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EXORCIST(エクソシスト)コミュの第7夜 任務開始1

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大元帥から新元帥の任命から一夜が明けた教団では、ある話で持ち切りだった。
クロス・マリアンの子供が現れ、新人でありながら元帥の資格を持つ男性の事で…
スペースの広い部屋で濃い赤紫色の赤毛の青年、安藤紀里ことカイル・マリアンは目を覚ました。

「う〜ん…よく寝た」

と呟き、部屋の辺りを見渡した。

「おはようございます。カイルさま」

「蜜虫か…」

「……(あぁ、ここは教団か)」

紀里は部屋に備え付けのシャワーを浴びる為に浴室へ行った。
夜着を脱いだ紀里はシャワーを浴びだした。紀里は昨夜の事を思い出していた。

ヘブラスカからシンクロ率を計測後、室長のコムイに正体を見破られ本当のことを尋ねられた。
紀里事アルトは自分の過去の事をコムイ兄妹とアレンに話した。勿論、室長室で。

自分はクロス・マリアンの娘でアルト・マリアンと名乗り、父クロスの術とイノセンスの導きで未来の21世紀に飛ばされて、十数年後にこの世界に戻ってきた来た陰陽師である事と、不老不死の事と4歳からの記憶が抜けている事を全て残さずに過去を話した。勿論、今までの偽名の事を話した。男装のことも

コムイは黙ってうつむき加減に聞き。そして、リナリーは泣いていた。
コムイはようやく重い口を開いた。

『紀里くん…いや、カイルくん、想像の付かない過去を背負ってきたんだね。僕達と家族にならないかい?』

『え!家族?』

『そう、家族だよ』

私はコムイの強い希望で家族の一員となった。

「コムイ…そんな事を言っていたな(クス)」

カイルはシャワーを浴び終えると身支度を調えて部屋に戻り、寛いでいたその時、タイミング良くノックの音が聞こえた。

「ハーイ!開いているよ」カイルが声を掛ける。

「カイルさま、私が出ますわ。タオルを腰に巻いたままリナリーさまにあったら」
密虫はカイルの代わりにドアを開けた。

「蜜虫さん、おはようございます。リナリーです。カイル元帥、起きていますか?」

リナリーが尋ねた。沢山の物を持ってきた。

「起きておりますよ。中へお入りになって」

「起きている。入って」

蜜虫はドアの所まで行き鍵を開けると、リナリーを招き入れた。
リナリーはカイルの事を兄の様に慕っている。

「カイル元帥、朝早く来てゴメンなさい」

「いいや、構わないよ。ところでリナリー、元帥と言うのは止してくれないか?」

カイルはさり気なく言った。

「でも、私より年上だし…」リナリーは口ごもって言った。

「リナリーさま、カイルさまの言うことを聞いて下さいませ」蜜虫もさり気なく言った。

「俺は、昨日入団したばかりの新人だ。年は関係ねぇ!だから、最初のように敬語は禁止だ」

「でも…」

「お仲間内での会話は敬語無しで。お兄様や幹部の方達の前では敬語を使われると言うのは、どうでしょうか?」

リナリーは蜜虫の意見を飲むことにした。

「コムイ兄さんとカイルから頼まれた物を届けに来たの。それと、上から元帥の証しと言って金のロザリオも持ってきたわ」

「ありがとう」

「あと、各支部長と元帥からプレゼントを持ってきたわ」

リナリーは笑いながら言うと、ある物を出してくれた。

それはカイルが頼んでいた物だった。右側の顔に浮き出る傷を隠す為に付ける片方の仮面に、胸に巻くサラシの変わりに付けるプロテクターに執行者ベラフを納めるホルスターと男性物の服を頼んでいた物と一緒に金のロザリオも。

「リナリー、科学班の皆に無理を言っちゃった見たいだな」

済まなそうに紀里は言った。

「気にしないで。紀里の為、皆、頑張ったよ(胸の事は黙っていよう)」

「じゃ、早速、仮面を付けて見るよ」

カイルは長い濃い赤髪の前髪を上げて、素顔を晒した。彼の顔は、誰でも振り向くような整った容貌。しかし、右側の顔には傷の様な痕が浮き上がる。彼女は2つのイノセンスの代償で不老不死の呪いを受けていた。
今のところは未成年だったので不老の呪いは封じられている。 その不老の呪いが解け始まって、傷の様な物が浮き上がっている顔を他人には見せる訳には行かない。

