかな印象とともに、メロディおよびサウンドに湿り気を持たせており、独特の哀愁を醸し出している点である。
これが癖になる。
そして、時代を超えても色褪せない魅力を放っている。

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