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ゼロからはじめる マネー講座コミュの【人的資本:1】「身体が資本」という考え

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◇[投資について考える]シリーズ:人的資本(1)

   「身体が資本」という考え


あなたは、
「身体が資本」と考えたことありますか?


以前、インカムゲインの話をしましたが、多くの場合、
それを「労働力」から得て、生計を立てています。

言い換えれば、
「労働力を資本として企業に貸し出し、利子または配当を得ている」
 のと同様…とも考えられます。

これを経済学の分野では「人的資本」と呼ぶそうです。



例えば、年間400万円を得ているサラリーマンの
「人的資本」はどれくらいの資産に相当するのでしょうか?


利子所得だと仮定して源泉分離課税20%で換算し、
銀行の長期金利(10年もので0.1%)だと考えた場合、
400万円÷0.8=500万円÷0.001=50億円(!)

今なら50億円の定期預金に匹敵しますね。うわ〜。

国債の利回り(変動10年もので0.39%)で考えても、
500万円÷0.0039=12.8億円ですよ!


「世界一高い給与水準を誇る日本において、
 最大の投資手段は“自分への投資”であり、
 わずかな可処分所得を何に投資するか悩むくらいなら、
 自分のスキルを高める方が数段効果的だ」(by 橘玲。多少要約あり)
 という説には、かなり(相当な)説得力があると思います。


***


くえすちょ〜ん♪

◇質問

それじゃ「国への投資」って、
大した利回りが期待できない国債とか公債とかよりも、
「○○○○○○」する方がずっといいよね〜。

○○○○○○は何だかわかります?
(字数は合ってなくても構いません)

(自分で考えて、よかったらコメントで返してくださいね〜)


***


「比較優位」という言葉をご存知ですか?
(ぼくも聞きかじりの受け売りなんですが…)

例えば、ぼくが自分で1時間働いて、
タイピングで700円、プランニング(企画書作成)で2,100円稼げるとします。
これを4時間づつやり、1日8時間働くとすると、
700円×4+2,100円×4=11,200円、1日で稼げます。

では、タイピングのバイトくんを時給700円で4時間雇って、
自分はプランニングに専念した場合はどうでしょう?
これなら2,100円×8=16,800円、1日で稼げます。
(タイピングで稼いだ分はバイト君に全額渡すとして)

企画書作成はタイピングよりも稼げる仕事ですから、比較優位にあると言えます。
生産性を高めようとするなら、比較劣位にある仕事を他者に振ればいいわけです。
しかも自分だけでなく、バイトくんの雇用も生み出すわけですから、
両者潤いますよね。

こうして近代社会の分業化は進展し、
労働力の自由な流通が多くの人に利益をもたらす…
というわけです。


***


で、難しい仕事になればなるほど、
(できる人が少ないので)稀少度が上がり、
需要と供給の関係で労働価値も上がり、収入が増えることになります。

ということは、主婦の家事労働や育児の効果…というのも、
稼ぎ手であるダンナさんの仕事の労働価値を高める(生産性を上げる)
ことに他ならず、大半の人にとって最大の資産である、
「人的資本」の価値を間接的に高めることになるわけです。

さらには経済的な舵取り(たいていは面倒で煩雑)を取り仕切り、
家計を効率化し、投資まで操ることができれば、
ダンナさんの人的資本をどれだけ大きくできるか知れません。

経済的には、ダンナ(稼ぎ手)がオフェンスで、
奥さんがディフェンスと、ハッキリ役割分担するわけです。

いわゆる「内助の功」ですが、その“功”がいかほどのものかは、
案外、真剣に考えてないんじゃないでしょうか?
ダンナさんはもちろん、奥さん自身も。

奥さんがファイナンシャル・リテラシー
(またはファイナンシャル・インテリジェンス)を身につけることは、
自己投資として相当な威力を発揮すると思います。

まずは、「奥さん自身が資産である」と自覚しましょう。



 ただし、それに気を取られ過ぎて、
「家族の時間」をどんどん犠牲にすると、
 家庭の不和や崩壊に結びつくこともあるので、
 あくまで「幸せのかたち」を見失わないよう、
 常に配慮することをお忘れなく。
(特に男性は見失いがちなので要注意。これも自戒かな…)