「カイル、勿体ないよ。綺麗な顔を仮面で隠すの…」

「私もそう思いますわ」

リナリーと蜜虫は残念そうに言っている。

「今の顔の俺を見て気味が悪いだろ!」

「そんな事は無いよ」

「私は気にしておりません。主は主です」

カイルはリナリーの目の前で顔に仮面を付けた。 長髪の濃い赤紫色に右のみの仮面に男性用の服を着用。そして、元帥の証しである金のロザリオを身に付けた。

表はローズクロス。 裏には、『Alto Marian』と掘られていた。

その姿は黒の教団を嫌うクロス・マリアン元帥と似ていた。

「クロス元帥からカイルに渡して欲しいと言われたわ。はい、これ」
リナリーは小さな箱を彼に渡した。

カイルはその箱の蓋を開けた。箱の中にはティムキャンピーに似た銀色のゴーレムが入っていた。そのゴーレムは勢いよく飛び出してくると、カイルの頭の上に乗っかってきた。

「スノウ…」

「えっ!」

「あぁ、こいつの名前だ。スノウに決めた」

「可愛い名前ね」

カイルは銀のゴーレムにスノウという名前を付けた。

「ティムキャンピーといい、こいつといい。何故が好かれて居るんだ」

カイルは自分の頭に乗っているゴーレムを引き剥がして言った。
椅子のところで放り投げられたが大人しくしていた。

「そう、そのゴーレム。クロス元帥の贈り物。カイルの元帥昇格のお祝いだっと言って、送ってきたのよ」

「クロス元帥から?」カイルは呟くように言うと、

「はい!これ読んで」

リナリーは言うと、手紙を紀里に渡した。

「カイル、元帥昇格おめでとう。これは俺からのプレゼントだ。会える機会を待っている。byクロス psスノウと密虫を一体化しろ。出なければお前の本当の力は出ない」
と、書いてあった。カイルは手紙を読み終えてた。

