キネカ大森コミュのがんばれ!キネカ　名画座登場＆『キャタピラー』

こんちは。毎度、コミュを私物化?して失礼をば。
さて、来月からキネカ2が2本立ての名画座としてリニューアルするとのこと。
知らない方がおられるといけないので、管理人さんに成り変って(誰も頼んでないって?)告知させていただきます。

http://www.ttcg.jp/cineka_omori/topics/detail/2072

スタンプ・カードも新しく復活するそうですし、固定客をつかんで客足が伸びるといいですね。
個人的には、早稲田松竹のような個性的なラインナップの名画座になってくれると嬉しいです。

さて、地味ながら9月からロングラン中の『キャタピラー』を観ました。
キネカ1での上映、10数人の観客。(観たのは3日の1000円の日でした。)

けして後味のいい作品ではないので、あえてお薦めはしません。
でも、世の中の空気が、「国益」の名のもとに「強い国家」を求める風潮になびかないとも限らない、そんなことを思わせる中で、見ておいて良い映画だとは思います。

ベルリンで主演女優賞を獲った寺島しのぶの存在感はさすがです。その表情、同じ人とは思えないような変化を見せる、起伏の激しさ。静的なドラマの中に、のたうつ感情の劇を見事に成立させていると思いました。

反戦映画として観ることができるのは勿論、夫婦って何だろうとか、また介護の問題とか、いろいろな観方ができる作品だと思います。

http://www.wakamatsukoji.org/