仕事は生産性…「少ない時間で多くを稼ぐ」のが吉。
家庭は満足度…「貴重な時間を多く贅沢に使う」のが吉。

お金と同じですね。
普段は1円単位まで節約するけど、
(家族の満足に)必要なものには出費を惜しまない。

時間という資源は、お金以上に重要な(たぶん一番重要な)財産なので、
そこを普段から考えておくと良いかと思います。


***


さて、スキルアップの手段ですが、
それは人それぞれ千差万別、何でもあり得るでしょう。
一応、一般的なものを挙げると、以下のようなものでしょうか。

1)教育を受ける。(大学、専門教育、留学など)
2)資格を取る。
3)若いうちに何かの世界に飛び込んで、特殊技能を叩き上げる。
4)独立(起業)する。(自分の能力を信じられる場合)


1〜2は誰もが普通に実行する手ですよね。
これに異を唱える気はありませんが、効率(費用対効果)については
ある程度、熟慮(常識を疑い、アップデートすること)を要すると思います。
特に比較優位の点で。
市場にとっての稀少価値がないとムダになりかねないので。

3〜4は大きなリスクを取る必要があるので、あえておススメはしませんが、
成功した場合のリターンは大きいと思います。(理由はまた別の講釈で)



では、今日はこの辺で。

コメント(3)

>ちゃかぽこさん

おはようございます!
今日は人的資本のお話ですね。よろしくお願いします!

>400万円÷0.8=500万円÷0.001=50億円(!)

50億円!?すごい!
サラリーマンの資本的な価値って
ものすごいものがあるんですね。

>「世界一高い給与水準を誇る日本において、

日本が世界で一番なんですか、意外です。
私、アメリカが一番給与水準が高いのかと思ってました。
外資系の会社って、やたらと高給取りなイメージがあったので…。
アメリカって色々な人種もいることだし、
給与の上下幅が大きいのかもしれないですね。

>最大の投資手段は“自分への投資”であり、
>わずかな可処分所得を何に投資するか悩むくらいなら、
>自分のスキルを高める方が数段効果的だ」(by 橘玲。多少要約あり)

確かにそうですよね…。
勉強したり経験を積むことで、自分自身の価値を高める方が、
投資効果を考えると効果的ですよね。
私みたいな主婦にはイタイ言葉です。
「同年代のキャリアウーマンは、(結婚でリタイアせずに)
バリバリ稼いで経験もアップさせてるのに…」
と思っちゃうんですよね〜。

***

くえすちょ〜ん♪

>それじゃ「国への投資」って、
>大した利回りが期待できない国債とか公債とかよりも、
>「○○○○○○」する方がずっといいよね〜。
>○○○○○○は何だかわかります?

おお。今日の問題は変わった切り口ですね。
うーん。
国債が、国に対してお金を貸して利子を貰うという
投資ですよね。
その他の投資というと…
今までの話から考えると、「国そのものの価値を高める」
ために、何らかの行動をすること?
となると…
(1)景気を良くする
(2)GDPをあげる
ということでしょうか。でも個人がどうこうできる話じゃないですよね…。
優秀な人を選挙で選んで、国会に送り込むことでしょうか?

このくらいしか思い浮かびません…。


>「比較優位」という言葉をご存知ですか?

なるほど。
私もできるなら、比較優位の仕事ができるように
自分を鍛えていきたいです…。
(今、安くて面倒な仕事を請け負ってしまって、反省しているところです)

>稼ぎ手であるダンナさんの仕事の労働価値を高める(生産性を上げる)
>ことに他ならず、大半の人にとって最大の資産である、
>「人的資本」の価値を間接的に高めることになるわけです。

いいですね。
「主婦って、生産性ないなぁ〜」
と思ってたんですけど、ダンナの労働価値を間接的に高めているなら
「役にたってる!」
と思えますね。


>まずは、「奥さん自身が資産である」と自覚しましょう。

いやぁ、正直なところ、経済的に依存している自分のことを
「お荷物」とは思っていても、「資産である」なんて
思ったことはありませんでした。

>時間という資源は、お金以上に重要な(たぶん一番重要な)財産なので、
>そこを普段から考えておくと良いかと思います。

そうですね。私、昨年は資格の勉強に夢中になるあまり、
娘とあまり遊んであげてなくて
反省しています。
結婚すると、いくら時間があっても足りなくなりますね。


>これに異を唱える気はありませんが、効率(費用対効果)については
>ある程度、熟慮(常識を疑い、アップデートすること)を要すると思います。
>特に比較優位の点で。

確かにそうなんですよね。
資格って、サイトには「これさえ取れば、即就職」みたいに
都合よく書いてますけど、市場価値はほとんどない、というような
ものってけっこう多いですよね。
本当に価値のある資格は、何年も勉強しないととれなかったりするし…。
一番は、仕事をしながら学ぶ、ということなんでしょうけどね。
日々悩みはつきません。

今日もありがとうございました!
>管理人さん


>50億円!?すごい!