《親父…俺のゴーレムを保管してくれてたんだ》

銀のゴーレム改めスノウは嬉しそうに飛び回っている。カイルは手刀で呪文を唱えた。
東洋も西洋も分からない言葉で、スノウと密虫は一体化した。

「リナリー、おまちどう。食事に行こうか…。スノウ、行くぞ」

「分かりました。あるじ」

リナリーは驚いた。銀色のゴーレムから聞き慣れた声が…式の密虫とゴーレムのスノウは一心同体だと彼女に教えた。

リナリーの脳内に密虫の言葉が流れた。銀のゴーレムが私の本体であること、人の言葉を話したり理解できる事も話した。

「リナリー、頼みがあるんだ。スノウが人の言葉を喋れるのを黙って欲しいんだ。まぁ、その内ばれるかも知れないけどな」

「分かったわ、約束するわ。私のお願いを聞いて欲しいの?」

「良いけど…」

「私のもう一人の兄になって欲しいの?室長としての兄さんはいいけど、普段の兄さんはシスコンなの」

「分かったよ。君の兄さんになって上げるよ」と、カイルは言った。

カイルはスノウを連れてリナリーと共に自室を出ると、アレンのところに寄り、3人で食堂室へ。アレンはティムキャンピー似のゴーレムを見て驚いていたようだった。

食堂室では大勢の人がいた。カイル達が入っていくと、一瞬の間があった。
カイルはそんな事は構わなかった。

「Bセットおまちどーん。お次は何かしら?」

カイル達は窓口の方に行ってみた。

「アラん?新入りさん?んま―これはまた可愛い子達が入ったわね!。それに可愛い物を連れて〜揺れるハート

「どうも…初めましてアレンです」

「カイルですあせあせ(飛び散る汗)(何だこの人?)」

「アレン君にカイルちゃんね。何食べる?何でも作っちゃうわよアタシ!」

「何でも注文して良いのですね…それじゃ…グラタンとポテトとドライカレーと麻婆豆腐とビーフシチューとミートパイとカルパッチョ…(略)」

アレンは大量に注文して、最後に全部量多めでと付けたした。

「あんたそんなに食べんの?…カイルちゃんは?」

「私は和食セット2人前の大盛りで」

カイルとアレンは寄生タイプのイノセンス所有者で沢山の食事を食べなければ行けなかった。

「分かったわ。少し待ってて」

ホッとした調理長ジェリーは厨房に行った。

暫くしてジェリーが出て来ると、

「カイルちゃん、和食セット2人前の大盛りよ〜はーとそれと私からのお祝いよ」

と言って餡蜜を付けて紀里に渡した。

ジェリーはカイルが新しい元帥だと分かった。彼の身につけているゴールドクロスを見て元帥と確認した様だ。

「ありがとうございます」

彼はサッサと空いている席に座ると食べ始めた。

その時大きな罵声が…

「何だとコラァ!もういっぺん言ってみやがれ、怒りああ?!」

「止めろバズ!」

白と黒の服を着た男達が喧嘩をしていた。

「うるせぇな、メシ食ってる時に後ろでメソメソ死んだ奴等の追悼されちゃ味が不味くなるんだよむかっ(怒り)

「てめぇ…それが殉職した同志に言うセリフか!」

「俺達、探索部隊はお前らエクソシストの下で命懸けでサポートしてやってるのに…それを…それを…メシが不味くなるだと―!!」

バズが拳を振り降ろすが神田は最小の動きで避ける。

そしてグァ!っとバズの首を掴む。

「うぐっ」

「サポート[してやってる]だぁ?違げーだろ、サポートしか[できねぇ]んだろ。お前らはイノセンスに選ばれなかったハズレ者だ」

「げふっフラフラ」

バズと言われている人の顔色が悪くなってきた。

「死ぬのが嫌なら出てけよ。お前一人分の命くらい幾らでも代わりはいる」

その様子を見ていたアレンは神田を止めに入った。

「ストップ。関係無いとこ悪いですけど、そういう言い方はないと思います」

「……放せよモヤシむかっ(怒り)

「(モヤっ…?!)アレンですむかっ(怒り)

「一ヵ月で殉職らなかったら覚えてやるよ。ここじゃパタパタ死んでく奴が多いからな。こいつらみたいに」

アレンは神田の腕を掴む力を強める。

「だからそういう言い方はないでしょ」

「早死にするぜお前…嫌いなタイプだ」

「そりゃどうも」

2人の間に険悪の雰囲気が漂っていた。紀里は気配を消して近づくと、2人の頭をガシッと鷲掴みした。

「「いっ〜(痛い〜)ふらふら」」

2人は涙目になっていた。

「もう、2人共止めろ!。…アレンも!止めに行って喧嘩するな!」

「何をするんだ!男女むかっ(怒り)

神田がカイルに食って掛かる。

「ここは、公の場だ。喧嘩するなら外でやれ女男むかっ(怒り)

ドスの聞いた声で言うと、

「…すみませんあせあせ(飛び散る汗)

アレンの情けない声が…

紀里はアレンと神田の頭を放した。2人は解放されたがまだ頭が痛いらしく涙目のままであった。

神田はまだ紀里に文句を言いたかったが、相手は新人であっても元帥。神田は観念した様に「悪かった」と謝った。

周りの方へ見渡して騒ぎを起こした連中に言った。

「仲間を喪って悲しいのは分かるが、ここは、各団員の憩いの場だ!これから任務に行く人もいるのに士気を妨げるのはよくない」

新人に説教を言われた捜索隊は面白くない

捜索隊の1人が紀里に飛び掛かっていた。が、カイルは相手の攻撃をすんなり交わし背後から羽交い締めするように押さえつけた。

「仲間の追悼をするなとは言わん。場所を変えてやれと言ってるんだ!!」

そう言って、拘束していたファインダーを解放した。

食堂室に居た全員はカイルを敵に回すのは危険だと心に誓ったらしい。中にはクロス・マリアンの再来だと思っている考えているものも出て来た。
その時、救世主が現れた。

「あっいたいた!カイル元帥!神田!アレン!10分でメシ食って司令室に来てくれ。任務だ」

リーバーのカイルに向かって『カイル元帥』の言葉で、どよめきが起きた。彼が新人で元帥になった少年だという事が分かってしまった。中にはカイルを女性だと思った者もいた。

「リーバーさん、我々に任務か?」

カイルは公の場で元帥と言われたのを根に持ち低い声で尋ねた。

「(ヒィ〜恐い)そうだ…コムイ室長に呼ばれている」

「分かった…」

《この世界に身を置くと決めた。少しでも皆の役に立ちたいと決めた》

リーバーはそれだけを言うと司令室へ戻っていた。

そしてカイル達は、急いでご飯を食べて司令室に向かった。

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