例によって、金利が安すぎるってのもあるんですが…。(苦笑)
まぁ、こう比べたら「銀行に預けるな!」って意見もうなづけますよね。


>日本が世界で一番なんですか、意外です。

とりあえず橘玲さんの言う事は信じてかかることにしてますので、
正確かどうかは調べてません。(結構アバウトなんです…(^^;)

それでも、給与水準が高く、貧富の差が比較的小さいので、
大きく外れてはいないと思います。
でも、貧困率は高いらしいんだよなぁ。

たまたま見つけた資料→http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4650.html


>「同年代のキャリアウーマンは、(結婚でリタイアせずに)
>バリバリ稼いで経験もアップさせてるのに…」

経済的に自立する…ってのも楽じゃないですけどね。
その分、ダンナさんに頑張ってもらうためにサービスする…ってのも
そう悪くないんじゃないかなぁ。オールドスタイルではあるけれど。


>くえすちょ〜ん♪


>(1)景気を良くする
>(2)GDPをあげる

おおっ!なかなか気宇壮大ですね。
ぼくはもうちょっと卑近な事を考えてたんですが。(笑)


人的資本の話の脈絡から考えると、
「人的資本を国に貸して、配当を貰う」ということですので、
ぼくの答えは「公務員に就職」する…ですね。

身分が保障されてて、基本的にはリストラもないので、
定期預金バリに安全な長期投資ですから。


>私もできるなら、比較優位の仕事ができるように
>自分を鍛えていきたいです…。

レアリティ(稀少度)まで考えて仕事を選んでる人って、
案外少ないんじゃないかと。
それだけにこれを計算に入れてたら、
就職活動でも他者を出し抜く可能性があると思うんです。
(そうすればレアリティが上がる)


>「主婦って、生産性ないなぁ〜」
>と思ってたんですけど、ダンナの労働価値を間接的に高めているなら
>「役にたってる!」と思えますね。

ダンナさんの人的資本を50億から上げるも下げるも、
案外、奥さんの腕次第なのかもしれませんよ。
重要な仕事だと思ってやると張り合いも違うし。


>結婚すると、いくら時間があっても足りなくなりますね。

時間って若いうちは無駄遣いしまくるもんですが、
年食ってくると貴重さが身にしみて来ます。
だから早く気づくほど有利ですよね。


>一番は、仕事をしながら学ぶ、ということなんでしょうけどね。

能力をつけるには、やはりOJT(※)が最高でしょうね。
実戦で身につけたものは、まず企業内での実績になりますから。
学校に行くより、就職してしまうという選択も今の時代、有効なのかも。
(もし、就職が可能なら…ですが)

※On-the-Job Training:具体的な仕事を通じて企業内教育・訓練を行う手法。
>ちゃかぽこさん

>ぼくの答えは「公務員に就職」する…ですね。

>身分が保障されてて、基本的にはリストラもないので、
>定期預金バリに安全な長期投資ですから。

あら!
そんな考え方が…!!!
たしかに国債買うよりも安全、確実ですよね〜。
それこそ国会が解体でもされない限り
安心して働けるイメージがあります。

>それだけにこれを計算に入れてたら、
>就職活動でも他者を出し抜く可能性があると思うんです。

そうですよね。レアで実用的な資格だったら
一生懸命習得するべきですね。
今の時代、みんなと同じではいけませんものね。

>学校に行くより、就職してしまうという選択も今の時代、有効なのかも。
(もし、就職が可能なら…ですが)

知識より経験、ですものね。
広告業界しか体験してないけど、
子育てがひと段落したら、どこか未経験業種に
飛びこむつもりです。
(広告業界は、大抵家庭をもつ女性が長く続けられないので)


ではでは!

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